16サービス管理のOne View Reporting
One Viewケース管理照会(P90CG530)
「ケース日次処理」(G17132)メニューからOne Viewケース管理照会アプリケーション(P90CG530)にアクセスします。One Viewケース管理照会を使用して、経過日数、ケース・コミットメントの一致度、超過処理中ケース、ケース作業およびその他のケース統計などのケースの評価基準を分析します。One Viewケース管理照会では、OVRのケース・マスター・ビジネス・ビュー(V17550)が使用され、これにはケース・マスター(F1755)のカラムが含まれます。このアプリケーションを使用して、様々な方法でケースを分析できます。ビジネス・ビューの230を超えるカラム、およびケースの分析に役立つケース分析情報に関連するグリッドの豊富な計算カラムから選択します。これらの計算カラムの情報は、アプリケーションが導出するものであるため、JD Edwards EnterpriseOneの他の場所では参照できません。アプリケーションに付属している高価値のレポートに加えて、このアプリケーションを使用して、多くのビジネス目的でレポートを作成できます。カスタム・レポートを作成する際は、グリッドの関連説明が役に立ちます。
One Viewケース管理照会には、5つの事前定義済レポートが用意されています。そのレポートとは、ケース経過日数、ケース・コミットメント結果、ケース作業、超過処理中ケースおよびケース統計です。これらの付属レポートでは、主要なケース・メトリック(ケース・タイプ別ケース経過日数、コミット日付に対して相対的に早くまたは遅れて終了したケースをサービス・グループが比較する方法、他の担当者より超過処理中ケースが多い担当者、発生するケース率と終了するケース率の比較(バックログが増えているかどうかの判別に便利)、ケース・エスカレーションなど)および資格統計を分析できます。
処理オプション
処理オプションを使用して、プログラムおよびレポートのデフォルト処理を指定できます。
デフォルト
- 1. ケース終了状況デフォルト
-
終了ケースの定義にデフォルトで使用される状況を指定します。この値は見出しオプション「終了を含む」とともに使用され、すべての終了ケースがレポートに含められます。
この処理オプションをブランクにすると、999が使用されます。
- 2. ケース解約状況デフォルト
-
解約ケースの定義にデフォルトで使用される状況を指定します。この値は見出しオプション「処理中を含む」とともに使用され、すべての処理中のケースがレポートに含められます。処理中のケースとは、終了でも解約でもないケースのことです。
この処理オプションをブランクにすると、997が使用されます。
- 3. 期間定義デフォルト
-
ケース作業の分析にデフォルトで使用される期間タイプを指定します。有効な値は次のとおりです。
1: 日
2: 週
3: 月
この処理オプションをブランクにすると、「週」がデフォルトとして使用されます。
特殊処理
One Viewケース管理照会アプリケーションでは、見出しオプションおよびグリッドの計算カラムで特殊処理が行われます。
見出しでの特殊処理
One Viewケース管理照会アプリケーションでは、これらの見出しオプションで次の特殊処理が行われます。
期間タイプ
ケース作業の分析のための期間タイプを選択するには、「期間タイプ」オプションを使用します。オプションは、「日」、「週」および「月」です。ケース作業レポートには、過去13期間のケース作業の分析が表示されます。期間には、日、週または月を指定できます。今日の日付は期間13に該当するとみなされ、ケース作業の分析対象として選択できる最も古い期間は期間01です。たとえば、週別に分析している場合、今日の日付は週13に該当し、レポートには今週に加えて過去12週の分析が表示されます。
「処理中を含む」と「終了を含む」
これらのオプションを使用して、処理中または終了のケースのいずれか、あるいはその両方をレポートに含めます。ケースはケースの状況に基づいて処理中または終了とみなされ、処理オプションを使用してこれらの状況のデフォルト値を設定できます。両方のオプションを選択すると、5つのレポートのうち3つのレポート(ケースの経過日数、ケース作業、ケース統計レポート)で、処理中と終了の両方のケースの情報が分析されます。ケース・コミットメント結果レポートは終了ケースのみを分析し、超過処理中ケース・レポートは処理中ケースのみを分析します。
計算済グリッド・カラムでの特殊処理
One Viewケース管理照会アプリケーションでは、グリッドに多くの計算カラムが提供されています。これらのカラムにより、各ケースの情報が集計または指定され、データベースにないデータのレポートを、使用しやすいフォームで簡単に作成できます。これらのカラムがあるため、アプリケーションに付属しているレポートを使用することができます。カスタム・レポートを定義する際に、これらを使用することもできます。
One Viewケース管理照会アプリケーションでは、グリッドの計算カラムで次の特殊処理が行われます。
ケース経過日数
ケースが処理中の場合は、今日の日付と開始日付(EFTB)を元にした日数、ケースが終了している場合は、終了日付(END)と開始日付(EFTB)を元にした日数。これは、ケース経過日数レポートで使用されます。
ケース経過日数0-1日
「ケース経過日数」カラムの値に応じて、ケース経過日数がこの範囲に該当する場合は1、該当しない場合0が使用されます。これは、ケース経過日数レポートで使用されます。
ケース経過日数2-7日
「ケース経過日数」カラムの値に応じて、ケース経過日数がこの範囲に該当する場合は1、該当しない場合0が使用されます。これは、ケース経過日数レポートで使用されます。
ケース経過日数8-30日
「ケース経過日数」カラムの値に応じて、ケース経過日数がこの範囲に該当する場合は1、該当しない場合0が使用されます。これは、ケース経過日数レポートで使用されます。
ケース経過日数30日未満
「ケース経過日数」カラムの値に応じて、ケース経過日数がこの範囲に該当する場合は1、該当しない場合0が使用されます。これは、ケース経過日数レポートで使用されます。
ケース・レコード・タイプ
ケースは、処理オプションに設定された値に基づいて、処理中、取消しまたは終了となります。処理中のケースとは、終了でも解約でもないケースのことです。これは、5つのすべてのレポートで使用されます。
完了ケース日数
これは、「ケース・レコード・タイプ」の値が「終了」である場合のみ適用されます。これは、終了日付(END)からコミット日付(CDATE)を引いた日数です。これは、ケース・コミットメント結果レポートで使用されます。
期限内のケース・コミットメント
これは、「ケース・レコード・タイプ」の値が「終了」である場合のみ適用されます。「完了ケース日数」の値が0または負の値の場合、ケースは期日以前に終了しており、これは値1で示されます。これ以外の場合は、ケースが期日後に終了したことを示す0が使用されます。これは、ケース・コミットメント結果レポートで使用されます。
遅延が1か月以内のケース・コミットメント
これは、「ケース・レコード・タイプ」の値が「終了」である場合のみ適用されます。「完了ケース日数」の値が1から30の場合、ケースは1か月または1か月未満の日数分遅れて終了しており、これは値1で示されます。これ以外の場合は、ケースが1か月を超えて遅れて終了したことを示す0が使用されます。これは、ケース・コミットメント結果レポートで使用されます。
遅延が1か月を超えるケース・コミットメント
これは、「ケース・レコード・タイプ」の値が「終了」である場合のみ適用されます。「完了ケース日数」の値が30を超えている場合、ケースは1か月を超えて遅れて終了しており、これは値1で示されます。これ以外の場合は、ケースが1か月を超えずに終了したことを示す0が使用されます。これは、ケース・コミットメント結果レポートで使用されます。
ケース適時性N/A
これは、次の条件のいずれかを満たすケースに適用されます。
ケースが終了していない(「ケース・レコード・タイプ」の値に基づく)。
ケースの「終了日付」(END)と「コミット日付」(CDATE)の値がブランク。
ケースの「終了日付」(END)または「コミット日付」(CDATE)の値がブランク。
これらの条件のいずれかを満たすケースには1が割り当てられます。それ以外の場合、0が割り当てられます。これは、ケース・コミットメント結果レポートで使用されます。
資格のあるケース
処理中または終了したケースの両方に適用され、ケースに資格があるかどうかを示します。「資格チェック」(ENTCK)フィールドの値が1、2、3または4の場合、ケースに資格があることを示す1がこのカラムに割り当てられます。それ以外の場合は、そうではないことを示す0が割り当てられます。これは、ケース統計レポートで使用されます。
エスカレーション済ケース
処理中または終了したケースの両方に適用され、ケースがエスカレーションされているかどうかを示します。ESC1またはESC2フィールドの値が1より大きい場合、ケースがエスカレーションされていることを示す1がこのカラムに割り当てられます。これ以外の場合は、エスカレーションされていないことを示す0が割り当てられます。これは、ケース統計レポートで使用されます。
超過ケース
ケースが超過しているかどうかを示します。処理中のケースでは、今日の日付がコミット日付(CDATE)より大きい場合、ケースが超過していることを示す1がこのカラムに割り当てられます。終了したケースでは、「終了日付」(END)フィールドが「コミット日付」(CDATE)フィールドの値より大きい場合、ケースが超過していることを示す1が割り当てられます。ケースが超過していない場合、このカラムには0が割り当てられます。これは、超過処理中ケース・レポートで使用されます。
超過日数
これは、超過ケースに適用され、超過日数を示します。(「超過ケース」フィールドの値に基づき)超過している処理中のケースの場合、今日の日付からコミット日付(CDATE)が減算され、このカラムに差分が割り当てられます。終了したケースの場合、終了日付(END)からコミット日付(CDATE)が減算され、差分がこのカラムに割り当てられます。ケースが超過していない場合、このカラムには0が割り当てられます。これは、超過処理中ケース・レポートで使用されます。
発生ケース期間
開始日付(EFTB)と今日の日付に基づいてケースが該当する期間(P1からP13)を示します。ケースの開始日付が、期間1の前または期間13の後のいずれかの場合、ケースが13期間のいずれにも該当しない可能性があります。期間は、見出しで日、週または月として定義します。これは、ケース作業レポートで使用されます。
発生作業期間(1-13、各期間のカラム)
カラムの1-13の値は、ケースがその期間に該当するかどうかを示します。ケースがその期間に該当する場合は1が、該当しない場合は0がカラムに割り当てられます。これらは、ケース作業レポートで使用されます。
ケース・コミット期間
コミット日付(CDATE)と今日の日付(P1からP13の値)のフィールドに基づいてケースが該当する期間を示します。ケースのコミット日付が、期間1の前または期間13の後のいずれかの場合、ケースが13期間のいずれにも該当しない可能性があります。期間は、見出しで日、週または月として定義します。これは、ケース作業レポートで使用されます。
コミット済作業期間(1-13、各期間のカラム)
カラムの1-13の値は、ケースがその期間に該当するかどうかを示します。ケースがその期間に該当する場合は1が、該当しない場合は0がカラムに割り当てられます。これらは、ケース作業レポートで使用されます。
ケース終了期間
終了日付(END)と今日の日付(P1からP13の値)のフィールドに基づいてケースが該当する期間を示します。ケースのコミット日付が、期間1の前または期間13の後のいずれかの場合、ケースが13期間のいずれにも該当しない可能性があります。期間は、見出しで日、週または月として定義します。これは、ケース作業レポートで使用されます。
終了した作業期間(1-13、各期間のカラム)
カラムの1-13の値は、ケースがその期間に該当するかどうかを示します。カラムの値が1の場合は、ケースがその期間に該当することを示し、0の場合は該当しないことを示します。これらは、ケース作業レポートで使用されます。
選択されたケースの状況タイプ
5つのレポートすべてでこのカラムの値が内部的に使用され、どの見出しのチェック・ボックスが選択されているかがわかります。値はすべてのケースで同じです。
分析する期間タイプ
ケース作業レポートでこのカラムの値が内部的に使用され、どの期間タイプ(日、週または月)がデータの分析に使用されるかがわかります。値はすべてのケースで同じです。
レポート
One Viewケース管理照会アプリケーションに付属しているレポートは次のとおりです。
ケース経過日数
ケース・コミットメント結果
ケース作業
超過処理中ケース
ケース統計
レポートを対話形式で実行する際にデータのフィルタに使用できるケース優先度に基づいて、5つのレポートすべてで上部にリストが使用されます。
ケース経過日数
このレポートでは、処理中および終了したケースの両方のケース経過日数を分析できます。処理中のケースの場合、今日の日付とケース開始日付間の日数です。終了したケースの場合、ケース終了日付とケース開始日付間の日数です。このレポートには、処理中のケースと終了したケースの両方が含まれます。
ケースの経過日数が計算され、4つのバケット(0-1日、2-7日、8-30日、31日以上)に分類されます。
このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。
ケース経過日数情報(ケース・タイプ別)(水平棒グラフ)
ケース経過日数情報(担当者別)(水平棒グラフ)
ケース経過日数情報(サービス・グループ別)(水平棒グラフ)
平均ケース経過日数(ケース・タイプ別)(水平棒グラフ)
平均ケース経過日数(担当者別)(上位10)(水平棒グラフ)
平均ケース経過日数(サービス・グループ別)(上位10)(水平棒グラフ)
ケース経過日数情報(円グラフ)
平均ケース経過日数(日数別)(ゲージ)
最も古い処理中ケース(上位10)(水平棒グラフ)
ケース経過日数(サービス・グループ別、担当者別、ケース・タイプ別)(テーブル)
ケース・タイプ、担当者およびサービス・グループの記述付きの参照テーブル
コミットメント結果
このレポートでは、コミットされていたケースの解決時期と比較して、ケースがどの程度適切なタイミングで終了したかを分析できます。コミットされていた解決時期より何日前または何日後にケースが終了したかを分析します。このレポートには、終了したケースのみが含まれます。
ケースのコミットメント結果は、期限内のコミットメント(期限以前に終了)、1か月未満の遅延、1か月を超える遅延、またはケース適時性N/A(終了していないか、終了したかどうかを判別するいずれかの日付が欠落しているケース)の4つのバケットに分類されます。
このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。
早期終了ケース/遅延終了ケースの平均日数(ケース・タイプ別)(水平棒グラフ)
早期終了ケース/遅延終了ケースの平均日数(担当者別)(上位10)(水平棒グラフ)
早期終了ケース/遅延終了ケースの平均日数(サービス・グループ別)(上位10)(水平棒グラフ)
ケース・コミットメント(ケース・タイプ別)(水平棒グラフ)
ケース・コミットメント(担当者別)(水平棒グラフ)
ケース・コミットメント(サービス・グループ別)(水平棒グラフ)
平均早期日数/遅延日数(ゲージ)
終了ケース・コミットメント結果(円グラフ)
終了ケースのコミットメント結果(サービス・グループ別、担当者別、ケース・タイプ別)(テーブル)
ケース・タイプ、担当者およびサービス・グループの記述付きの参照テーブル
ケース作業
このレポートでは、処理中のケース、コミット済のケースおよび終了したケースの割合を分析できます。バックログが増えているかどうか、ケースの再割当てが必要かどうかの判別、またはサービス・レベルの再評価を行う場合に役立ちます。発生ケース作業はケースの開始日付を使用して、コミットされたケース作業はコミット日付を使用して、終了したケース作業は終了日付を使用して判別します。このレポートには、処理中のケースと終了したケースの両方が含まれます。
レポートでは、過去13期間にわたるこの情報を分析できます。期間は、日、週または月として定義できます。今日の日付は、常に期間13に入ります。したがって、今日の日付は、日13、週13、または月13となります。期間1は、分析できる最も古い期間(13日前、13週前または13か月前)です。
このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。
期間当たり発生ケース作業(線グラフ)
期間当たりコミット済ケース作業(線グラフ)
期間当たり終了ケース作業(線グラフ)
期間当たり平均ケース作業(ケース・タイプ別)(水平棒グラフ)
期間当たり平均ケース作業(担当者別)(上位5)(水平棒グラフ)
期間当たり平均ケース作業(サービス・グループ別)(上位5)(水平棒グラフ)
全ケースの平均ケース作業(水平棒グラフ)
合計ケース数(発生、コミット済、終了)(水平棒グラフ)
過去13期間の発生ケース作業(サービス・グループ別、担当者別、ケース・タイプ別)(テーブル)
過去13期間のコミット済ケース作業(サービス・グループ別、担当者別、ケース・タイプ別)(テーブル)
過去13期間の終了ケース作業(サービス・グループ別、担当者別、ケース・タイプ別)(テーブル)
ケース・タイプ、担当者およびサービス・グループの記述付きの参照テーブル
超過処理中ケース
このレポートでは、処理中のケースを分析し、ケースが今日現在で超過しているかどうかを判別できます。このレポートには、処理中のケースのみが含まれます。このレポートでは、ケース・タイプ、担当者、サービス・グループ別にケースを分析し、平均超過日数を比較できます。
このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。
処理中ケースの平均超過日数(ケース・タイプ別)(水平棒グラフ)
処理中ケースの平均超過日数(担当者別)(上位10)(水平棒グラフ)
処理中ケースの平均超過日数(サービス・グループ別)(上位10)(水平棒グラフ)
超過処理中ケース(ケース・タイプ別)(水平棒グラフ)
超過処理中ケース(担当者別)(上位10)(水平棒グラフ)
超過処理中ケース(サービス・グループ別)(上位10)(水平棒グラフ)
超過処理中ケース(円グラフ)
超過処理中ケース(上位10)(水平棒グラフ)
超過処理中ケース(サービス・グループ別、担当者別、ケース・タイプ別)(テーブル)
ケース・タイプ、担当者およびサービス・グループの記述付きの参照テーブル
ケース統計
このレポートでは、様々なキー・メトリックでケースを分析できます。メトリックには、様々な属性別のケース情報、様々なケース・タイプ、ケース・エスカレーション、在庫品目別/製品ファミリ別/顧客別のケース、およびケース登録があります。このレポートには、処理中のケースと終了したケースの両方が含まれます。
このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。
ケース情報(状況別)(円グラフ)
ケース情報(ケース理由別)(円グラフ)
ケース情報(ケース優先度別)(円グラフ)
全ケースのケース・タイプ(円グラフ)
ケース・タイプ - 上位10(担当者別)(水平棒グラフ)
ケース・タイプ - 上位10(サービス・グループ別)(水平棒グラフ)
全ケースのケース・エスカレーション(円グラフ)
ケース・エスカレーション - 上位10(担当者別)(水平棒グラフ)
ケース・エスカレーション - 上位10(サービス・グループ別)(水平棒グラフ)
最も多い上位10のケース(在庫品目別)(水平棒グラフ)
最も多い上位10のケース(製品ファミリ別)(水平棒グラフ)
最も多い上位10のケース(顧客別)(水平棒グラフ)
最も登録されているケースを含む上位10の顧客に対するケース登録(水平棒グラフ)
最もエスカレーション済のケースを含む上位10の顧客に対するケース・エスカレーション(水平棒グラフ)
ケース統計詳細(割当別)(テーブル)
ケース統計詳細(顧客別)(テーブル)
ケース数(製品ファミリ別、製品モデル別、在庫品目別)(テーブル)
ケース数(問題別)
ケース・タイプ、担当者、サービス・グループ、ケース理由、製品ファミリ、製品モデル、顧客、設備および在庫品目の記述を含む参照テーブル
このレポートには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。
機能 |
値 |
---|---|
ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム |
ケース番号 |
アプリケーションに渡されるテーブル・カラム |
ケース番号 |
呼び出されるアプリケーション |
ケース更新(P90CG501) |
呼び出されるフォーム |
W90CG501J |
呼び出されるバージョン |
ZJDE0001 |
次のレポートは、アプリケーションの見出しで「処理中を含む」と「終了を含む」オプションの両方を選択した場合に生成されたものです。












One Viewサービス契約照会(P1727)
「契約日次処理」(G17142)メニューからOne Viewサービス契約照会アプリケーション(P1727)にアクセスします。One Viewサービス契約照会を使用して、失効した契約または失効が近い契約、顧客別の契約、在庫品目別の契約、および設備別の契約などの基準で契約を分析します。One Viewサービス契約照会では、OVRのサービス契約ビジネス・ビュー(V17210)が使用され、これには契約見出し(F1720)および契約明細テーブル(F1721)のカラムが含まれます。このアプリケーションを使用して、様々な方法で契約を分析できます。ビジネス・ビューの200を超えるカラム、および契約の分析に役立つ契約分析情報に関連するグリッドの豊富な計算カラムから選択します。これらの計算カラムの情報は、アプリケーションが導出するものであるため、JD Edwards EnterpriseOneの他の場所では参照できません。アプリケーションに付属している4つのレポートに加えて、このアプリケーションを使用して、多くのビジネス目的でレポートを作成できます。カスタム・レポートを作成する際は、グリッドの関連説明が役に立ちます。
One Viewサービス契約照会には、4つの事前定義済レポートが用意されています。これらのレポートには、失効した契約、失効が近い契約、契約(在庫別)、契約(設備別)および契約(顧客別)が含まれます。これらの付属しているレポートを使用して、失効が近いまたは最近失効した契約、最大契約数を持つ顧客、契約でカバーされている上位10の在庫品目、および最大収益を上げる設備契約などの主要なケース・メトリックを分析できます。
処理オプション
処理オプションを使用して、プログラムおよびレポートのデフォルト処理を指定できます。
デフォルト
- 1. 仮定通貨コード
-
One Viewサービス契約照会フォームの見出しの「仮定通貨」フィールドでデフォルトとして使用される通貨コードを指定します。この値が、仮定通貨金額の計算に使用されます。この処理オプションをブランクのままにして、One Viewサービス契約照会フォームの見出しの「仮定通貨」フィールドにコードを入力できます。この処理オプションに入力した値は、One Viewサービス契約照会フォームで一時変更することもできます。
仮定金額は、「仮定通貨」フィールド内の通貨コード、および「基準日」フィールドの値を使用して取り込まれた為替レートを使用して、計算および表示されます。
One Viewサービス契約照会フォームの「仮定通貨」フィールドをブランクにした場合、仮定金額は計算されず、仮定金額のグリッド・カラムは非表示になります。
- 2. 基準日
-
仮定通貨と国内通貨の間の為替レートを取り込むのに使用する日付を指定します。この処理オプションをブランクにした場合、システム日付が使用されます。
特殊処理
One Viewサービス契約照会アプリケーションでは、見出しオプションとフィールド、およびグリッドの計算カラムで特殊処理が行われます。
見出しでの特殊処理
One Viewサービス契約照会アプリケーションでは、これらの見出しオプションとフィールドで次の特殊処理が行われます。
「解約された行を含む」と「停止された行を含む」
解約された契約の情報をレポートに含めるには、「解約された行を含む」オプションを選択します。「解約CD」グリッド・カラムの値がブランクでない契約は、解約された契約です。解約理由コードUDCテーブル(17/CN)から「解約CD」グリッド・カラムの値を指定します。
停止された契約の情報をレポートに含めるには、「停止された行を含む」オプションを選択します。「請求保留フラグ」グリッド・カラムの値がブランクでない契約は、停止された契約です。請求停止理由コードUDCテーブル(17/BS)から「請求保留フラグ」グリッド・カラムの値を指定します。
停止および解約された契約のオプションを選択すると、これらの条件のみになるよう絞り込まないかぎり、検索結果には、その他の契約と一緒にこれらの契約が含まれます。解約または停止された契約についてのみレポートを作成するには、例示照会(QBE)行を使用してこれらの条件に絞り込むか、上級クエリー機能を使用します。
過去日数、将来日数、分析日数
最近失効した契約または間もなく失効する契約を表示する期間を定義できます。最近失効した契約を表示するには「過去日数」オプションを選択し、「分析日数」フィールドに分析対象の過去の日数を入力します。たとえば、過去30日間以内に失効した契約を表示するには、「過去日数」オプションを選択し、「分析日数」フィールドに30と入力します。過去30日間に失効した契約がグリッドに含められ、これらの失効した契約には、グリッド・カラム「失効した契約」に1の値が示されます。
間もなく失効する契約を表示するには、「将来日数」オプションを選択して、今日から分析する日までの日数を「分析日数」フィールドに入力します。今日の日付が、将来日数の最初の日とみなされます。見出しフィールドの条件では失効予定であり、「失効が近い」グリッド・カラムの値が1の契約が含められます。
「過去日数」と「将来日数」オプションを選択した場合、最近失効した契約と失効予定の契約がグリッドに表示されます。ゼロから366の範囲内の数値(ゼロと366を含む)を「分析日数」フィールドに入力できます。
失効した契約および失効が近い契約のオプションを選択すると、これらの条件のみになるよう絞り込まないかぎり、検索結果には、その他の契約と一緒にこれらの契約が含まれます。失効済または失効が近いと識別された契約のみが、失効した契約/失効が近い契約レポートに含められます。
仮定通貨と基準日
One Viewサービス契約照会アプリケーションでは、共通の通貨で契約金額についてのレポートを作成できます。「仮定通貨」と「基準日」フィールドを使用すると、契約金額を国内通貨から共通通貨に換算できます。「仮定通貨コード」フィールドに有効な値がある場合にのみ、換算後にグリッドの「仮定」のカラムが自動入力されます。為替レートを取得して換算を実行する際には、「基準日」フィールドが使用されます。「仮定通貨」フィールドおよび「基準日」フィールドは、グリッド・カラムのフィルタではありません。これらのフィールドを使用しない場合、換算は実行されず、「仮定」のカラムはグリッドに表示されません。4つの契約金額を共通通貨に換算できます。それらの金額とは、合計金額、収益の日次配分額、年間契約金額および定期請求金額です。
「年間契約金額」カラムを使用して、異なる周期(月次、四半期または年次)で請求される契約を比較できます。このカラムの特殊処理により、「収益の日次配分額」カラムの値に365が乗算され、年間金額に換算されることで、各契約が1年間続くものと仮定して、すべての契約を比較できます。
計算済グリッド・カラムでの特殊処理
グリッド・カラムには、見出しでの特殊処理の考慮事項に関連する情報が記録されます。これらのカラムにより、データベースにないデータのレポートを、使用しやすいフォームで簡単に作成できます。これらのカラムがあるため、アプリケーションに付属しているレポートを使用することができます。カスタム・レポートを定義する際に、これらを使用することもできます。
One Viewサービス契約照会アプリケーションでは、グリッドの計算カラムで次の特殊処理が行われます。
分析の開始日付
これは、失効した契約の分析に使用される開始日付です。今日の日付、「分析日数」フィールドの値、および「過去日数」オプションが選択されているかどうかに基づいて、この日付が決定されます。たとえば、「過去日数」オプションを選択して過去10日間に失効した契約を分析する場合、このカラムの値は今日の日付から10を減算した値になります。
分析の終了日付
これは、失効が近い契約の分析に使用される終了日付です。今日の日付、「分析日数」フィールドの値、および「将来日数」オプションが選択されているかどうかに基づいて、この日付が決定されます。今日の日付が、将来日数の最初の日とみなされます。たとえば、「将来日数」オプションを選択して、10日間以内に失効する契約を分析する場合、この日付は、今日の日付に10を加算し1を減算した日付になります(または、今日の日付に9を加算した日付)。
失効した契約
「過去日数」オプションを選択し、見出しの「分析日数」フィールドの値を使用して、グリッド内の失効した契約の情報を絞り込みます。このカラムには1が割り当てられ、これが分析可能な失効した契約であることが示されます。
失効が近い契約
「将来日数」オプションを選択し、見出しの「分析日数」フィールドの値を使用して、グリッド内の失効が近い契約の情報を絞り込みます。このカラムには1が割り当てられ、これが分析可能な失効が近い契約であることが示されます。
分析日数
分析対象として失効した契約または失効が近い契約のいずれか、あるいはその両方を含める日付範囲を設定する際に使用される過去および将来の日数を表します。見出しの「分析日数」フィールドの値がこのカラムに自動入力されます。
過去日数
このカラムの値が1の場合、契約が失効していることを示します。「過去日数」オプションを選択し、見出しの「分析日数」フィールドを使用して、「分析日数」フィールドに入力された過去の日数の間に失効した契約の情報を絞り込めます。
将来日数
このカラムの値が1の場合、契約が失効予定であることを示します。「将来日数」オプションを選択し、見出しの「分析日数」フィールドを使用して、今日から「分析日数」フィールドに入力された将来の日数の間に失効する契約の情報を絞り込めます。今日の日付が、将来日数の最初の日とみなされます。たとえば、「将来日数」見出しオプションを選択し、「分析日数」を7に設定した場合、今日失効する契約および今後6日間で失効する契約がグリッドに含められます。
仮定合計金額
この金額が、平均支払日数の計算に使用されます。この金額は、有効な請求書に対して受領した現金の合計と同じです。共通通貨での仮定合計金額は、「仮定通貨」フィールド内の通貨コード、および「基準日」フィールドの値を使用して取り込まれた為替レートを使用して、計算および表示されます。合計金額は、加重日数合計の更新と同時に更新されます。
仮定日次配分額
これは、日次配分額であり、契約の日数で除算される契約金額です。共通通貨での仮定日次配分額は、「仮定通貨」フィールド内の通貨コード、および「基準日」フィールドの値を使用して取り込まれた為替レートを使用して、計算および表示されます。
年間契約金額
これは、日次配分契約金額に365を乗算した値です。
仮定年間契約金額
これは、日次配分契約金額に365を乗算した値です。共通通貨での仮定年間契約金額は、「仮定通貨」フィールド内の通貨コード、および「基準日」フィールドの値を使用して取り込まれた為替レートを使用して、計算および表示されます。
仮定定期請求金額
これは、各定期頻度で請求する固定金額です。共通通貨での仮定定期請求金額は、「仮定通貨」フィールド内の通貨コード、および「基準日」フィールドの値を使用して取り込まれた為替レートを使用して、計算および表示されます。
含まれる契約タイプ
このグリッド・カラムが使用され、分析に含めた契約のタイプが示されます。値は、「取消」、「停止」、「両方」または「なし」です。
レポート
One Viewサービス契約照会アプリケーションに付属しているレポートは次のとおりです。
失効した契約/失効が近い契約
契約(在庫別)
契約(設備別)
契約(顧客別)
レポートを対話形式で実行する際データのフィルタに使用できる行タイプおよびサービス・パッケージに基づいて、上部のリストが4つのすべてのレポートで使用されます。
失効した契約/失効が近い契約
このレポートでは、アプリケーションの見出しのフィールドに定義された内容に従い、最近失効した契約または失効予定の契約を分析できます。失効した契約および失効が近い契約のみが、このレポートに含められます。
このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。
失効した契約(行タイプ別)(円グラフ)
失効した契約(サービス・パッケージ別)(円グラフ)
失効した契約(契約タイプ別)(円グラフ)
失効した契約の日割償却額(行タイプ別)(水平棒グラフ)
失効した契約の年間金額(サービス・パッケージ別)(水平棒グラフ)
失効した契約の契約金額(契約タイプ別)(水平棒グラフ)
失効した契約(テーブル)
失効が近い契約(行タイプ別)(円グラフ)
失効が近い契約(サービス・パッケージ別)(円グラフ)
失効が近い契約(契約タイプ別)(円グラフ)
失効が近い契約の日割償却額(行タイプ別)(水平棒グラフ)
失効が近い契約の年間金額(サービス・パッケージ別)(水平棒グラフ)
失効が近い契約の契約金額(契約タイプ別)(水平棒グラフ)
失効が近い契約(テーブル)
顧客、サイト、契約タイプおよびサービス・パッケージの記述を含む参照テーブル
契約(在庫別)
このレポートでは、様々な在庫品目の契約を分析できます。様々な在庫品目の契約を分析して契約金額を比較したり、上位10の製品ファミリ、製品モデルおよび在庫品目を契約金額に基づいて特定したりできます。在庫品目に関連する契約のみがこのレポートに含められます。
このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。
合計契約数(製品ファミリ別)(上位10)(水平棒グラフ)
合計契約数(製品モデル別)(上位10)(水平棒グラフ)
合計契約数(在庫品目別)(上位10)(水平棒グラフ)
合計契約数(行タイプ別)(円グラフ)
合計契約数(サービス・パッケージ別)(円グラフ)
合計契約金額(製品ファミリ別)(上位10)(水平棒グラフ)
合計契約金額(製品モデル別)(上位10)(水平棒グラフ)
合計契約金額(在庫品目別)(上位10)(水平棒グラフ)
年間償却契約金額合計(行タイプ別)(縦棒グラフ)
年間償却契約金額合計(サービス・パッケージ別)(縦棒グラフ)
在庫契約 - 集計(テーブル)
在庫契約 - 詳細(テーブル)
製品ファミリ、製品モデル、在庫品目、サービス・パッケージの記述を含む参照テーブル
契約(設備別)
このレポートでは、様々な設備の契約を分析できます。様々な設備の契約を分析して契約金額を比較したり、上位10の製品ファミリ、製品モデルおよび設備を契約金額に基づいて特定したりできます。設備番号に関連する契約のみがこのレポートに含められます。
このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。
合計契約数(製品ファミリ別)(上位10)(水平棒グラフ)
合計契約数(製品モデル別)(上位10)(水平棒グラフ)
合計契約数(設備番号別)(上位10)(水平棒グラフ)
合計契約数(行タイプ別)(円グラフ)
合計契約数(サービス・パッケージ別)(円グラフ)
合計契約金額(製品ファミリ別)(上位10)(水平棒グラフ)
合計契約金額(製品モデル別)(上位10)(水平棒グラフ)
合計契約金額(設備番号別)(上位10)(水平棒グラフ)
年間償却契約金額合計(行タイプ別)(縦棒グラフ)
年間償却契約金額合計(サービス・パッケージ別)(縦棒グラフ)
設備契約 - 集計(テーブル)
設備契約 - 詳細(テーブル)
製品ファミリ、製品モデル、設備番号、サービス・パッケージの記述を含む参照テーブル
契約(顧客別)
このレポートでは、様々な顧客の契約を分析できます。各顧客の契約を分析して契約金額を比較したり、上位10の顧客を契約金額に基づいて特定したりできます。顧客に関連する契約のみがこのレポートに含められます。
このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。
合計契約数(顧客別)(上位10)(水平棒グラフ)
合計契約数(サイト別)(上位10)(水平棒グラフ)
合計契約数(契約別)(円グラフ)
合計契約数(行タイプ別)(円グラフ)
合計契約数(サービス・パッケージ別)(円グラフ)
合計契約金額(顧客別)(上位10)(水平棒グラフ)
合計契約金額(サイト別)(上位10)(水平棒グラフ)
年間償却契約金額合計(契約タイプ別)(縦棒グラフ)
年間償却契約金額合計(行タイプ別)(縦棒グラフ)
年間償却契約金額合計(サービス・パッケージ別)(縦棒グラフ)
顧客契約 - 集計(テーブル)
顧客契約 - 詳細(テーブル)
顧客、サイト、契約タイプおよびサービス・パッケージの記述を含む参照テーブル







One Viewサービス契約収益性照会(P1730)
「契約定期処理」(G1724)メニューからOne Viewサービス契約収益性照会アプリケーション(P1730)にアクセスします。One Viewサービス契約収益性照会を使用して、サービス契約の収益性を分析します。収益性とは、サービス契約に関連する収益、契約残および原価の分析です。これらは、サービス契約でカバーされる設備の契約請求、作業オーダー請求および作業オーダー原価から取得されます。One Viewサービス契約収益性照会では、One Viewサービス契約収益性照会ビジネス・ビュー(V1730A)が使用され、これには契約明細テーブル(F1721)のカラムが含まれます。このアプリケーションを使用して、契約の収益性を分析できます。ビジネス・ビューの130を超えるカラム、および契約収益性の分析に役立つ契約収益性分析情報に関連するグリッドの豊富な計算カラムから選択します。これらの計算カラムの情報は、アプリケーションが導出するものであるため、JD Edwards EnterpriseOneの他の場所では参照できません。アプリケーションに付属しているレポートに加えて、このアプリケーションを使用して、多くのビジネス目的でレポートを作成できます。カスタム・レポートを作成する際は、グリッドの関連説明が役に立ちます。
One Viewサービス契約収益性照会には、事前定義されたレポートであるサービス契約収益性レポートが付属しています。この付属レポートを使用して、主要な契約収益性メトリック(合計および平均の契約収益性、収益性の高い上位5件の契約など)および契約属性別収益(サービス・パッケージ別、契約タイプ別など)を分析できます。
処理オプション
処理オプションを使用して、プログラムおよびレポートのデフォルト処理を指定できます。
デフォルト
- 1. 仮定通貨コード
-
One Viewサービス契約収益性照会フォームの見出しの「仮定通貨」フィールドでデフォルトとして使用される通貨コードを指定します。この値が、仮定通貨金額の計算に使用されます。この処理オプションをブランクのままにして、One Viewサービス契約収益性照会フォームの見出しの「仮定通貨」フィールドにコードを入力できます。この処理オプションに入力した値は、One Viewサービス契約収益性照会フォームで一時変更することもできます。
仮定金額は、「仮定通貨」フィールド内の通貨コード、および「基準日」フィールドの値を使用して取り込まれた為替レートを使用して、計算および表示されます。
One Viewサービス契約収益性照会フォームの「仮定通貨」フィールドをブランクにした場合、仮定金額は計算されず、仮定金額のグリッド・カラムは非表示になります。
- 2. 基準日
-
仮定通貨と国内通貨の間の為替レートを取り込むのに使用する日付を指定します。この処理オプションをブランクにした場合、システム日付が使用されます。
特殊処理
One Viewサービス契約収益性照会アプリケーションでは、見出しオプションとフィールド、およびグリッドの計算カラムで特殊処理が行われます。
見出しでの特殊処理
One Viewサービス契約収益性照会アプリケーションでは、これらの見出しオプションとフィールドで次の特殊処理が行われます。
「解約された行を含む」と「停止された行を含む」
解約された契約の情報をレポートに含めるには、「解約された行を含む」オプションを選択します。「解約CD」グリッド・カラムの値がブランクでない契約は、解約された契約です。解約理由コードUDCテーブル(17/CN)から「解約CD」グリッド・カラムの値を指定します。
停止された契約の情報をレポートに含めるには、「停止された行を含む」オプションを選択します。「請求保留フラグ」グリッド・カラムの値がブランクでない契約は、停止された契約です。請求停止理由コードUDCテーブル(17/BS)から「請求保留フラグ」グリッド・カラムの値を指定します。
停止および解約された契約のオプションを選択すると、これらの条件のみになるよう絞り込まないかぎり、検索結果には、その他の契約と一緒にこれらの契約が含まれます。解約または停止された契約についてのみレポートを作成するには、例示照会(QBE)行を使用してこれらの条件に絞り込むか、上級クエリー機能を使用します。
仮定通貨と基準日
One Viewサービス契約収益性照会アプリケーションでは、共通の通貨で契約金額についてのレポートを作成できます。「仮定通貨」と「基準日」フィールドを使用すると、契約金額を国内通貨から共通通貨に換算できます。「仮定通貨コード」フィールドに有効な値がある場合にのみ、換算後にグリッドの「仮定」のカラムが自動入力されます。為替レートを取得して換算を実行する際には、「基準日」フィールドが使用されます。「仮定通貨」フィールドおよび「基準日」フィールドは、グリッド・カラムのフィルタではありません。これらのフィールドを使用しない場合、換算は実行されず、「仮定」のカラムはグリッドに表示されません。6つの契約金額を共通通貨に換算できます。これらは、収益金額、請求書金額、実際労務費、実際資材費、その他実費および実績金額です。
計算済グリッド・カラムでの特殊処理
いくつかのソースから情報が取り込まれ、サービス契約に関連する収益および原価を特定します。この情報が取り込まれると、特定の収益および原価情報のない各契約にグリッド・レコードに書き込まれます。レポートではこの行は無視されますが、処理の一部として必要なものです。サービス契約は、契約番号、契約変更番号および行番号の一意の組合せとして定義されます。「収益性係数タイプ」と「収益性係数ソース」カラムにより、レポートで使用されているローの中で情報のないローを迅速に識別できます。情報のないローのこれらのカラムには値が含まれません。
グリッド・カラムには、見出しでの特殊処理の考慮事項に関連する情報が記録されます。これらのカラムにより、データベースにないデータのレポートを、使用しやすいフォームで簡単に作成できます。アプリケーションに付属しているレポートは、これらのカラムによって作成可能になっています。カスタム・レポートを定義する際に、これらを使用することもできます。
One Viewサービス契約収益性照会アプリケーションでは、グリッドの計算カラムで次の特殊処理が行われます。
収益性係数タイプ
このカラムによって、収益性に影響する情報がグリッド・ローに含まれるかどうか、および含まれる場合、含まれる収益性情報のタイプが識別されます。収益および原価は、収益性係数の2つのタイプです。このカラムの値がブランクの場合は、グリッド・ローに収益性を判別する際に使用される情報が含まれないことを示します。
収益性係数ソース
このカラムによって、収益性の計算に含まれる金額のソースを識別します。サービス契約とサービス作業オーダーが、そのソースの2つのタイプです。このカラムの値がブランクの場合は、グリッド・ローに収益性を判別する際に使用される情報が含まれないことを示します。
含まれる契約タイプ
このカラムの値は、分析に含めた契約のタイプを示します。値は、「取消」、「停止」、「両方」または「なし」です。
One View共通集計
このカラムの特殊処理によって、One View Reportingアプリケーションのすべてのグリッド・レコードで共通の値を共有できます。このカラムは、特定の集計のためにBIPエディタとともに使用されます。このカラムは、このカラム自体では意味を持たず、システムによってブランクの値がグリッド内の各レコードのこのカラムに割り当てられます。
仮定通貨コード
見出しの「仮定通貨」フィールドの通貨コードがこのカラムに自動入力されます。見出しの「仮定通貨」と「基準日」フィールドの値がブランクの場合、このカラムは表示されません。
基準日
見出しの「基準日」フィールドの日付がこのカラムに自動入力されます。この日付は、金額を国内通貨から共通通貨に換算するための為替レートの取得に使用されます。見出しの「仮定通貨」と「基準日」フィールドの値がブランクの場合、このカラムは表示されません。
収益金額
これは、サービス契約請求またはサービス作業オーダー請求から生成された契約の収益金額です。この金額は、請求明細ワークファイル(F4812)および請求ワークファイル履歴(F4812H)テーブルから取り込まれます。収益金額がサービス契約請求から取得される場合、契約のすべてのサービス契約請求のすべての収益および契約残の正味金額が単一のグリッド・ローに表示されます。収益金額がサービス作業オーダー請求から取得される場合、各作業オーダーに関連するすべての部分と労務請求レコードの正味金額が個々のグリッド・ローに表示され、作業オーダー番号が「作業オーダー番号」カラムに表示されます。この特殊処理は、この契約の対象で請求済収益のあるすべてのサービス作業オーダーに適用されます。
仮定収益金額
これは、共通通貨に換算される収益金額です。見出しの「仮定通貨」と「基準日」フィールドの値がブランクの場合、このカラムは表示されません。
請求書金額
これは、サービス契約請求またはサービス作業オーダー請求から取得された契約の請求書金額です。このカラムと「収益金額」カラムの違いは、「請求書金額」には税が含まれ、「収益金額」には税が含まれないという点のみです。
仮定請求書金額
これは、共通通貨に換算される請求書金額です。見出しの「仮定通貨」と「基準日」フィールドの値がブランクの場合、このカラムは表示されません。
実際労務費
これは、契約の対象のサービス作業オーダーに関連する合計労務費です。この金額は、作業オーダー・マスター(F4801)から取り込まれ、契約の対象である各サービス作業オーダーの労務費が個別のグリッド・ローに表示されます。「作業オーダー番号」カラムの値は、各サービス作業オーダーに関連付けられる作業オーダー番号です。
仮定実際労務費
これは、共通通貨に換算される実際労務費です。見出しの「仮定通貨」と「基準日」フィールドの値がブランクの場合、このカラムは表示されません。
実際資材費
これは、契約の対象のサービス作業オーダーに関連する資材(部品)の合計費用です。この金額は、作業オーダー・マスター(F4801)から取り込まれ、契約の対象である各サービス作業オーダーの資材費が個別のグリッド・ローに表示されます。「作業オーダー番号」カラムの値は、各サービス作業オーダーに関連付けられる作業オーダー番号です。
仮定実際資材費
これは、共通通貨に換算される実際資材費です。見出しの「仮定通貨」と「基準日」フィールドの値がブランクの場合、このカラムは表示されません。
その他実費
これは、契約の対象のサービス作業オーダーに関連するその他の費用の合計です。この金額は、作業オーダー・マスター(F4801)から取り込まれ、契約の対象である各サービス作業オーダーのその他の費用が個別のグリッド・ローに表示されます。「作業オーダー番号」カラムの値は、各サービス作業オーダーに関連付けられる作業オーダー番号です。
仮定その他実費
これは、共通通貨に換算されるその他の実費です。見出しの「仮定通貨」と「基準日」フィールドの値がブランクの場合、このカラムは表示されません。
実績金額
これは、契約の対象のサービス作業オーダーに関連する合計原価(労務費、資材費およびその他の費用)です。この金額は、作業オーダー・マスター(F4801)から取り込まれ、契約の対象である各サービス作業オーダーの合計原価が個別のグリッド・ローに表示されます。「作業オーダー番号」カラムの値は、各サービス作業オーダーに関連付けられる作業オーダー番号です。
仮定実績金額
これは、共通通貨に換算される実績金額です。見出しの「仮定通貨」と「基準日」フィールドの値がブランクの場合、このカラムは表示されません。
作業オーダー番号
このカラムは、契約の対象であり、関連する原価や収益を分析するサービス作業オーダーの作業オーダー番号を記録します。
レポート
One Viewサービス契約収益性照会アプリケーションに付属しているレポートは、サービス契約収益性レポートです。
レポートを対話形式で実行する際データのフィルタに使用できる契約タイプおよびサービス・パッケージに基づいて、上部のリストがこのレポートで使用されます。
サービス契約収益性
このレポートにより、契約の収益性を分析できます。
このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。
合計契約収益性(縦棒グラフ)
平均契約収益性(ゲージ)
利益(契約別) - 上位5 - 収益/原価(水平棒グラフ)
利益(契約別) - 上位5 - 利益(水平棒グラフ)
利益(契約属性別) - 合計(サービス・パッケージ別)(縦棒グラフ)
利益(契約属性別) - 平均(サービス・パッケージ別)(縦棒グラフ)
利益(契約属性別) - 合計(契約タイプ別)(縦棒グラフ)
利益(契約属性別) - 平均(契約タイプ別)(縦棒グラフ)
契約利益(テーブル・セクションの繰返し、契約タイプで繰返し)
顧客、契約タイプおよびサービス・パッケージの記述を含む参照テーブル





