6Financial ManagementのOne View Reporting

この章では、概要、処理オプション、特殊処理およびレポートについて説明します。

注意: Financial Management用のJD Edwards EnterpriseOne One View Reportingには、One View財務諸表機能も組み込まれています。 『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View財務レポート・ライター製品ガイド』の「One View財務諸表について」を参照してください。

One View総勘定元帳照会(P09219)

「オンライン照会」(G0914)メニューのOne View総勘定元帳照会アプリケーション(P09219)にアクセスします。One View総勘定元帳照会を使用すると総勘定元帳の取引を分析できます。One View総勘定元帳照会では、One View総勘定元帳照会(F0911-F0901-F0006)ビジネス・ビュー(V09219)が使用され、これには、取引明細テーブル(F0911)、勘定科目マスター(F0901)およびビジネスユニット・マスター(F0006)のカラムが含まれます。このアプリケーションは、豊富なデータを提供し、生成できるレポート・タイプについて極めて高い柔軟性があります。ビジネス・ビューの300を超えるカラムから選択して、総勘定元帳を補助元帳(顧客、仕入先、資産または項目など)、ビジネスユニット、会社、勘定科目、勘定科目範囲またはビジネスユニットおよび勘定科目カテゴリ・コード別に分析します。このアプリケーションに付属している高価値のレポートに加えて、このアプリケーションを使用して、多くのビジネス目的でレポートを作成できます。例として、経費勘定分析、ビジネスユニット別収益勘定、地域別在庫勘定、選択した総勘定元帳取引の完全な分析などがあります。関連記述が提供されているため、コードまたは記述、あるいは両方の表示を選択できます。例として、会社、顧客、仕入先、資産、品目、カテゴリ・コード、伝票、バッチ、元帳、補助元帳、補助元帳タイプ、通貨、転記コードなどがあります。

このアプリケーションにはいくつかの事前定義済のレポートが付属しています。元帳取引(顧客およびビジネスユニット別)、元帳取引(勘定科目別)、ビジネスユニット詳細、および元帳取引分析などがあります。これらの付属のレポートを使用して、顧客およびビジネスユニットの取引金額を表示できます。また、これらを勘定科目またはビジネスユニット別に、日付および伝票タイプを指定して表示できます。元帳取引分析対話型レポートでは、ビジネスユニット、主科目、補助科目、伝票タイプ、転記済または未転記、および勘定科目別に分類された複数のデータ・ビューを提供することで取引をより幅の広いビューで表示できます。

処理オプション

処理オプションを使用して、プログラムおよびレポートのデフォルト処理を指定できます。

デフォルト

1. 仮定通貨

One View総勘定元帳照会フォームで使用される仮定通貨コードを指定します。仮定通貨コードを設定すると、仮定金額(カラム)の下の国内通貨金額が、仮定通貨コードの為替レートおよび「為替レート日付」処理オプションの日付を使用して再計算されます。

この処理オプションをブランクにすると、「One View総勘定元帳照会」フォームの仮定通貨コードに自動入力されません。ただし、ユーザーは、フォームにこの値を直接入力できます。

2. 為替レート日付

仮定通貨と国内通貨の間の為替レートを取り込むのに使用する日付を指定します。

ブランクにすると、システム日付が使用されます。

バージョン

1. One View売掛金元帳照会(P03B2022)のバージョン

使用するOne View売掛金元帳照会(P03B2022)のバージョンを指定します。

この処理オプションをブランクにすると、バージョンZJDE0001が使用されます。

2. One View仕入先元帳照会(P042022)のバージョン

使用するOne View仕入先元帳照会(P042022)のバージョンを指定します。

この処理オプションをブランクにすると、バージョンZJDE0001が使用されます。

3. One View勘定残高照会(P09217)のバージョン

使用するOne View勘定残高照会(P09217)のバージョンを指定します。

この処理オプションをブランクにすると、バージョンZJDE0001が使用されます。

特殊処理

One View総勘定元帳照会:

  • 見出しまたは処理オプションで仮定通貨換算をするように指定した場合、仮定通貨換算を提供します。

  • One View売掛金元帳照会(P03B2022)、One View仕入先元帳照会(P042022)およびOne View勘定残高照会(P09217)へのフォーム・エグジットを提供します。処理オプションで呼び出すこれらのアプリケーションのバージョンを指定できます。

レポート

One View総勘定元帳照会アプリケーションに付属しているレポートは次のとおりです。

  • 元帳取引(顧客およびビジネスユニット別)

  • 元帳取引(勘定科目別)

  • ビジネスユニット詳細

  • 元帳取引分析

元帳取引(顧客およびビジネスユニット別)

このレポートを使用すると、元帳のアクティビティを補助元帳およびビジネスユニット別に表示でき、これは特に、顧客、仕入先または品目番号を補助元帳フィールドに保存している場合に、収益勘定、経費勘定または在庫勘定を確認する際に役立ちます。単一の会社またはビジネスユニットのこれらの勘定科目を確認することも、複数の会社またはビジネスユニット、あるいはその両方を選択してより幅広いビューを表示することもできます。また、特定の顧客、仕入先、品目または資産の勘定科目にわたるすべての取引の表示を選択することもできます。また、複数の年度または期間、あるいはその両方を確認することもできます。このレポートは、チャートおよびグラフが正の数値で表示されるように取引の符号が反転されるため、顧客および収益勘定固有のレポートです。経費勘定科目など、符号が反転されていない勘定科目を確認する場合、レポートを簡単に変更できます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 顧客別取引合計(補助元帳)(水平棒グラフ)

  • 取引合計(ビジネスユニット別)(円グラフ)

  • 顧客別取引(補助元帳)(明細テーブル)

元帳取引(勘定科目別)

このレポートは、選択した各勘定科目の取引を日ごとに表示し、特定の期間における勘定科目アクティビティの変動についての有益な情報を提供します。これは、1か月のうちどの日に勘定科目のほとんどのアクティビティが存在するかを把握するのに便利です。このデータは、銀行勘定取引を月単位で追跡する場合に便利であり、受領アクティビティに基づいて高額の支払を行うのに最適な時期の決定に役立てられます。複数の会社およびビジネスユニットにわたるレポートを生成することも、最も関心のある1つの会社またはビジネスユニットについてのレポートを生成することもできます。また、このレポートでは、伝票タイプ別の取引情報も表示されます。このように、アクティビティが最も多く発生しているのはどの取引タイプか、およびこのアクティビティが伝票支払か請求書の受領であるかを確認できます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 取引合計(日付および勘定科目別)(棒グラフ)

  • 取引合計(伝票タイプ別)(棒グラフ)

  • 取引(勘定科目別)(明細テーブル)

ビジネスユニット詳細

このレポートでは、特定のビジネスユニットの取引を日ごとに表示できます。表示する特定の勘定科目および期間を選択できます。四半期の日ごとの取引量がどのように変化するかを確認するには、ビジネスユニットの在庫勘定を選択します。この傾向を表示すると、四半期内で繁忙期はいつかを判別できます。また、伝票タイプ別の取引のチャートもあります。どの在庫取引が最も多く発生しているか、それが出庫、移動またはオーダーの充当であるかを判別できます。このレポートは、多くの様々な勘定科目タイプ(収益、経費、買掛金または売掛金)に使用できます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 取引合計(日付別)(棒グラフ)

  • 取引合計(伝票タイプ別)(棒グラフ)

  • ビジネスユニット詳細(テーブル)

元帳取引分析

このレポートでは、取引セットを多くの方法で分析できます。このレポートを使用して、売掛金、買掛金、収益または勘定科目カテゴリ数を分析できます。取引を様々な方法で表示して、アクティビティを完全に分析することができます。

このレポートでは、元帳日付、転記済/未転記取引およびビジネスユニットでフィルタリングすることで、グラフおよびテーブルに表示される情報を完全に制御できます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 元帳取引(ビジネスユニット別)(棒グラフ)

  • 元帳取引(主科目別)(棒グラフ)

  • 元帳取引(補助元帳別)(水平棒グラフ)

  • 元帳取引(伝票タイプおよび転記コード別)(水平棒グラフ)

  • 元帳取引(勘定科目別)(水平棒グラフ)

  • 元帳取引詳細(前述のテーブルのベースであるテーブル)

次のレポートは、会社00001、ビジネスユニット1、3、4、5、9の2011年度の期間1について売掛金銀行、収益、小額消去、不良債権および割引勘定を選択して生成されました。その期間の売掛管理アクティビティの幅広いビューが表示されます。

元帳取引分析レポート 元帳取引分析レポート 元帳取引分析レポート

One View勘定残高照会(P09217)

「オンライン照会」(G0914)メニューのOne View勘定残高照会アプリケーション(P09217)にアクセスします。勘定残高についてレポートを作成するにはOne View勘定残高照会を使用します。One View勘定残高照会では、One View勘定残高照会ビジネス・ビュー(V09217)が使用され、これには、勘定残高テーブル(F0902)、F0901、F0006のカラムが含まれます。このアプリケーションは、多くのデータを提供し、生成できるレポート・タイプについて極めて高い柔軟性があります。ビジネス・ビューの250を超えるカラムから選択して、勘定残高について年度、期間、ビジネスユニット、会社、勘定科目、勘定科目範囲、ビジネスユニットおよび勘定科目カテゴリ・コード、および補助元帳(顧客、仕入先、資産または品目など)別にレポートを作成します。このアプリケーションに付属している高価値のレポートに加えて、このアプリケーションを使用して、多くのビジネス目的でレポートを作成できます。例として、ビジネスユニット別買掛管理または売掛管理勘定残高の分析、会社別予算対実績比較、四半期経費勘定残高の検討、勘定残高数の分析などがあります。関連記述が提供されているため、コードまたは記述、あるいは両方の表示を選択できます。例として、会社、ビジネスユニット、勘定科目、元帳タイプ、補助元帳タイプ、カテゴリ・コード、通貨などがあります。

このアプリケーションにはいくつかの事前定義済のレポートが付属しています。それらは、勘定科目残高、地域内の店舗別Q1の売上、ビジネスユニット別予算対実績、試算表、勘定科目残高傾向、総利益および勘定科目残高分析です。これらの付属しているレポートを使用すると、勘定科目残高が、補助元帳、カテゴリ・コードおよび店舗にどのように散在しているかを確認できます。また、複数の条件で予算と実績を比較し分析でき、勘定科目残高の傾向と、チャートやグラフの基となっているデータを確認できます。勘定科目残高分析レポートでは、会社、ビジネスユニット、カテゴリ・コード、主科目および補助科目別に分類された複数のデータ・ビューを提供することで取引をより幅の広いビューで表示できます。また、予算と実績の情報も表示されます。

処理オプション

処理オプションを使用して、プログラムおよびレポートのデフォルト処理を指定できます。

デフォルト

1. 仮定通貨

One View勘定科目残高照会フォームで使用される仮定通貨コードを指定します。仮定通貨コードを設定すると、仮定金額(カラム)の下の国内通貨金額が、仮定通貨コードの為替レートおよび「為替レート日付」処理オプションの日付を使用して再計算されます。

この処理オプションをブランクにすると、「One View勘定科目残高照会」フォームの仮定通貨コードに自動入力されません。ただし、ユーザーは、フォームにこの値を直接入力できます。

2. 為替レート日付

仮定通貨と国内通貨の間の為替レートを取り込むのに使用する日付を指定します。

ブランクにすると、システム日付が使用されます。

3. 元帳タイプ(リリース9.2更新)

この処理オプションを使用して、One View勘定残高照会フォームで使用されるデフォルトの元帳タイプを指定します。このオプションをブランクにすると、このフィールドのデフォルト値は表示されません。

4. 比較先元帳(リリース9.2更新)

この処理オプションを使用して、One View勘定残高照会フォームで使用されるデフォルトの比較先元帳タイプを指定します。このオプションをブランクにすると、このフィールドのデフォルト値は表示されません。

バージョン

1. One View総勘定元帳照会(P09219)のバージョン

この処理オプションを使用して、使用するOne View総勘定元帳照会(P09219)のバージョンを指定します。

この処理オプションをブランクにすると、バージョンZJDE0001が使用されます。

特殊処理

One View勘定残高照会は、次の特殊処理を使用します。

  • ブランクにした場合、開始期間数および終了期間数は、会社00000の現在の期間のデフォルトによって設定されます。

  • 期間数が生成されると、転記額および借方転記額を含む各期間の個別レコードがグリッドに表示されます。

  • 比較先元帳処理が提供されています。

  • 開始残高が、収益および損益勘定のGLG範囲に基づいて表示されます。

  • 仮定通貨換算を使用できます。

  • One View総勘定元帳照会(P09219)へのフォーム・エグジットを使用できます。バージョンは処理オプションで指定されます。

  • 必要に応じて、ゼロ残高を非表示にできます。

レポート

One View勘定残高照会プログラムに付属しているレポートは次のとおりです。

  • 元帳勘定残高

  • Q1売上(地域の店舗別)

  • 予算対実績(ビジネスユニット別)

  • 試算表

  • 勘定残高傾向

  • 総利益

  • 勘定残高分析

元帳勘定残高

このレポートでは、補助元帳別およびビジネスユニットのカテゴリ・コード1別の勘定残高を表示できます。顧客、仕入先、資産または品目を追跡するために補助元帳を使用している場合、このレポートは、これらの品目残高について優れたビューを提供します。売掛金勘定科目を選択し顧客残高を表示する、または買掛金勘定を選択し仕入先残高を表示する、または在庫勘定を選択し品目残高を表示します。1つのビューは、ビジネスユニット・カテゴリ・コード1の値に基づきます。この値を使用して、このカテゴリ・コードが組織内でどのように設定されているかに応じ、特定の地域または部門の勘定残高を表示できます。このレポートは、表示する必要がある会社またはビジネスユニットのセットの勘定科目または期間のセットに対して実行できます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 勘定残高(補助元帳別)(水平棒グラフ)

  • 勘定残高(ビジネスユニット・カテゴリ・コード1別)(棒グラフ)

  • 勘定残高(詳細テーブル)

Q1売上(地域の店舗別)

このレポートは、One View Reportingがいかに柔軟性が高いかを示しています。このレポートは、地域の店舗のビジネスユニットおよびビジネスユニット・カテゴリ・コード2を使用して、店舗の売上勘定残高について実行するように設計されています。レポートは、任意の期間について実行できます。店舗の売上勘定科目がない場合、ビジネスユニットに焦点を合わせ収益または経費などのその他の勘定科目グループを簡単に表示できます。指定した期間の勘定残高の傾向および様々なビジネスユニットのグラフが表示されます。表示する対象として複数のビジネスユニット、勘定科目グループおよび期間を選択できます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • Q1売上(店舗別)(棒グラフ)

  • 店舗売上傾向(線グラフ)

  • 売上(店舗別)(詳細テーブル)

予算対実績(ビジネスユニット別)

このレポートでは、ユーザーが指定した期間に対する、勘定科目の予算対実績残高を表示できます。予算元帳を比較先元帳としてアプリケーションに入力します。選択した勘定科目について予算を超えているか否か、および予算対実績の経時的な傾向を特定するために必要な情報を得られます。組織全体の追跡情報を確認するために予算を含むすべての勘定科目を選択したり、賃貸料や電気代など特定の勘定科目グループを選択したりできます。表示粒度のレベルを選択します。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 予算対実績(円グラフ)

  • 予算対実績(期間別)(棒グラフ)

  • 予算対実績(ビジネスユニット別)(詳細テーブル)

予算対実績(ビジネスユニット別)テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

主科目

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

主科目、会社、元帳タイプ

呼び出されるアプリケーション

主科目別試算表(P09214)

呼び出されるフォーム

W09214A

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

試算表

このレポートでは、試算表を複数の方法で表示できます。レポートに含める会社、勘定科目および期間を選択します。勘定科目、ビジネスユニット、主科目、"補助元帳タイプ、補助元帳および主科目"、および"主科目、補助元帳タイプおよび補助元帳"別に試算表を表示できます。選択した勘定科目残高は、4つのすべてのビューに表示されます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 試算表(勘定科目別)(ピボット・テーブル)

  • 試算表(ビジネスユニット別)(ピボット・テーブル)

  • 試算表(主科目別)(ピボット・テーブル)

  • 試算表(補助元帳タイプ、補助元帳および主科目別)(ピボット・テーブル)

  • 試算表(主科目、補助元帳タイプおよび補助元帳別)(ピボット・テーブル)

  • 試算表詳細(テーブル)

試算表詳細テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

主科目

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

主科目、会社、元帳タイプ

呼び出されるアプリケーション

主科目別試算表(P09214)

呼び出されるフォーム

W09214A

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

勘定残高傾向

このレポートでは、勘定科目残高の傾向を表示できます。対象の期間に対して勘定科目のグループを選択し、ビジネスユニットおよび主科目別に傾向を表示します。また、未決済金額、借方金額、貸方金額および残高を表示するデータのピボット・テーブルも含まれます。これらのピボット・テーブルには、勘定科目別残高、勘定科目および補助元帳別残高フォーマットで情報が表示されます。このレポートは、売掛金、買掛金、またはこのタイプの分析を必要とするその他のグループを分析する場合に便利です。表示する会社、ビジネスユニット、勘定科目および期間の範囲を選択します。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 傾向(ビジネスユニット別)(線グラフ)

  • 傾向(主科目別)(線グラフ)

  • 勘定科目別残高(テーブル)

  • 勘定科目および補助元帳別残高(テーブル)

  • 勘定残高詳細(テーブル)

勘定残高詳細テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

主科目

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

略式ID(勘定科目コード入力 - モード不明)

呼び出されるアプリケーション

月別勘定残高(P0902P1)

呼び出されるフォーム

W0902P1D

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

総利益

このレポートでは、レポートに含めるように選択した収益および原価勘定科目に基づく総利益を表示できます。このレポートでは、勘定科目カテゴリ・コード43により、収益および原価の勘定科目がそれぞれ特定されます。総利益、収益および原価はビジネスユニット別に表示できます。ピボット・テーブルには、次の金額が期間別に表示されます。このレポートを、勘定科目カテゴリ・コード43の特定の値を含む会社、ビジネスユニットまたは勘定科目セットに対して実行し、このタイプの情報を取得できます。また、表示対象の期間も選択できます。このレポートを実行して、すべての収益勘定およびすべての経費勘定など複数の勘定科目タイプを比較したり、利益全体または売上勘定科目に対する売上利益のみを特定したりできます。

注意: カテゴリ・コード43にこの収益および原価の分類がない場合。値をUDCに追加し勘定科目を分類するか、またはこのレポートをコピーし、この分類に必要なその他のカテゴリ・コードを使用できます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 総利益(ビジネスユニット別)(水平棒グラフ)

  • 収益(ビジネスユニット別)(棒グラフ)

  • 売上原価(ビジネスユニット別)(棒グラフ)

  • 総利益(期間別)(テーブル)

  • 勘定残高詳細(テーブル)

勘定残高詳細テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

主科目

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

略式ID(勘定科目コード入力 - モード不明)

呼び出されるアプリケーション

月別勘定残高(P0902P1)

呼び出されるフォーム

W0902P1D

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

勘定残高分析

このレポートでは、勘定残高グループを完全に分析できます。勘定残高を、ビジネスユニット、会社、ビジネスユニット・カテゴリ・コード、選択された期間におけるビジネスユニット傾向、ビジネスユニット別予算対実績、上位10の補助元帳、および主科目別予算対実績ごとに表示できます。収益勘定、経費勘定または資産勘定などの勘定科目グループを選択し、完全に分析できます。このレポートは、複数の会社およびビジネスユニットに対して、または特定のビジネスユニットに対してのみ実行できます。1年、四半期または期間数に対して実行します。

注意: このレポートの予算金額を確認するには、アプリケーションの見出しの「比較先元帳」フィールドに値を入力する必要があります。

このレポートでは、期間およびビジネスユニット・カテゴリ・コード1でフィルタリングすることで、グラフおよびテーブルに表示される情報を完全に制御できます。このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • ビジネスユニット別勘定科目残高(ゲージ)

  • 勘定残高(会社別)(円グラフ)

  • 勘定残高(BUカテゴリ・コード1別)(円グラフ)

  • ビジネスユニット傾向(線グラフ)

  • 予算対実績(ビジネスユニット別)(水平棒グラフ)

  • 上位10の補助元帳(勘定残高別)(棒グラフ)

  • 予算対実績(主科目別)(水平棒グラフ)

  • 勘定残高詳細(テーブル)

勘定残高詳細テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

主科目

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

主科目、会社、元帳タイプ

呼び出されるアプリケーション

主科目別試算表(P09214)

呼び出されるフォーム

W09214A

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

次のレポートは、2011年度の期間4から期間6、元帳タイプAA、比較先元帳BA、会社00001および00200、ビジネスユニット3、5、9、M10およびM30の買掛経費勘定科目を選択して生成されました。その期間の買掛経費勘定残高および予算の幅広いビューを表しています。

勘定残高分析 勘定残高分析 勘定残高分析 勘定残高分析 勘定残高分析

One View売掛金元帳照会(P03B2022)

「売掛金照会」(G03B17)メニューからOne View売掛金元帳照会アプリケーション(P03B2022)にアクセスします。One View売掛金元帳照会を使用して、売掛金元帳取引を分析します。One View売掛金元帳照会では、One View売掛金元帳照会ビジネス・ビュー(V03B11I)が使用され、これには、売掛金元帳テーブル(F03B11)および顧客業種マスター(F03012)のカラムが含まれます。このアプリケーションは、豊富なデータを提供し、生成できるレポート・タイプについて極めて高い柔軟性があります。ビジネス・ビューの500を超えるカラムから選択し、期間、会計年度、割引情報、年齢調べカテゴリ、回収管理者または与信管理者、任意のカテゴリ・コードなど別に売掛金元帳を分析します。このアプリケーションに付属している高価値のレポートに加えて、このアプリケーションを使用して、多くのビジネス目的でレポートを作成できます。例として、回収管理者別支払済/未決済請求書、ビジネスユニット別クレジット・メモ、上位10の顧客、ビジネスユニットまたは地域別の売掛金分析などがあります。関連記述が提供されているため、コードまたは記述、あるいは両方の表示を選択できます。例として、会社、顧客、勘定科目、カテゴリ・コード、通貨、支払状況などがあります。

このアプリケーションにはいくつかの事前定義済のレポートが付属しています。それらは、未決済請求書、顧客残高、未決済請求書(経過日数付き)および顧客勘定残高分析です。これらの付属レポートを使用すると、未決済請求書に基づく上位10の顧客を確認し、未決済請求書がすべての顧客にどのように散在しているかを表示して、与信管理者および地域(顧客マスター・カテゴリ・コード1)別に経過日数を追跡できます。売掛金元帳分析レポートでは、地域(顧客マスター・カテゴリ・コード1)、回収および与信管理者、顧客別経過日数、および期間別に分類された複数のデータ・ビューを提供することで取引をより幅の広いビューで表示できます。

処理オプション

処理オプションを使用して、プログラムおよびレポートのデフォルト処理を指定できます。

デフォルト

1. 仮定通貨

One View売掛金元帳照会フォームで使用される仮定通貨コードを指定します。仮定通貨コードを設定すると、仮定金額(カラム)の下の国内通貨金額が、仮定通貨コードの為替レートおよび「為替レート日付」処理オプションの日付を使用して再計算されます。

この処理オプションをブランクにすると、One View売掛金元帳照会の仮定通貨コードに自動入力されません。ただし、ユーザーは、フォームにこの値を直接入力できます。

2. 為替レート日付

仮定通貨と国内通貨の間の為替レートを取り込むのに使用する日付を指定します。

ブランクにすると、システム日付が使用されます。

年齢調べ設定

1. 売掛管理会社固定情報

売掛管理固定情報と年齢調べ処理オプションのどちらから年齢調べ設定を読み込むかを指定します。値は次のとおりです。

ブランク: 年齢調べの処理オプションで指定された値を使用する。

1: 売掛管理固定情報で指定された値を使用する。売掛管理固定情報の基準日フィールドがブランクの場合、現在の日付が使用されます。

2. 日付タイプ

年齢調べカテゴリの決定に使用する請求書の日付を指定します。ここで指定した日付とアプリケーション・コントロール「基準日」の値を比較して、請求書の支払期日超過日数が計算されます。値は次のとおりです。

ブランク: 請求書の支払期日を使用する。

1: 請求書日付を使用する。

2: 元帳日付を使用する。

3: 計算書日付を使用する。

3. 年齢調べ方法(1、2、3)

請求書の割当に使用する年齢調べカテゴリ指定します。アプリケーション・コントロール「基準日」で指定した日付と、「日付タイプ」処理オプションで指定した値によって各請求書の経過期間が計算され、このコードで指定した年齢調べカテゴリに割り当てられます。値は次のとおりです。

ブランクまたは1: 経過日数。処理オプションの「年齢調べカテゴリ1」から「年齢調べカテゴリ8」で指定した年齢調べカテゴリに請求書が割り当てられます。年齢調べカテゴリには、自由に日数を設定できます。

2: 会計期間。会社レコードに割り当てられた期間パターンによって定義されている会計期間が、年齢調べカテゴリとして使用されます。

3: カレンダ。各カレンダ月が年齢調べカテゴリとして使用されます。

4. 年齢調べカテゴリ1

ここで指定する値を「年齢調べカテゴリ2」オプションで指定する値とともに使用して、将来および現行の年齢調べカテゴリの間隔が決定します。

5. 年齢調べカテゴリ2

ここで指定する値を「年齢調べカテゴリ1」処理オプションおよび「年齢調べカテゴリ3」処理オプションで指定する値とともに使用して、現行および1番目の年齢調べカテゴリの間隔が決定します。

6. 年齢調べカテゴリ3

ここで指定する値を「年齢調べカテゴリ2」処理オプションおよび「年齢調べカテゴリ4」処理オプションで指定する値とともに使用して、1番目および2番目の年齢調べカテゴリの間隔が決定します。

7. 年齢調べカテゴリ4

ここで指定する値を「年齢調べカテゴリ3」処理オプションおよび「年齢調べカテゴリ5」処理オプションで指定する値とともに使用して、2番目および3番目の年齢調べカテゴリの間隔が決定します。

8. 年齢調べカテゴリ5

ここで指定する値を「年齢調べカテゴリ4」処理オプションおよび「年齢調べカテゴリ6」処理オプションで指定する値とともに使用して、3番目および4番目の年齢調べカテゴリの間隔が決定します。

9. 年齢調べカテゴリ6

ここで指定する値を「年齢調べカテゴリ5」処理オプションおよび「年齢調べカテゴリ7」処理オプションで指定する値とともに使用して、4番目および5番目の年齢調べカテゴリの間隔が決定します。

10. 年齢調べカテゴリ7

ここで指定する値を「年齢調べカテゴリ6」処理オプションおよび「年齢調べカテゴリ8」処理オプションで指定する値とともに使用して、レポートに印刷する5番目と6番目の年齢調べカテゴリの間隔が決定します(テキストの問題はソフトウェアを再チェック)。

11. 年齢調べカテゴリ8

ここで指定する値を「年齢調べカテゴリ7」処理オプションで指定する値とともに使用して、6番目の年齢調べカテゴリの間隔が決定します。

バージョン

1. One View顧客入金/手形照会(P03B702)のバージョン

使用するOne View顧客入金/手形照会(P03B702)のバージョンを指定します。この処理オプションをブランクにすると、バージョンZJDE0001が使用されます。

2. One View総勘定元帳照会(P09219)のバージョン

使用するOne View総勘定元帳照会(P09219)のバージョンを指定します。この処理オプションをブランクにすると、バージョンZJDE0001が使用されます。

特殊処理

One View売掛金元帳照会には、次の特殊処理があります。

  • 顧客マスター情報は、請求書に示された顧客に基づいて取り込まれ、業種別に取り込まれます。会社が顧客マスターに指定されていない場合、デフォルトの会社00000が使用されます。この特殊処理に基づいて、一部の顧客マスター・カラムはQBEで使用できません。

  • 基準日処理を使用できます。基準日を入力した場合、ゼロの未決済金額のレコードは表示されません。

  • 年齢調べ処理を使用できます。

  • 仮定通貨換算を使用できます。

  • One View顧客入金/手形照会(P03B720)およびOne View総勘定元帳照会(P09219)へのフォーム・エグジットがあります。バージョンは処理オプションで指定されます。

レポート

One View売掛金元帳照会プログラムに付属しているレポートは次のとおりです。

  • 顧客残高

  • 未決済請求書

  • 未決済請求書(経過日数付き)

  • 顧客勘定残高分析

顧客残高

このレポートでは、顧客の未決済残高を確認できます。売掛金元帳からすべての伝票タイプを選択すると、すべてのタイプの請求書、控除、再請求などが考慮されるため、顧客の未決済残高の全体像を確認できます。回収管理者または与信管理者にとって、レポートする顧客のみを選択する場合にこの機能は特に便利です。また、複数の会社またはビジネスユニットのデータを選択して、組織全体にわたる残高のビューを取得できます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 顧客残高(水平棒グラフ)

  • 顧客残高詳細(テーブル)

顧客残高詳細テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

伝票番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

伝票番号

呼び出されるアプリケーション

売掛金元帳照会(P03B2002)

呼び出されるフォーム

W03B2002A

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

未決済請求書

このレポートでは、未決済請求書金額の情報を表示できます。上位10の顧客の情報およびカテゴリ・コード別の未決済金額の情報を取得できます。このレポートは、未決済請求書金額が最も高い10の顧客を一目で確認する場合に便利です。特定の会計年度、特定の期間、会社、ビジネスユニット、与信管理者または回収管理者(あるいはその両方)、または顧客カテゴリ・コードに基づく顧客のタイプについての情報を確認できます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 上位10の顧客(未決済金額別)(水平棒グラフ)

  • 未決済金額(顧客別)(テーブル)

  • 未決済金額(顧客マスター・カテゴリ・コード1別)(円グラフ)

  • 未決済請求書(テーブル)

未決済請求書テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

伝票番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

伝票番号

呼び出されるアプリケーション

売掛金元帳照会(P03B2002)

呼び出されるフォーム

W03B2002A

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

未決済請求書(経過日数付き)

このレポートでは、与信管理者および地域(顧客マスター・カテゴリ・コード1が地域を示している場合)別に請求書の経過日数を表示できます。このレポートでは、どの与信管理者が請求書の経過日数に問題があるか、または特定の地域の請求書の年齢調べが他の地域と異なっているかどうかを特定する場合に特に便利です。会社、ビジネスユニット、顧客または与信管理者の特定のセットについてこのデータを表示できます。組織全体の請求書の年齢調べをすべて表示するには、このレポートを使用します。

このレポートで正しくデータを計算するには、アプリケーションの見出しにある「年齢調べ」チェック・ボックスを選択し、「基準日」を入力する必要があります(ブランクにした場合、今日の日付が使用されます)。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 与信管理者別の年齢調べ未決済金額(水平棒グラフ)

  • 地域別の年齢調べ未決済金額(水平棒グラフ)

  • 未決済請求書 - 年齢調べ付き(テーブル)

未決済請求書(経過日数付き)テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

伝票番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

伝票番号

呼び出されるアプリケーション

売掛金元帳照会(P03B2002)

呼び出されるフォーム

W03B2002A

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

顧客勘定残高分析

このレポートでは、顧客勘定の未決済残高を詳細に分析できます。未決済金額のこの分析は、多くの属性によって実行できます。この属性には、与信管理者、回収管理者、地域(顧客マスター・カテゴリ・コード1)、支払人、顧客、期間、年齢調べカテゴリおよび総額対未決済金額が含まれます。売掛管理担当者および処理の実行方法を確認するには、選択した期間の複数の会社またはビジネスユニットのデータを表示します。

このレポートで正しくデータを計算するには、アプリケーションの見出しにある「年齢調べ」チェック・ボックスを選択し、「基準日」を入力する必要があります(ブランクにした場合、今日の日付が使用されます)。

このレポートでは、地域(顧客マスター・カテゴリ・コード1)でフィルタリングすることで、グラフおよびテーブルに表示される情報を完全に制御できます。このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 期日超過金額(回収管理者別)(ゲージ)

  • 未決済金額(地域別)(円グラフ)

  • 上位10の支払人(未決済金額別)(水平棒グラフ)

  • 上位10の顧客(未決済金額別)(水平棒グラフ)

  • 経過未決済金額(回収管理者別)(水平棒グラフ)

  • 未決済金額(与信管理者別)(円グラフ)

  • 総額対未決済金額(期間別)(棒グラフ)

  • 経過未決済金額(顧客別)(水平棒グラフ)

  • 未決済請求書(テーブル)

経過未決済金額(顧客別)テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

伝票番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

伝票番号

呼び出されるアプリケーション

売掛金元帳照会(P03B2002)

呼び出されるフォーム

W03B2002A

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

次のレポートは、2011年6月30日の日付で、年齢調べおよび基準日処理をアクティブ化することで生成されました。選択されたデータは、会社00001、会計年度11の期間4から6の大規模な顧客グループです。期間にわたる顧客勘定残高の幅広いビューが表示されます。

顧客勘定残高分析レポート 顧客勘定残高分析レポート 顧客勘定残高分析レポート 顧客勘定残高分析レポート

One View顧客入金/手形照会(P03B720)

「売掛金照会」(G03B17)メニューからOne View顧客入金/手形照会アプリケーション(P03B720)にアクセスします。One View顧客入金/手形照会を使用して、入金/手形取引を照会します。One View顧客入金/手形照会では、One View顧客入金/手形照会ビジネス・ビュー(V03B720)が使用され、これには、入金詳細テーブル(F03B14)、入金見出しテーブル(F03B13)および顧客マスター(F03012)のカラムが含まれます。このアプリケーションは、豊富なデータを提供し、生成できるレポート・タイプについて極めて高い柔軟性があります。ビジネス・ビューの300を超えるカラムから選択し、期間、会計年度、回収管理者または与信管理者、任意のカテゴリ・コードなど別に入金および手形を分析します。このアプリケーションに付属している高価値のレポートに加えて、このアプリケーションを使用して、多くのビジネス目的でレポートを作成できます。小額消去、控除、再請求および割引の分析、または期間別の顧客入金の確認などを行えます。関連記述が提供されているため、コードまたは記述、あるいは両方の表示を選択できます。例として、会社、顧客、支払人、親、カテゴリ・コード、通貨、支払手段などがあります。

このアプリケーションにはいくつかの事前定義済のレポートが付属しています。それらは、入金取引、入金履歴傾向、売掛金小額消去および入金分析です。これらの付属レポートを使用すると、ビジネスユニット、回収管理者およびその他の値全体で入金がどのように処理されているかの確認、会計年度および期間、回収管理者、およびその他の値別の入金傾向の確認、および理由コード、顧客および回収管理者別の売掛金小額消去の状態の確認を行えます。入金分析レポートでは、地域、ビジネスユニット、顧客、支払人、回収管理者および期間別に分類された複数のデータ・ビューを提供することで取引をより幅の広いビューで表示できます。

処理オプション

処理オプションを使用して、プログラムおよびレポートのデフォルト処理を指定できます。

デフォルト

1. 仮定通貨

この処理オプションを使用して、One View顧客入金/手形照会フォームで使用される仮定通貨コードを指定します。仮定通貨コードを設定すると、仮定金額(カラム)の下の国内通貨金額が、仮定通貨コードの為替レートおよび「為替レート日付」処理オプションの日付を使用して再計算されます。

この処理オプションをブランクにすると、「One View顧客入金/手形照会」フォームの仮定通貨コードに自動入力されません。ただし、ユーザーは、フォームにこの値を直接入力できます。

2. 為替レート日付

仮定通貨と国内通貨の間の為替レートを取り込むのに使用する日付を指定します。

ブランクにすると、システム日付が使用されます。

バージョン

1. One View売掛金元帳照会(P03B2022)のバージョン

使用するOne View売掛金元帳照会(P03B2022)のバージョンを指定します。この処理オプションをブランクにすると、バージョンZJDE0001が使用されます。

2. One View総勘定元帳照会(P09219)のバージョン

使用するOne View総勘定元帳照会(P09219)のバージョンを指定します。この処理オプションをブランクにすると、バージョンZJDE0001が使用されます。

特殊処理

One View顧客入金/手形照会には、次の特殊処理があります。

  • 顧客マスター情報は、入金の支払人に基づいて取り込まれ、業種別に実行されます。会社が顧客マスターに指定されていない場合、デフォルトの会社00000が使用されます。この特殊処理に基づいて、一部の顧客マスター・カラムはQBEで使用できません。

  • 仮定通貨換算を使用できます。

  • One View売掛金元帳照会(P03B2022)およびOne View総勘定元帳照会(P09219)へのフォーム・エグジットがあります。バージョンは処理オプションで指定されます。

  • 入金額は、すべてのレポート・チャートおよびテーブルで-1が掛けられ、正の符号で表示されます。これは、JD Edwards EnterpriseOneでのこの金額の表示方法と一致します。

レポート

One View顧客入金/手形照会プログラムに付属しているレポートは次のとおりです。

  • 入金取引

  • 入金履歴傾向

  • 売掛小額消去

  • 入金分析

入金取引

このレポートでは、すべての入金取引を確認できます。ビジネスユニット、顧客、支払人、回収管理者、支払人のカテゴリ・コード1の値別に表示できます。このレポートを使用して、入金額が最も高いおよび低い顧客または支払人を確認できます。ビジネスユニット間または回収管理者間で入金を比較できます。この情報は、特定の期間、ビジネスユニット、会社または支払人のカテゴリ・コード1の値について表示できます。これは柔軟性が高く、多くの様々な属性別の入金取引アクティビティの把握に役立ちます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 入金(ビジネスユニット別)(棒グラフ)

  • 入金(顧客別)(水平棒グラフ)

  • 入金(支払人別)(棒グラフ)

  • 入金(回収管理者別)(円グラフ)

  • 入金(支払人カテゴリ・コード1別)(円グラフ)

  • 入金取引(詳細テーブル)

入金取引テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

入金番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

入金番号

呼び出されるアプリケーション

入金明細(P03B103)

呼び出されるフォーム

W03B103B

呼び出されるバージョン

なし

入金履歴傾向

このレポートでは、選択した期間に対する入金傾向を表示できます。この傾向は、回収管理者、支払人および顧客別に表示できます。選択したビジネスユニット、顧客、回収管理者またはその他の多くの組合せについて組織全体の傾向を表示できます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 入金履歴傾向(線グラフ)

  • 入金傾向(回収管理者別)(線グラフ)

  • 入金傾向(支払人別)(線グラフ)

  • 入金傾向(顧客別)(テーブル)

売掛小額消去

このレポートでは、理由コード、回収管理者および顧客別に小額消去を表示できます。このレポートは、小額消去の発生元およびその理由を把握するのに役立ちます。特定の期間、回収管理者、ビジネスユニット、会社またはこれらの組合せについて小額消去情報を表示することで、そのソースを把握できます。この情報により、小額消去の傾向を特定して、顧客との関係を強固にし、売掛金処理を向上するために必要な情報を得ることができます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 売掛小額消去(理由コード別)(棒グラフ)

  • 売掛小額消去(顧客別)(水平棒グラフ)

  • 売掛小額消去(回収管理者別)(円グラフ)

  • 売掛小額消去の詳細(テーブル)

売掛小額消去の詳細テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

入金番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

ReceiptNumber

呼び出されるアプリケーション

入金明細(P03B103)

呼び出されるフォーム

W03B103B

呼び出されるバージョン

なし

入金分析

このレポートでは、すべての入金取引分析を行えます。回収管理者、地域(顧客マスター・カテゴリ・コード1)、ビジネスユニット、支払人および顧客別に入金取引を表示できます。組織全体、またはいくつかのビジネスユニット、顧客、地域または回収管理者に焦点を絞って分析できます。分析の対象とする期間および入金取引のグループを選択します。

このレポートでは、地域(顧客マスター・カテゴリ・コード1)でフィルタリングすることで、グラフおよびテーブルに表示される情報を完全に制御できます。このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 入金額(回収管理者別)(ゲージ)

  • 入金額(地域別)(円グラフ)

  • 入金額(ビジネスユニット別)(円グラフ)

  • 上位10の支払人(入金額別)(水平棒グラフ)

  • 上位10の顧客(入金額別)(水平棒グラフ)

  • その他の回収金額(回収管理者別)(水平棒グラフ)

  • その他の回収金額(支払人別)(水平棒グラフ)

  • 入金傾向(線グラフ)

  • 入金明細(テーブル)

入金明細テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

入金番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

支払ID

呼び出されるアプリケーション

標準入金入力(P03B102)

呼び出されるフォーム

W03B102A

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

次のレポートは、会社00001、会計年度11の期間4から6の大規模な顧客グループを選択し生成されました。期間にわたる入金アクティビティの幅広いビューが表示されます。

入金分析レポート 入金分析レポート 入金分析レポート 入金分析レポート 入金分析レポート

One View仕入先元帳照会(P042022)

「買掛金照会」(G0415)メニューからOne View仕入先元帳照会アプリケーション(P042022)にアクセスします。One View仕入先元帳照会を使用して、仕入先元帳取引を分析します。One View仕入先元帳照会では、One View仕入先元帳照会ビジネス・ビュー(V042022)が使用され、これには、買掛金元帳テーブル(F0411)、仕入先マスター(F0401)および住所録テーブル(F0101)のカラムが含まれます。このアプリケーションは、豊富なデータを提供し、生成できるレポート・タイプについて極めて高い柔軟性があります。ビジネス・ビューの300を超えるカラムから選択し、期間、会計年度、割引情報、仕入先、支払先、承認者、任意のカテゴリ・コードなど別に仕入先元帳を分析します。アプリケーションに付属している高価値のレポートに加えて、このアプリケーションを使用して、多くのビジネス目的でレポートを作成できます。例として、承認者別総額対未決済金額、上位10の仕入先、ビジネスユニットまたは地域別の買掛金分析などがあります。関連記述が提供されているため、コードまたは記述、あるいは両方の表示を選択できます。例として、会社、仕入先、勘定科目、カテゴリ・コード、通貨、支払状況などがあります。

このアプリケーションにはいくつかの事前定義済のレポートが付属しています。それらは、未払伝票、期限30日内の支払、支払期日超過、取引量(支払項目別)および仕入先勘定残高分析です。これらの付属レポートを使用すると、伝票が仕入先にどのように散在しているか、および次の30日間にどの支払があるかを確認できます。ビジネスユニット別に期限の切れた支払を追跡できます。仕入先元帳分析レポートでは、地域(仕入先マスター・カテゴリ・コード1)、承認者、ビジネスユニット、伝票タイプ、期日および期間別に分類された複数のデータ・ビューを提供することで取引をより幅の広いビューで表示できます。

処理オプション

処理オプションを使用して、プログラムおよびレポートのデフォルト処理を指定できます。

デフォルト

1. 仮定通貨

「One View仕入先元帳照会」フォームの「仮定通貨コード」フィールドに表示される仮定通貨を指定します。仮定通貨コード値を指定した場合、国内通貨金額に基づき、「為替レート日付」処理オプションの仮定通貨コードの為替レートと日付を使用して、値が計算され仮定金額カラムに表示されます。

この処理オプションをブランクにすると、「One View仕入先元帳照会」フォームの「仮定通貨コード」フィールドに自動入力されません。ただし、ユーザーは、フォームにこの値を直接入力できます。

2. 為替レート日付

仮定通貨と国内通貨の間の為替レートを取り込むのに使用する日付を指定します。

ブランクにすると、システム日付が使用されます。

バージョン

1. One View仕入先支払照会(P04720)のバージョン

使用するOne View仕入先支払照会プログラム(P04720)のバージョンを指定します。

この処理オプションをブランクにすると、バージョンZJDE0001が使用されます。

2. One View総勘定元帳照会(P09219)のバージョン

使用するOne View総勘定元帳照会プログラム(P09219)のバージョンを指定します。

この処理オプションをブランクにすると、バージョンZJDE0001が使用されます。

特殊処理

One View仕入先元帳照会には、次の特殊処理があります。

  • 調整レコードは、当初伝票支払項目にすでに適用されているため表示されません。

  • 基準日処理を使用できます。

  • 基準日を入力した場合、未決済金額がゼロのレコードは表示されません。

  • 仮定通貨換算を使用できます。

  • One View仕入先支払照会(P04720)およびOne View総勘定元帳照会(P09219)へのフォーム・エグジットがあります。バージョンは処理オプションで指定されます。

レポート

One View仕入先元帳照会アプリケーションに付属しているレポートは次のとおりです。

  • 未払伝票

  • 期限30日内の支払

  • 支払期日超過

  • 取引量(支払項目別)

  • 仕入先勘定残高分析

未払伝票

このレポートでは、未払伝票金額の情報を表示できます。仕入先、住所録カテゴリ・コード1および承認者についての情報が提供されます。このレポートは、未決済請求書金額が最も高い仕入先および承認者を一目で確認する場合に便利です。このレポートにカテゴリ・コードを含めると、特定の仕入先属性別にビューを拡張できます。カテゴリ・コード1、承認者および仕入先別に表示される金額が含まれるテーブルがあります。これらのカテゴリ別に分類された特定の仕入先金額を表示する場合に便利です。特定の会計年度、特定の期間、会社、ビジネスユニット、承認者、または仕入先カテゴリ・コードに基づく仕入先属性についての情報を確認できます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 未払伝票(仕入先別)(水平棒グラフ)

  • 未払伝票(カテゴリ・コード1別)(円グラフ)

  • 未払伝票(承認者別)(棒グラフ)

  • 未払伝票(カテゴリ・コード1、承認者および仕入先別)(テーブル)

  • 未払伝票/明細(仕入先別)(テーブル)

未払伝票/明細(仕入先別)テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

伝票番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

伝票番号、伝票タイプ、伝票会社

呼び出されるアプリケーション

買掛金標準伝票入力(P0411)

呼び出されるフォーム

W0411G

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

期限30日内の支払

このレポートでは、期日が次の30日間以内であるすべての支払を表示できます。仕入先、ビジネスユニットおよび承認者別の金額に関する情報にアクセスできます。これらの支払に適用できる割引についての追加情報もあります。次のグラフおよび表には、最大の割引を受けるための支払期限、処理する金額が最も高額な承認者およびビジネスユニット、およびチャートに伴う詳細を特定するための重要な情報が含まれます。この情報は、会社全体の情報として表示することも、承認者またはビジネスユニット・レベルに分類して表示することもできます。必要に応じて、支払期日が10、60、90またはそれ以上の支払を表示するようにレポートを変更することもできます。

注意: このレポートに正確で有用な情報を表示するには、レポートの日数に基づく支払期日に対して特定のデータ選択を実行する必要があります。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 上位10の仕入先(支払期日別)(水平棒グラフ)

  • 支払期日(仕入先別)(テーブル)

  • 割引可能額(割引期日別)(棒グラフ)

  • 支払期日(ビジネスユニット別)(円グラフ)

  • 支払期日(承認者別)(円グラフ)

  • 期限30日内の支払(明細テーブル)

期限30日内の支払テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

伝票番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

伝票番号、伝票タイプ、伝票会社

呼び出されるアプリケーション

買掛金標準伝票入力(P0411)

呼び出されるフォーム

W0411G

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

支払期日超過

このレポートでは、期限の切れた支払に関するすべての情報を表示できます。仕入先、ビジネスユニット、承認者および期日別にこの情報を確認します。このレポートは、どれ位期限を過ぎているか、支払先の仕入先、および支払の承認担当者を特定する場合に役立ちます。この情報は、組織全体の情報として表示することも、特定の会社、ビジネスユニットまたは承認者に絞って表示することもできます。支払期日超過を、今日が期限ではないようにするには、追加の日付を含めるようにデータ選択を変更します。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 上位10の仕入先(支払期日超過別)(水平棒グラフ)

  • 支払期日超過(仕入先別)(テーブル)

  • 支払期日超過(期日別)(棒グラフ)

  • 支払期日(ビジネスユニット別)(円グラフ)

  • 支払期日(承認者別)(円グラフ)

  • 支払期日超過(詳細テーブル)

支払期日超過テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

伝票番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

伝票番号、伝票タイプ、伝票会社

呼び出されるアプリケーション

買掛金標準伝票入力(P0411)

呼び出されるフォーム

W0411G

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

取引量(支払項目別)

このレポートでは、仕入先当たり処理する平均支払項目数、および請求書当たりの平均総額を表示できます。請求書当たりの支払項目数が最も多い仕入先を確認できます。この情報は、各請求書の処理時間を把握する場合に便利であり、支払処理の改善に役立ちます。特定の期間、会社、仕入先のグループまたは承認者についてこの情報を表示し、意思決定するためのより詳細な情報を得られます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 仕入先残高と支払項目数(棒および線グラフ)

  • 仕入先残高、平均残高および支払項目数(テーブル)

  • 伝票明細(テーブル)

伝票明細テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

伝票番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

伝票番号、伝票タイプ、伝票会社

呼び出されるアプリケーション

買掛金標準伝票入力(P0411)

呼び出されるフォーム

W0411G

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

仕入先勘定残高分析

このレポートでは、仕入先勘定残高を詳細に分析できます。未決済金額のこの分析は、多くの属性によって実行できます。この属性には、承認者、地域、ビジネスユニット、伝票タイプ、期日、支払先、仕入先、期間、および総額対未決済金額が含まれます。買掛管理担当者および処理の実行方法を確認するには、選択した期間の複数の会社またはビジネスユニットのデータを表示します。

注意: このレポートで正確な情報を提供するには、基準日を入力する必要があります。

このレポートでは、地域(住所録カテゴリ・コード1)でフィルタリングすることで、グラフおよびテーブルに表示される情報を完全に制御できます。このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 未決済金額(承認者別)(ゲージ)

  • 未決済金額(地域別)(円グラフ)

  • 上位10の受取人(未決済金額別)(水平棒グラフ)

  • 上位10の仕入先(未決済金額別)(水平棒グラフ)

  • 未決済/値引金額(ビジネスユニット別)(水平棒グラフ)

  • 未決済金額(伝票タイプ別)(円グラフ)

  • 総額および未決済金額(期間別)(棒グラフ)

  • 未決済金額(期日別)(棒グラフ)

  • 未払伝票(詳細テーブル)

未払伝票テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

伝票番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

伝票番号、伝票タイプ、伝票会社

呼び出されるアプリケーション

買掛金標準伝票入力(P0411)

呼び出されるフォーム

W0411G

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

次のレポートは、2011年6月30日の日付で、基準日処理をアクティブ化することで生成されました。選択されたデータは、会社00001、会計年度11の期間4から6の大規模な仕入先グループです。期間にわたる仕入先勘定残高の幅広いビューが表示されます。

仕入先勘定残高分析 仕入先勘定残高分析 仕入先勘定残高分析

One View仕入先支払照会(P04720)

「買掛金照会」(G0415)メニューからOne View仕入先支払照会アプリケーション(P04720)にアクセスします。One View仕入先支払照会を使用して、仕入先支払取引を照会します。One View仕入先支払照会では、One View仕入先支払照会ビジネス・ビュー(V04720)が使用され、これには、支払明細テーブル(F0414)、支払見出しテーブル(F0413)、F0401およびF0101のカラムが含まれます。このアプリケーションは、豊富なデータを提供し、生成できるレポート・タイプについて極めて高い柔軟性があります。ビジネス・ビューの300を超えるカラムから選択し、期間、会計年度、承認者、任意のカテゴリ・コードなど別に仕入先支払を分析します。このアプリケーションに付属している高価値のレポートに加えて、このアプリケーションを使用して、多くのビジネス目的でレポートを作成できます。多くの係数を使用して割引の実施および非実施を分析したり、期間などにより支払を確認したりできます。関連記述が提供されているため、コードまたは記述、あるいは両方の表示を選択できます。例として、会社、仕入先、支払先、親、カテゴリ・コード、通貨、支払手段などがあります。

このアプリケーションにはいくつかの事前定義済のレポートが付属しています。それらは、支払、支払傾向、支払割引および支払分析です。これらの付属レポートでは、ビジネスユニット、仕入先および銀行勘定にわたり支払がどのように散在しているかの確認、ビジネスユニット、仕入先、銀行勘定およびカテゴリ・コード別の支払傾向の確認、仕入先、ビジネスユニットおよびカテゴリ・コード別の割引情報の確認を行えます。支払分析対話型レポートでは、地域、承認者、ビジネスユニット、銀行勘定および期間別に分類された複数のデータ・ビューを提供することで支払および割引をより幅の広いビューで表示できます。

処理オプション

処理オプションを使用して、プログラムおよびレポートのデフォルト処理を指定できます。

デフォルト

1. 仮定通貨

「One View仕入先支払照会」フォームの「仮定通貨コード」フィールドに表示される仮定通貨を指定します。この処理オプションで値を指定すると、「為替レート日付」処理オプションの仮定通貨コードおよび日付に関連付けられている為替レートを使用して、国内通貨金額が計算されます。フォームの仮定通貨金額カラムの金額が表示されます。

この処理オプションをブランクにすると、「One View仕入先支払照会」フォームの「仮定通貨コード」フィールドに自動入力されません。ただし、フォーム値を入力できます。

2. 為替レート日付

仮定通貨と国内通貨の間の為替レートを取り込むのに使用する日付を指定します。

ブランクにすると、システム日付が使用されます。

バージョン

One View仕入先元帳照会のバージョン

使用するOne View仕入先元帳照会プログラム(P042022)のバージョンを指定します。

この処理オプションをブランクにすると、バージョンZJDE0001が使用されます。

One View総勘定元帳照会のバージョン

使用するOne View総勘定元帳照会プログラム(P09219)のバージョンを指定します。

この処理オプションをブランクにすると、バージョンZJDE0001が使用されます。

特殊処理

One View仕入先支払照会には、次の特殊処理があります。

  • 仮定通貨換算を使用できます。

  • One View仕入先元帳照会(P042022)およびOne View総勘定元帳照会(P09219)へのフォーム・エグジットがあります。バージョンは処理オプションで指定されます。

  • 支払額は、すべてのレポート・チャートで-1が掛けられ、正の符号で表示されます。

レポート

One View仕入先支払照会アプリケーションに付属しているレポートは次のとおりです。

  • 支払

  • 支払傾向

  • 支払割引

  • 支払分析

支払金額

このレポートでは、ビジネスユニット、支払先、銀行勘定およびカテゴリ・コードなど、様々な多くのエンティティにわたり支払がどのように散在するかを表示できます。複数の会社の支払を確認し、すべてのビジネスユニットのアクティビティの量を表示したり、または1度に1つの会社に絞ってアクティビティの量を表示したりできます。また、特定の会計年度/期間、または複数の会計年度/期間について表示できます。カテゴリ・コード1がこのレポートに含まれているため、その値に基づくデータを表示できます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 支払(ビジネスユニット別)(水平棒グラフ)

  • 上位10の仕入先(支払別)(水平棒グラフ)

  • 支払(仕入先別)(テーブル)

  • 支払(銀行口座別)(円グラフ)

  • 支払(カテゴリ・コード1別)(円グラフ)

  • 支払(詳細テーブル)

支払テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

支払番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

受取人番号

呼び出されるアプリケーション

買掛金手動支払(P0413M)

呼び出されるフォーム

W0413MB

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

支払割引

このレポートでは、どれほどの割引を利用したか、または利用しなかったかについて、情報を表示できます。仕入先、ビジネスユニットおよびカテゴリ・コード1別にこの情報を表示できます。このレポートを使用すると、仕入先から提示されている割引を最大限に利用できる支払処理を決定するために必要な情報を得られます。複数の会社、ビジネスユニットまたは仕入先について、この情報を表示できます。幅広い情報を確認した後、重点を置く会社、ビジネスユニットまたは仕入先のみを含めるようにデータ選択を改訂できます。カテゴリ・コード1がこのレポートに含まれているため、その値に基づくデータを表示することもできます。

このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 割引(仕入先別)(水平棒グラフ)

  • 有効割引(ビジネスユニット別)(棒グラフ)

  • 無効割引(ビジネスユニット別)(棒グラフ)

  • 有効割引(カテゴリ・コード1別)(円グラフ)

  • 無効割引(カテゴリ・コード1別)(円グラフ)

  • 支払(詳細テーブル)

支払テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

支払番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

受取人番号

呼び出されるアプリケーション

買掛金手動支払(P0413M)

呼び出されるフォーム

W0413MB

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

支払分析

このレポートでは、支払を完全に分析できます。承認者、地域(住所録カテゴリ・コード1)、ビジネスユニット、支払先、仕入先および銀行勘定別に支払を分析できます。有効な割引または無効な割引の情報、または期間の支払傾向を参照してください。このレポートを使用して、支払処理が事業にどのような影響を及ぼすかを完全に把握します。複数の会社およびビジネスユニット、または単一のビジネスユニットまたは地域のデータを表示します。この分析は、複数の会計年度または期間、あるいはその両方について行えます。

このレポートでは、地域(住所カテゴリ・コード1)でフィルタリングすることで、グラフおよびテーブルに表示される情報を完全に制御できます。このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 支払金額(承認者別)(ゲージ)

  • 支払金額(地域別)(円グラフ)

  • 支払金額(ビジネスユニット別)(円グラフ)

  • 上位10の受取人(支払金額別)(水平棒グラフ)

  • 上位10の仕入先(支払金額別)(水平棒グラフ)

  • 支払金額(銀行口座別)(円グラフ)

  • 有効割引と無効割引(期間別)(棒グラフ)

  • 支払傾向(線グラフ)

  • 支払明細(テーブル)

支払明細テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

支払番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

受取人番号

呼び出されるアプリケーション

買掛金手動支払(P0413M)

呼び出されるフォーム

W0413MB

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

次のレポートは、会社00001、会計年度11の期間4から6の大規模な仕入先グループを選択し生成されました。期間にわたる支払アクティビティの幅広いビューがユーザーに表示されます。

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