Safetyと統合している場合の有害事象データの収集について
データ収集タスクを実施しながら有害事象データを収集し、安全性症例を追跡して、Safetyに確実に送信します。
試験デザインに応じて、症例の有害事象データがSafetyと統合され、重篤な有害事象のデータ収集が効率化されます。
権限
安全性症例に追加のアクションを実行するには、安全性症例の取消権限および安全性症例の変更権限を含む試験ロールが割り当てられている必要があります。
通知
前提条件
- スポンサ・ユーザーにより、Oracle Clinical One PlatformからSafetyへの有害事象データの送信が有効になっています。
- 試験デザイナにより、試験の特定のフォームを有害事象データと一緒にSafetyに送信するように構成されています。
ワークフロー
- Oracle Clinical One Platformで収集された有害事象データをSafetyに送信するには、安全性症例の作成をトリガーするフォームを試験のデザインに含める必要があります。また、データが記載されたフォームも安全性症例に含める必要があり、その一部は必須である可能性があります。
- トリガー質問に対し、トリガー回答および必要なその他の情報を入力すると、有害事象データおよび試験デザイナが含めるようにマークしたその他の症例データが、Oracle Clinical One PlatformからSafetyに自動的に送信されます。
- 施設ユーザーが有害事象データの収集を終了すると、必要な質問にすべて回答している場合は、Oracle Clinical One PlatformからOracle Clinical One Digital Gatewayに安全性症例が自動的に送信されます。
- Oracle Clinical One Digital Gatewayにより、症例がSafetyに統合されます。
症例の進捗をモニターするには、「症例履歴」パネルでステータスを確認できます。これにより、症例がSafetyに確実に正しく送信されるように、さらなるアクションが必要かどうかがわかります。
ノート:
必須の質問に対して自動クエリーが作成された場合は、これらのクエリーが解決されるまで症例はSafetyに統合されません。ノート:
トリガー質問や必須の質問の選択は解除できません。試験に必要な場合は、安全性症例の送信を取り消すこともできます。たとえば、施設ユーザーが誤って入力した安全性症例を取消しできます。
ノート:
フォロー・アップ症例は、Oracle Clinical One Digital Gatewayインテグレーションのスケジュールに応じてSafetyと統合されます。特定の症例については、インテグレーションの実施前に実行されたすべての更新が単一のフォロー・アップ症例に収集され、Safetyに統合されます。データ収集の詳細
- 安全性症例の作成をトリガーした質問が含まれているフォームを削除するには、対応する安全性症例を最初に取り消さないと削除できません。
- トリガー質問に安全性症例が関連付けられている場合、そのトリガー質問のデータはクリアまたは変更できません。最初に、関連する安全性症例を取り消す必要があります。トリガー・アイテムが2セクション・フォームの一部になっている場合は、アイテムのデータをクリアまたは変更する前に、最初にそのフォームに関連付けられているすべての症例を取り消す必要があります。
症例のステータス
試験の症例に関連付けられている安全性症例を効果的にモニターするには、安全性症例ステータスに基づいて症例のリストをフィルタすることで開始できます。
ステータス | 説明 |
---|---|
未提出 | 作成され、まだOracle Clinical One Digital Gatewayに提出されていない症例。このステータスの症例には、完了していない必須の質問がある可能性があります。フォロー・アップをトリガーした質問に関連するデータが変更された場合にも、フォロー・アップ症例がこのステータスを受け取ることがあります。 |
提出済 |
Oracle Clinical One Digital Gatewayに提出された症例。 提出プロセス中にエラーが発生した場合は常に、エラーの原因に対処して症例を再提出できます。 |
許可済 | Safetyによって許可された症例。 |
却下済 | Safetyによって却下された症例。このステータスの症例には、却下の理由を説明するコメントが付いている場合があります。 |
移管失敗 | データはOracle Clinical One Digital GatewayにもSafetyにも届いていません。 |
取消済 | 施設ユーザーによって手動で取り消された症例。必要に応じて、このステータスの症例は再オープンでき、初期の症例に対して適用されたフォームの選択は保持されます。 |
消去済 | Safetyと統合される前に、施設ユーザーが「未提出」のステータスの症例を却下すると、症例はこのステータスを受け取ります。このステータスの症例は、施設ユーザーによって再オープンされないかぎり、Safetyに送信されません。 |
安全性症例のステータスに応じた操作の詳細は、安全性症例の管理を参照してください。
クエリー
ノート:
必須の質問は任意のビジットに含めることができます。これは、どのビジットでもクエリーをオープンできることを意味します。既存の安全性症例の変更
安全性症例の変更権限が割り当てられている場合は、安全性症例の初期の提出後に安全性症例を変更できます。このタスクを実行する方法の詳細は、安全性症例の編集を参照してください。
親トピック: データの入力とキットの交付