5新規One Viewレポートの追加

新規One Viewレポートの追加の概要

既存のレポートの変更に加え、ビジネス・ニーズに合わせて完全に新規のOne Viewレポートを作成できます。JD Edwards EnterpriseOneおよびBI Publisherのコンポーネントを使用して、新規レポートを作成します。

JD Edwards EnterpriseOneのOne Viewレポート定義

レポートを追加する際は、検索/表示フォームまたはデータ・ブラウザを使用して、レポート定義を作成します。レポート定義には、データ・モデルに対して選択されるカラム、命名規則、ロー・セット設定、レポートの名前などの情報が含まれます。データ・モデルには、BI Publisherがレポートのデータを取り込み、構築するための指示セットが含まれます。データ・モデルには、サンプル・データ、フォーム・レベル情報およびデータ・ソースへの参照が含まれます。

BI PublisherのOne Viewレポート・レイアウト

必要なJD Edwards EnterpriseOneのOne Viewレポート定義を作成した後、Oracle BI Publisherのレイアウト・エディタを使用してレポート・レイアウトを設計します。JD Edwards EnterpriseOneデータ・モデルのデータ項目は、JD Edwards EnterpriseOneフォームのカラム記述と同じカラム記述でレイアウト・エディタに表示されます。このため、レポート・レイアウトに追加するときに簡単に識別できます。

BI Publisherレポート・レイアウトでは、レポートでのデータの表示方法が定義されます。レイアウトは、ファイルを表示するためのテンプレート・ファイルおよびプロパティのセットで構成されます。テンプレートは、チャートやテーブルなど特定のコンポーネントがすでに追加されている共通のレイアウト構造を提供します。One Viewレポートを作成する際は、事前定義済のスタイル・テンプレートから選択するか、または会社ロゴなどの他の設計要素を含むテンプレートを作成できます。

レイアウトを設計するには、データ・モデルからデータ項目を選択し、レポート・テンプレートのコンポーネントに配置します。たとえば、勘定残高のデータ項目を、チャート・コンポーネントまたはテーブル・カラムとしてレポート・レイアウトに追加できます。

レポート・レイアウトを完了したら、レイアウト・エディタを使用して、レポートをプレビューし、最終結果を保存する前に調整できます。

注意: One Viewレポートを変更または作成するには、ユーザーに、One View Reporting機能の権限が必要であり、Oracle BI PublisherのユーザーIDが関連付けられている必要があります。詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Tools One View管理ガイド』の「One View Reportingのインストールおよび構成」および『JD Edwards EnterpriseOne Tools Security Administration Guide』の「Managing Security for User Defined Objects」を参照してください。

新規One Viewレポートの追加

One View Reporting対応フォームにアクセスします。

注意: リスト・ビュー・グリッド形式を使用している場合、新規One Viewレポートの追加はできません。新規One Viewレポートを追加できるようにするには、テーブル・ビュー・グリッド形式に切り替える必要があります。グリッド形式の詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Tools Using and Approving User Defined Objects Guide』の「Grid Formats」(Toolsリリース9.2.0.5)を参照してください。
  1. クエリーを使用するか、検索/表示フォームのフィルタ・フィールドおよびQBEカラム見出しに値を入力して、レポートのサンプル・データを定義します。

  2. JD Edwards EnterpriseOneフォームで、プラス(+)記号の付いたQBEカラム見出しをクリックして、レポートのデータ・モデルに追加します。

  3. 「One View」メニューから、「新規レポートの作成」を選択します。

  4. サイド・パネルの「レポート定義」タブで、データ・モデルの命名規則を選択します。

  5. レポートを実行するためのデフォルト・ロー・セット・オプションを選択します。

  6. 「検索」をクリックしてグリッドにデータをロードします。

  7. 「レポート定義」タブで、「保存」アイコンをクリックします。

  8. 新規レポートの名前を入力し「OK」をクリックします。

    BI Publisherのレイアウト・エディタが、ポップアップ・ウィンドウに表示されます。

  9. レイアウト・エディタでは、「新規レイアウトの追加」をクリックします。

    「レイアウトの作成」ページに、テンプレートの選択肢が表示されます。

  10. レポートのテンプレートを選択します。

  11. 「レポート・タイトル」フィールドに、レポートのタイトルを入力します。

  12. 必要に応じて、チャート、テーブルなどレポートのその他のセクションにタイトルを入力します。

  13. 「データ・ソース」サイド・パネルで、「行セット」セクションからカラムを選択し、レポートの必要な領域にドラッグします。

    注意: 小数点位置フィールドの小数点の位置は、顧客の実装に基づいて異なる場合があります。例として、単価があります。レポートの形式が、JD Edwards EnterpriseOne対話型アプリケーションの小数点フィールドの形式と一致するように、小数点位置精度をレイアウト・エディタでカラムに割り当ててください。
  14. 「保存」アイコンをクリックします。

    「レイアウトの保存」ウィンドウが表示されます。

  15. 「レイアウト名」フィールドにレイアウトの名前を入力します。

  16. 必要に応じて、「インタラクティブ・プレビュー」アイコンをクリックしてレポートを表示します。

  17. 右上隅の「X」をクリックしてレイアウト・エディタを閉じ、JD Edwards EnterpriseOne Oneに戻ります。

    注意: 「サインアウト」リンクをクリックしないでください。クリックすると、同じセッション中にOne Viewレポートを実行するためにBI Publisherに手動でサインインする必要があります。

    新規レポートが、「One View」メニューの「個人」の下に表示されます。

Oracle BI Publisherのレイアウト・エディタの詳細は、『Oracle® Fusion Middleware レポート・デザイナーズ・ガイド for Oracle Business Intelligence Publisher』の「BI Publisherレイアウト・テンプレートの作成」を参照してください。