10JD Edwards EnterpriseOne調達管理のプロジェクト・マニュファクチャリング用操作
JD Edwards EnterpriseOne調達管理のプロジェクト・マニュファクチャリングについて
調達とは、製品やサービスを仕入先から受け取るプロセスを指します。これには商品およびサービスに関する購買量やタイミングの決定、実際の購買や受領などの業務が伴います。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「調達管理について」を参照してください。
JD Edwards EnterpriseOne調達管理システムでは、JD Edwards EnterpriseOneプロジェクト・マニュファクチャリングと統合して、製造制御品目をサポートします。
オーダーは購入する品目および仕入先に基づいて自動処理されます。仕入先から購入する品目を指定して、仕入先と品目の相互関係を作成できます。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「仕入先情報の設定」を参照してください。
プロジェクト・マニュファクチャリング用調達管理のプロセス・フローは、JD Edwards EnterpriseOne調達管理と同じプログラムを数多く使用します。このプロセス・フローは、次のステップで構成されます。
購買オーダーの入力(P4310およびP43101)。
購買オーダーの印刷(R43500)。
入荷確認書の印刷(R43510)。
入荷確認の実行(P4312)。
伝票照合の実行(P4314)。
次のようにすることで、製造番号を購買オーダーの製造制御品目に関連付けられます。
資材所要量計画(MRP)を使用して、購買オーダーを製造番号に自動的にペギング。
一括オーダーまたは購買オーダーを手作業で入力。
製造番号の再割当プログラム(P34404)を使用して、購買オーダーを手作業でペギング。
また、製造番号の再割当プログラムを使用して、新しい製造番号を割り当て、購買オーダーの汎用製造番号を置き換えられます。
購買オーダー、入荷確認および品目元帳レコードを入力すると、製造番号が適切なシステム・テーブルに保管されます。
製造制御品目の購買オーダーの印刷
オーダーを入力した後で印刷して、内容を検討してから適切な仕入先に送ることができます。購買オーダーを印刷するには、購買オーダーの印刷プログラム(R43500)を使用します。
購買オーダーの印刷プログラムには、製造制御品目用の機能は含まれていません。そのため、製造番号は購買オーダーには印刷されません。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「バッチによるオーダーの印刷」を参照してください。
製造制御品目の入荷確認書の印刷
入荷確認書は、納品時に商品の入荷を手作業で記録する際に使用する伝票です。入荷確認書を印刷するには、入荷確認書の印刷プログラム(R43510)を使用します。
入荷確認書の印刷プログラムには、製造制御品目用の機能は含まれていません。そのため、製造番号は入荷確認書には印刷されません。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「入荷確認書の印刷」を参照してください。
製造制御品目の伝票照合
仕入先に支払を行う前に支払伝票を作成する必要があります。伝票を照合するには、伝票照合プログラム(P4314)を使用します。
伝票照合プログラムには、製造制御品目用の機能は含まれていません。そのため、製造番号は伝票には含まれません。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「伝票の作成」を参照してください。
前提条件
JD Edwards EnterpriseOne調達管理で製造制御品目を処理するには、次のことを行う必要があります。
JD Edwards EnterpriseOne住所録システムに仕入先の住所情報が設定されていることを確認します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications住所録製品ガイド』の「住所録レコードの入力」を参照してください。
製造制御品目をサポートするために、JD Edwards EnterpriseOne調達管理システムが適切に設定されていることを確認してください。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「JD Edwards EnterpriseOne調達管理の概要」を参照してください。
仕入先と品目情報を含む仕入先情報、および仕入先購買指示を定義します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「仕入先情報の設定」を参照してください。
購買オーダーの印刷プログラム(R43500)の使用しているバージョン用に処理オプションを設定します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「購買オーダー印刷(R43500)の処理オプションの設定」を参照してください。
入荷確認書の印刷プログラム(R43510)の使用しているバージョン用に処理オプションを設定します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「入荷確認書印刷(R43510)の処理オプションの設定」を参照してください。
伝票照合プログラム(P4314)の使用しているバージョン用に処理オプションを設定します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「伝票照合(P4314)の処理オプションの設定」を参照してください。
製造制御品目の一括オーダーの入力およびリリース
この項では、製造制御品目の一括オーダーの概要、事前設定、および次の方法について説明します。
製造制御品目の一括オーダーを入力します。
製造制御品目の一括オーダーをリリースします。
製造制御品目の一括オーダーについて
仕入先から一定期間にわたって一定の数量または金額の商品を購入する契約がある場合、一括オーダーを入力できます。一括オーダーを入力する際には、発注する品目やサービスの全体の数量または金額を指定する必要があります。
一括オーダーは購買オーダーと同じ方法で入力および印刷します。一括オーダー全体の数量または金額に対して、入力する明細行は必ず1つです。
JD Edwards EnterpriseOne調達管理システムでは、製造制御品目の一括オーダーの作成がサポートされています。製造制御品目の一括オーダー入力には、購買オーダー・プログラム(P4310)のZJDE0006(オーダー入力 - 一括)バージョン、および伝票タイプOBを使用します。
一括オーダーから商品やサービスの一部を入荷する用意が整ったら、その都度購買オーダーを作成する数量や金額をリリースする必要があります。一括オーダーが購買オーダー・プログラムを使用して製造制御品目に対して作成されている場合は、一括オーダーから購買オーダーを生成できます。
一括オーダーのすべてまたは一部をリリースするには、購買要求からの購買オーダー生成/一括オーダー・リリース・プログラム(P43060)を使用します。「オーダー・リリースの処理」フォームの詳細グリッドに、「製造番号」フィールドと「例示照会プログラム」(QBE)行が表示されます。製造番号はオーダー・リリースの基準で、特定の製造番号の一括オーダーが必要です。一括オーダー・リリースにより、製造制御品目の購買オーダーが生成されます。
購買オーダー・プログラムを使用して、一括オーダーから購買オーダーにアクセスしてリリースすることも可能です。「オーダー明細」フォームから、明細行を選択し、「ロー」メニューの「一括オーダー・リリース」オプションを選択します。「一括オーダー・リリース」フォームの見出しにある「製造番号」フィールドは編集できません。「製造番号」フィールドも、QBE行のある詳細グリッドにあります。
「一括オーダー・リリース」フォームで数量を選択した後、「オーダー明細」フォームに戻ると、「製造番号」フィールドが無効化されます。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「一括オーダーの処理」を参照してください。
前提条件
製造制御品目の一括オーダーを入力する前に、次のことを行う必要があります。
購買オーダー・プログラムのZJDE0006(オーダー入力 - 一括)バージョンの処理オプションを設定します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「購買オーダー(P4310)の処理オプションの設定」を参照してください。
購買要求からの購買オーダー生成/一括オーダー・リリース・プログラムの処理オプションを設定します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「購買要求の処理」を参照してください。
製造制御品目の一括オーダーの入力およびリリースに使用するフォーム
フォーム名 |
フォームID |
ナビゲーション |
用途 |
---|---|---|---|
オーダー見出しの処理 |
W4310I |
「購買オーダー処理」(G43A11)、「一括オーダー」 |
製造制御品目の一括オーダーを処理します。 |
オーダー明細 |
W4310A |
「オーダー見出しの処理」フォームで「追加」をクリックします。 |
製造制御品目の一括オーダーを入力します。 |
オーダー・リリースの処理 |
W43060B |
|
製造制御品目の一括オーダー・リリースを処理します。 |
オーダーのリリース |
W43060A |
「オーダー・リリースの処理」フォームで、明細行を選択して、「選択」をクリックします。 |
製造制御品目の一括オーダーをリリースします。 |
一括オーダー・リリース |
W43216A |
「オーダー明細」フォームで明細行を選択し、「ロー」メニューから「一括オーダー・リリース」オプションを選択します。 |
製造制御品目の一括オーダーをリリースします。 |
製造制御品目の一括オーダーのリリース
「オーダーのリリース」フォームにアクセスします。
製造制御品目の一括オーダーをリリースするには、次の手順に従います。
「リリース情報」タブの「リリース数量」フィールドに、購買オーダーにリリースする数量を一括オーダーから指定します。
「日付」タブの「要求日付」フィールドに要求納入日付を入力します。
「オーダー・リリースの処理」フォームで、一括オーダー内で購買用に残っている一括オーダー数量を確認します。
「閉じる」をクリックします。
「オーダー生成確認の取消し」メッセージで「OK」をクリックし、購買オーダーを生成します。
「取消」をクリックすると、購買オーダーは生成されません。
「生成済み購買オーダー」フォームで生成された購買オーダーのリストを確認します。
「閉じる」をクリックします。
製造制御品目の購買オーダーの入力
この項では、製造制御品目の購買オーダーの概要、事前設定、および製造番号マスターを使用した製造制御品目の購買オーダーの入力方法について説明します。
製造制御品目の購買オーダーについて
商品またはサービスを購入するたびに、購買オーダーを入力する必要があります。オーダーを入力して、発注する商品またはサービスを詳細に指定したり、発注する仕入先を指定したり、その他関連情報を指定します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「購買オーダーの入力」を参照してください。
製造番号は、購買オーダーの製造制御品目の供給をトラッキングします。製造制御品目の購買オーダーは、購買オーダー(P4310)および購買オーダー・ワークベンチ(P43101)プログラムを使用して入力します。
JD Edwards EnterpriseOne調達管理システムでは、製造制御品目の次の購買オーダー・タイプがサポートされています。
OP(購買オーダー)
OT(転送オーダー)
OK(会社間購買オーダー)
OQ(購買見積)
「オーダー見出しの処理」フォームには、「製造番号」フィールドは表示されません。「製造番号」フィールドは、製造番号入力用の「オーダー明細」フォームの詳細グリッドに表示されます。
購買オーダー・ワークベンチ・プログラムの場合、「製造番号」フィールドは、「購買オーダー・ワークベンチ」フォーム(W43101B)の詳細グリッドに表示されます。
製造制御品目の既存の購買オーダーを更新またはコピーすることはできません。作成できるのは、製造番号付きの新しい購買オーダーのみです。購買オーダーを追加する際には、製造番号や仕入先が異なる、複数の購買オーダー明細行を含めることができます。
製造番号を購買オーダー明細行の製造制御品目に関連付けるには、「製造番号」フィールドの「ビジュアル・アシスト」ボタンを使用して、製造番号マスター・ファイル・テーブル(F34401)から既存の製造番号を選択して、「製造番号の検索」フォーム(W34401C)にアクセスします。
また、購買オーダー明細行に、手作業で製造番号を入力することもできます。ただし、購買オーダー明細行に、自動的に製造番号を生成することはできません。
製造番号に基づく購買オーダーの集約は行われません。
オーダーを取り消すには、フォームから取り消す必要がありますが、個々のオーダー行を取り消す必要はありません。
製造番号は、次のテーブルに格納されます。
購買明細(F4311)
入荷確認(F43121)
品目保管場所タグ・ファイル(F41021T)
受取通知(受信)照会プログラム(P47070)を使用して、電子データ交換(EDI)により、購買オーダーを作成および受取りできます。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「特殊オーダー入力機能の処理」を参照してください。
前提条件
製造制御品目の購買オーダーを入力する前に、購買オーダー・プログラム(P4310)の使用しているバージョン用に処理オプションを設定し、OP、OT、OKおよびOQオーダー・タイプを使用できるようにする必要があります。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「購買オーダー(P4310)の処理オプションの設定」を参照してください。
製造制御品目の購買オーダーの入力に使用するフォーム
フォーム名 |
フォームID |
ナビゲーション |
用途 |
---|---|---|---|
オーダー見出しの処理 |
W4310I |
「購買オーダー処理」(G43A11)、「購買オーダーの入力」 |
製造制御品目の購買オーダーを処理します。 |
オーダー明細 |
W4310A |
「オーダー見出しの処理」フォームで「追加」をクリックします。 |
製造制御品目の購買オーダーを入力します。 |
製造番号マスターを使用した製造制御品目の購買オーダーの入力
「オーダー明細」フォームにアクセスします。
製造制御品目の購買オーダーを入力するには、次の手順に従います。
オーダーに必要なオーダー見出し情報を入力します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「オーダー見出し情報の入力」を参照してください。
オーダーに必要なオーダー明細情報を入力します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「品目番号別明細行の入力」を参照してください。
「製造番号」フィールドをクリックします。
「製造番号」フィールドの「ビジュアル・アシスト」ボタンをクリックします。
「製造番号の検索」フォームで、特定の製造番号のローを検索して選択し、「選択」をクリックします。
「オーダー明細」フォームで「OK」をクリックし、「取消」をクリックします。
製造制御品目の入荷の入力
この項では、製造制御品目の入荷の概要、事前設定、および製造制御品目の入荷の入力方法について説明します。
製造制御品目の入荷について
購買オーダーの商品の入荷後は入荷明細を記録する必要があります。入荷する各オーダーの数量や原価などを確認します。
JD Edwards EnterpriseOne調達管理システムでは、製造制御品目の入荷確認の作成がサポートされています。製造制御品目の入荷は、入荷確認プログラム(P4312)を使用して、入荷確認または品目ごとに入力します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「入荷の入力」を参照してください。
入荷確認プログラムの「処理」タブにある「ロット番号の一時変更」処理オプションを設定すると、入荷処理中に、ロット番号を製造番号で一時変更できます。
購買オーダー行を入荷する前に、品目番号、製造番号、事業所、保管場所およびロット/シリアル番号ごとに製造制御品目の使用可能な手持数量を検討できます。「手持製造番号」フォームにアクセスするには、「入荷確認」フォームの「ロー」メニューから「製造番号場所」オプションを選択します。「手持製造番号」フォームには、F41021Tテーブルの関連情報が表示されます。
「購買オーダー入荷の処理」フォームの詳細グリッドに、「製造番号」フィールドとQBE行が表示されます。「入荷確認」フォームの明細行にも「製造番号」フィールドが表示されますが、編集可能なフィールドではありません。入荷するオーダーを選択した後は、オーダーの製造制御品目の製造番号を変更できなくなります。
入荷確認の製造制御品目では、マイナスの数量はサポートされていません。製造制御品目にマイナスの数量を入力すると、使用する在庫を汎用在庫およびその他の製造制御品目から選択できるようになります。
非表示モードまたは対話型モードを使用して、残りの必要在庫を消費します。
在庫の非表示消費を有効化するには、入荷確認プログラムの「手持製造番号の消費」処理オプションをブランクに設定します。
入荷確認プログラムを実行して製造制御品目の在庫を非表示モードで入荷する場合、アルゴリズムは次のとおりです。
汎用在庫を割り当てます。
汎用在庫は、製造制御されていないため、製造番号が関連付けられていない品目の在庫です。
非アクティブな製造番号を割り当てます。
製造番号マスター・ファイル・テーブル(F34401)で、「製造番号状況」が「I」に設定されている製造制御品目があります。
親のない製造番号を割り当てます。
需要または供給に関連付けられていない製造制御品目があります。
最終品目の需要日付ごとに製造番号を割り当てます。
これは、製造制御品目の最も遠い将来の需要日付です。需要に合うよう、最終品目が再度計画されます。
「手持製造番号の消費」処理オプションの値を「1」に設定し、対話型モードで在庫を選択する場合には、「消費する在庫の選択」フォームが表示されます。消費する特定の在庫と数量を選択します。
品目マスター・レコードに2つの単位を設定した品目を入荷する場合は、「2次単位数量」フィールドに値を入力する必要があります。
消費する在庫を選択したら、「消費する在庫の選択」フォームにアクセスして、在庫を検討または再配賦できます。「ロー」メニューの「製造番号消費」オプションにアクセスするには、「数量」フィールドに値を入力しておく必要があります。
製造制御品目の購買オーダー明細行の在庫を入荷する際には、F41021およびF41021Tテーブルが更新されます。F41021Tテーブルには、製造制御品目の手持数量が表示されます。入荷確認に製造制御品目が含まれている場合は、F41021Tの手持数量が増加します。
入荷確認中にF41021の手持数量がマイナスの場合、F41021Tテーブルの手持数量は、製造制御品目の入荷数量によって増加しません。この場合、製造制御品目の入荷数量が、F41021テーブルの手持数量に追加されます。
製造制御在庫の取消しトランザクションでは、トランザクションで使用される製造番号の手持数量が増減します。
F41021Tテーブルの製造制御在庫の手持数量はマイナスになりません。そのため、製造制御品目の手持数量が不十分な場合は、F41021Tテーブルの手持数量がゼロになり、F41021テーブルの手持数量がマイナスになります。汎用品目の手持数量がマイナスになる前に、製造制御品目のすべての手持数量を消費する必要があります。
購買オーダー行を入荷する前に、製造番号ワークベンチ・プログラム(P34403)を介して製造番号在庫を管理できます。
前提条件
製造制御品目の入荷を入力する前に、次のことを行う必要があります。
入荷確認プログラム(P4312)の使用しているバージョン用に処理オプションを設定します。
入荷確認プログラムの「処理」タブで「ロット番号の一時変更」処理オプションを設定します。
入荷処理中に、ロット番号が製造番号で一時変更されます。
入荷確認プログラムの「処理」タブで「手持製造番号の消費」処理オプションを設定します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「入荷確認(P4312)の処理オプションの設定」を参照してください。
製造制御品目の入荷の入力に使用するフォーム
フォーム名 |
フォームID |
ナビゲーション |
用途 |
---|---|---|---|
購買オーダー入荷の処理 |
W4312F |
「購買オーダー処理」(G43A11)、「入荷確認(購買オーダー別)」 |
購買オーダー入荷の処理を行います。 |
入荷確認 |
W4312A |
「購買オーダー入荷の処理」フォームで、購買オーダーを選んで「選択」をクリックします。 |
製造制御品目の入荷を入力します。 |
手持製造番号 |
W42054B |
「入荷確認」フォームで、行を選択し、「ロー」メニューから「製造番号場所」を選択します。 |
製造制御品目の手持情報を検討します。 |
消費する在庫の選択 |
W42054A |
「入荷確認」フォームで、行を選択し、「ロー」メニューから「製造番号消費」を選択します。 |
製造制御品目の在庫消費を検討および選択します。 |
製造制御品目の入荷逆仕訳
この項では、製造制御品目の入荷逆仕訳の概要、事前設定、および製造制御品目の入荷を逆仕訳する方法について説明します。
製造制御品目の入荷逆仕訳について
購買オーダーを作成して入荷し、必要な場合には入荷を逆仕訳することが可能です。入荷を逆仕訳するには、入荷確認の照会プログラム(P43214)を使用します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「一括入荷の入力」を参照してください。
「入荷確認の処理」フォームの詳細グリッドに、「製造番号」フィールドとQBE行が表示されます。「製造番号」フィールドは、編集可能なフィールドではありません。
「入荷確認の明細」フォーム(W43214F)には、入荷の明細情報が表示されますが、フォームには製造番号は含まれません。
「入荷確認の処理」フォームには入荷累計が表示され、逆仕訳する入荷を選択することができます。
製造番号が関連付けられた購買オーダーを選択し、「ロー」メニューから「入荷逆仕訳」オプションを選択します。入荷が逆仕訳され、F41021Tテーブルから手持数量が戻されます。
数量が移動されている場合は、入荷を逆仕訳することはできません。そのため、数量を使用できない場合は、エラーが表示されます。当初入荷数量を使用できない場合は、入荷逆仕訳の際に、汎用在庫およびその他の製造制御品目から使用する在庫を選択できます。
非表示モードまたは対話型モードを使用して、残りの必要在庫を逆仕訳します。
在庫の非表示消費を有効化するには、入荷確認の照会プログラムの「手持製造番号の消費」処理オプションをブランクに設定します。
入荷確認の照会プログラムを実行して製造制御品目の入荷を非表示モードで逆仕訳する場合、アルゴリズムは次のとおりです。
汎用在庫を割り当てます。
汎用在庫は、製造制御されていないため、製造番号が関連付けられていない品目の在庫です。
非アクティブな製造番号を割り当てます。
製造番号マスター・ファイル・テーブル(F34401)で、「製造番号状況」が「I」に設定されている製造制御品目があります。
親のない製造番号を割り当てます。
需要または供給に関連付けられていない製造制御品目があります。
最終品目の需要日付ごとに製造番号を割り当てます。
これは、製造制御品目の最も遠い将来の需要日付です。需要に合うよう、最終品目が再度計画されます。
「手持製造番号の消費」処理オプションの値を「1」に設定し、対話型モードで在庫を選択する場合には、「消費する在庫の選択」フォームが表示されます。入荷で逆仕訳する特定の在庫と数量を選択します。
品目マスター・レコードに2つの単位を設定した品目を戻す場合は、「2次単位数量」フィールドに値を入力する必要があります。
戻す在庫を選択したら、「消費する在庫の選択」フォームにアクセスして、在庫を検討または再配賦できます。
F41021Tテーブルの製造制御在庫の手持数量はマイナスになりません。そのため、製造制御品目の手持数量が不十分な場合は、F41021Tテーブルの手持数量がゼロになり、F41021テーブルの手持数量がマイナスになります。汎用品目の手持数量がマイナスになる前に、製造制御品目のすべての手持数量を消費する必要があります。
購買オーダー行を入荷する前に、製造番号ワークベンチ・プログラムを介して製造番号在庫を管理できます。
前提条件
製造制御品目の入荷を逆仕訳する前に、次のことを行う必要があります。
入荷確認の照会プログラム(P43214)の使用しているバージョン用に処理オプションを設定します。
入荷確認の照会プログラムの「処理」タブで「手持製造番号の消費」処理オプションを設定します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「入荷確認照会(P43214)の処理オプションの設定」を参照してください。
製造制御品目の入荷逆仕訳に使用するフォーム
フォーム名 |
フォームID |
ナビゲーション |
用途 |
---|---|---|---|
入荷確認の処理 |
W43214A |
「入金照合/転記」(G43A15)、「仕入先別入荷処理中オーダー」 |
|
戻し(逆仕訳)の確認 |
W43214H |
「入荷確認の処理」フォームで入荷を選択し、「ロー」メニューから「入荷逆仕訳」を選択してから、「閉じる」をクリックします。 |
入荷の戻し(逆仕訳)を確認します。 |
消費する在庫の選択 |
W42054A |
「入荷確認の処理」フォームで、行を選択し、「ロー」メニューから「製造番号消費」を選択します。 |
製造制御品目の在庫消費を検討および選択します。 |
入荷工程における製造制御品目の処理
この項では、入荷工程における製造制御品目の概要、事前設定、および入荷工程における製造制御品目の処理方法について説明します。
入荷工程における製造制御品目について
仕入先の倉庫を出庫した時点から品目をモニタリングできます。品目に割り当てる入荷工程により、入荷時に品目を処理する一連の作業(運送、経由保管、在庫など)が決まります。
品目を入荷すると、入荷工程の第1作業に入ります。入荷工程に定義された作業の順番に従って品目を移行させます。また、不適切な品目は入荷工程から除去(処分)できます。
入荷工程の最終作業に品目を移動すると、品目状況は入荷済(手持)に更新されます。
入荷工程で製造制御品目を管理するには、入荷工程の移動/処分プログラム(P43250)を使用します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「入荷工程の品目処理」を参照してください。
MRPでは、MRP/MPS所要量計画プログラム(R3482)の「手持数量データ」タブ、および基準計画スケジュール - 複数事業所プログラム(R3483)の「手持数量」タブで「入荷工程中数量」処理オプションが1に設定されている場合、製造制御品目の入荷工程中数量は手持在庫に含まれます。
「入荷工程状況の処理」フォームおよび「入荷工程の移動」フォームにある入荷工程の明細行に製造番号が表示されます。「入荷工程状況の処理」フォームでQBE行を使用して、製造番号ごとに検索できます。製造番号は表示されていますが、既存の製造番号を変更することも、入荷工程に製造番号を追加することもできません。
入荷工程の移動/処分プログラムの「バージョン」タブにある「入荷確認(P4312)」処理オプションを使用して、入荷確認プログラムへのアクセス時に使用するバージョンを指定します。数量を在庫に移すように設定されている作業に品目を移動するときには、入荷確認プログラムを使用します。
入荷確認プログラムの「処理」タブにある「ロット番号の一時変更」処理オプションを設定すると、入荷処理中に、ロット番号を製造番号で一時変更できます。
製造制御品目の入荷工程明細行の在庫を入荷すると、手持数量としての入荷数量を含めるよう、F41021テーブルが更新されます。入荷工程では、製造制御品目のF41021Tテーブルは更新されません。
入荷工程処理の最後のステップは処分で、製造制御在庫が手持状況に移動され、F41021Tテーブルが更新されます。
入荷確認の製造制御品目では、マイナスの数量はサポートされていません。製造制御品目にマイナスの数量を入力すると、使用する在庫を汎用在庫およびその他の製造制御品目から選択できるようになります。
非表示モードまたは対話型モードを使用して、残りの必要在庫を消費します。
在庫の非表示消費を有効化するには、入荷確認プログラムの「手持製造番号の消費」処理オプションをブランクに設定します。
入荷確認プログラムを実行して製造制御品目の在庫を非表示モードで入荷する場合、アルゴリズムは次のとおりです。
汎用在庫を割り当てます。
汎用在庫は、製造制御されていないため、製造番号が関連付けられていない品目の在庫です。
非アクティブな製造番号を割り当てます。
製造番号マスター・ファイル・テーブル(F34401)で、「製造番号状況」が「I」に設定されている製造制御品目があります。
親のない製造番号を割り当てます。
需要または供給に関連付けられていない製造制御品目があります。
最終品目の需要日付ごとに製造番号を割り当てます。
これは、製造制御品目の最も遠い将来の需要日付です。需要に合うよう、最終品目が再度計画されます。
「手持製造番号の消費」処理オプションの値を「1」に設定し、対話型モードで在庫を選択する場合には、「消費する在庫の選択」フォームが表示されます。消費する特定の在庫と数量を選択します。
品目マスター・レコードに2つの単位を設定した品目を入荷する場合は、「2次単位数量」フィールドに値を入力する必要があります。
消費する在庫を選択したら、「消費する在庫の選択」フォームにアクセスして、在庫を検討または再配賦できます。「ロー」メニューの「製造番号消費」オプションにアクセスするには、「移動数量」フィールドに値を入力しておく必要があります。
製造制御品目の購買オーダー明細行の在庫を入荷する際には、F41021およびF41021Tテーブルが更新されます。F41021Tテーブルには、製造制御品目の手持数量が表示されます。入荷確認に製造制御品目が含まれている場合は、F41021Tの手持数量が増加します。
入荷確認中にF41021の手持数量がマイナスの場合、F41021Tテーブルの手持数量は、製造制御品目の入荷数量によって増加しません。この場合、製造制御品目の入荷数量が、F41021テーブルの手持数量に追加されます。
製造制御在庫の取消しトランザクションでは、トランザクションで使用される製造番号の手持数量が増減します。
F41021Tテーブルの製造制御在庫の手持数量はマイナスになりません。そのため、製造制御品目の手持数量が不十分な場合は、F41021Tテーブルの手持数量がゼロになり、F41021テーブルの手持数量がマイナスになります。汎用品目の手持数量がマイナスになる前に、製造制御品目のすべての手持数量を消費する必要があります。
購買オーダー行を入荷する前に、製造番号ワークベンチ・プログラムを介して製造番号在庫を管理できます。
前提条件
入荷工程で製造制御品目を処理するには、次のことを行う必要があります。
入荷工程の移動/処分プログラム(P43250)の使用しているバージョン用に処理オプションを設定します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「入荷工程の移動/処分(P43250)の処理オプションの設定」を参照してください。
入荷確認プログラム(P4312)の使用しているバージョン用に処理オプションを設定します。
入荷確認プログラムの「処理」タブで「ロット番号の一時変更」処理オプションを設定します。
入荷確認プログラムの「処理」タブで「手持製造番号の消費」処理オプションを設定します。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications調達管理製品ガイド』の「入荷確認(P4312)の処理オプションの設定」を参照してください。
入荷工程で製造制御品目の処理に使用するフォーム
フォーム名 |
フォームID |
ナビゲーション |
用途 |
---|---|---|---|
入荷工程状況の処理 |
W43250K |
「入荷工程」(G43A14)、「状況照会」 |
製造制御品目の現行作業を検討します。 |
入荷工程の移動 |
W43250L |
「入荷工程状況の処理」フォームで、行を選んで「選択」をクリックします。 |
入荷工程の製造制御品目を処理します。 |
消費する在庫の選択 |
W42054A |
「入荷工程の移動」フォームで、行を選択し、「ロー」メニューから「製造番号消費」を選択します。 |
製造制御品目の在庫消費を検討および選択します。 |