4JD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求のデータ・リレーションシップの設定について

データ・リレーションシップ機能は、JD Edwards EnterpriseOne基本ソフトウェアの一部です。この章では、JD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求のデータ・リレーションシップに固有の情報を示します

データ・リレーションシップおよび詳細契約の作成/編集プログラム

データ・リレーションシップ・ツールは、データ入力の効率の向上、および契約マスター(F5201)に入力するデータの一貫性および品質の管理に使用できる複数のプログラムをまとめたものです。データ・リレーションシップ規則を設定して、契約の基準値とデフォルトのターゲット値を定義します。デフォルトのターゲット値は、詳細契約の作成/編集プログラム(P52G01M)に新規レコードを入力するときに表示されます。このデータ入力プログラムを使用して、デフォルトのターゲット値で既存のレコードを手動で更新することも、バッチ・プログラムを実行して既存のレコードを自動的に更新することもできます。

「データ・リレーションシップおよび詳細契約請求の作成/編集プログラムについて」を参照してください。

P52G01Mプログラムのデータ・リレーションシップ機能は、基本ソフトウェアの他のデータ入力プログラムのデータ・リレーションシップ機能と似ています。

『JD Edwards EnterpriseOne Applications Financial Managementの基礎製品ガイド』の「データ・リレーションシップについて」を参照してください。

JD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求の追加のデータ・リレーションシップ・カラム

ビジネスユニット・マスター(F0006)および契約マスター(F5201)には、JD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求機能のための追加のカラムが含まれます。

リレーションシップ・カラムの登録プログラム(P00424)で、データ・リレーションシップ機能をサポートするカラムのリストを確認できます。このプログラムでは、そのカラムを基準値とターゲット値の両方に使用できるか、または基準値のみに使用できるかを識別するカラム・タイプも表示されます。

データ・リレーションシップ・プログラムのプログラム・ロジックは、カラム・タイプによって決まります。一部のカラムは基準カラムとしてのみ設定できます。

F0006テーブルとF5201テーブルのAN8Oのカラム・タイプは、基準カラムとしてのみ使用されるようにハードコード化されています。F5201テーブルの次のカラムは詳細契約請求に使用され、基準カラムとしてのみに使用できるようにハードコード化されています。

  • CASCO

  • FDCL

  • TINACO

  • TOCC

  • TOCS

  • VTGR

これらのカラムには契約、請求書および資金調達のレベル全体で同じである必要のある情報が含まれるため、これらのカラムは基準カラムとしてのみ使用できます。これらのカラムをターゲット・カラムとして設定すると、契約構造全体でフィールド値が不整合になることがあります。

これらのカラムを基準のみから基準/ターゲットに変更しようとすると、ハードエラー・メッセージが表示され、このカラム・タイプを変更できません。システムでは、カラム・タイプを基準/ターゲットから基準のみに変更することを防止しません。ただし、このような変更は、セットアップ中に、データの整合性の問題を回避するためにのみ行い、データ・リレーションシップ機能の使用を開始した後は行わないでください。ハードコード化されていないカラムに対してカラム・タイプを基準のみに変更し、それを基準/ターゲットに戻した場合、エラー・メッセージは表示されません。ユーザーがカラム・タイプを基準のみから基準/ターゲットに戻すことができないようにするには、P00424プログラムにロジックを追加するか、カラム・タイプに対してセキュリティを設定する必要があります。

ソフトウェアを使用して新しいカラムをテーブルに追加できますが、新しいカラムに対応するためのプログラム・ロジックの追加も必要になるため、この一連の作業は、ソフトウェア開発者または現場コンサルタントが担当する必要があります。JD Edwards EnterpriseOneでは、最初の設定後にカラム・タイプを変更できず、テーブルにカラムを追加することはサポートされません。

データ・リレーションシップをサポートするF0006およびF5201テーブルのカラム

ここでは、F0006およびF5201テーブルでサポートされるすべてのデータ・リレーションシップ・カラムの一覧を示します。

F0006テーブル

次の表は、F0006テーブルでサポートされているデータ・リレーションシップ・カラムの一覧を示し、各カラムを基準カラムとターゲット・カラムの両方として使用できるか、または基準カラムとしてのみ使用できるかを示しています。

カラム(データ項目)

説明

カラム・タイプ

ADDS

都道府県

基準/ターゲット

ADJENT

調整仕訳

基準/ターゲット

ANPA

監督者

基準/ターゲット

AN8

住所番号

基準/ターゲット

AN8GCA1からAN8GCA5

住所番号1から5

基準/ターゲット

AN8O

所有者住所

基準のみ

BUCA

間接費カテゴリ

基準/ターゲット

CT

契約タイプ

基準/ターゲット

RP01からRP50

カテゴリ・コード1から50

基準/ターゲット

STYLE

ビジネスユニット・タイプ

基準/ターゲット

F5201テーブル

次の表は、F5201テーブルでサポートされているデータ・リレーションシップ・カラムの一覧を示し、各カラムを基準カラムとターゲット・カラムの両方として使用できるか、または基準カラムとしてのみ使用できるかを示しています。

カラム(データ項目)

説明

カラム・タイプ

AI01からAI15

契約カテゴリ・コード1から15

基準/ターゲット

ANOB

請求書送付先住所番号

基準/ターゲット

AN8O

作業売掛金

基準のみ

AN8K

住所番号 - 建築士

基準/ターゲット

* BILLLIM

請求限度

基準/ターゲット

* BILLMET

請求方式

基準/ターゲット

* BILLST

請求状況

基準/ターゲット

* CAB1からCAB15

契約ユーザー定義住所1から15

基準/ターゲット

* CASCO

CAS適用

基準のみ

CT

契約タイプ

基準/ターゲット

DS

契約状況

基準/ターゲット

* EPOP

パフォーマンス期間の適用

基準/ターゲット

* FDCL

フローダウン条項適用

基準のみ

INVF

請求書フォーマット・コード

基準/ターゲット

* KEYP

主要担当者

基準/ターゲット

* OWOR

所有組織

基準/ターゲット

* QCOPR

早期契約完了規定

基準/ターゲット

* REVLIM

Revenue Limit

基準/ターゲット

* REVMET

Revenue Method

基準/ターゲット

* REVST

Revenue Status

基準/ターゲット

* TINACO

TINA適用

基準のみ

* TOCC

契約のタイプ(クライアント・タイプ)

基準のみ

* TOCS

契約のタイプ(クライアント/外注)

基準のみ

USA1からUSA5

ユーザー住所番号1から5

基準/ターゲット

* VTGR

ベンダー・タイプ・ゴール必須

基準のみ

詳細契約の作成/編集プログラム(P52G01M)で使用されるカラムは、*(アスタリスク)で示されています。

F5201テーブルでのJD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求の選択カラムの更新

F5201テーブルにあるJD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求システムのレコードを、次のいずれかの方法を使用してデータ・リレーションシップ規則で更新できます。

  • 詳細契約の作成/編集プログラム(P52G01M)でレコードを手動で更新します。

  • データ・リレーションシップの更新プログラム(R00422)を実行してレコードを自動的に更新します。

『JD Edwards EnterpriseOne Applications Financial Managementの基礎製品ガイド』の「データ・リレーションシップ・ルールに基づいたF0006レコードとF5201レコードの更新」を参照してください。

レコードを手動と自動のどちらで更新するかにかかわらず、システムは同じガイドラインに従って、F5201テーブルのデータ・リレーションシップ規則を1回の実行で更新します。F5201テーブルのJD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求システム専用の次のカラムには例外が適用されます。

  • USA4

  • USA5

  • CAB9

  • QCOPR

P52G01Mプログラムでレコードを手動で更新すると、リストされているカラムの関連請求書(C2)および資金調達レベル(C3)に変更が適用されます。たとえば、CAB9カラムを請求書レベルで新しい値に手動で変更した場合は、資金調達レベルが同じ値で更新されます。通常、これらのカラムの値は請求書および資金調達レベルで同じです(つまり、C2とC3の値は同じです)。

R00422バッチ・プログラムを実行してF5201レコードを自動的に更新した場合、USA4、USA5、CAB9およびQCOPRカラムの資金調達レベルは更新されません(つまり、C2とC3の値は同じではありません)。請求書レベルと資金調達レベルに異なるカラム値があると、契約または後続処理に悪影響を及ぼします。