ラボの通常の更新は、既存のラボ・フォームにどのように反映されますか。

試験の実施期間中にラボの標準値を更新した場合、これらの更新は、完了かどうかに関係なく、既存のものも含めて、開始されたすべてのラボ・フォームに反映されます。

ラボ・フォームのラボ標準範囲の自動更新は、質問の「署名済」または「検証済」ステータスには影響しません。ラボの通常の更新は、データがロックされている場合でもラボ・フォームにプッシュされます。

ローカル・ラボで作業する場合、「サイトおよびラボ」タブからラボの通常の範囲を更新および保存すると、最終更新が保存された5分後に、既存のラボ・フォームで更新が自動的にリフレッシュされます。たとえば、演習の標準範囲に対する更新を午後5時に保存すると、更新の処理は午後5時に開始され、更新の量によっては、影響を受けるすべてのラボ・フォームに変更が表示されるまでにさらに時間がかかる場合があります。「回答およびビジット履歴」サイドバーで、その演習の通常更新の監査証跡を表示できます。

レポートへの影響

次のレポートで、試験全体でラボ基準値が更新されたラボ・フォーム行を表示できます。
  • サブジェクト・データ・レポート「変更のタイプ」列は、ラボの標準値が更新されたことを示します。「ユーザー名」列には、この更新がラボ・フォームでシステムによって自動的に実行されたことを示すシステム・ユーザーが表示されます。
  • サブジェクト・データ抽出では、ラボ基準値の最新の更新が適用可能な列に表示されます。
  • 「ラボ標準範囲レポート」では、ラボ標準値の更新方法、更新を実行したユーザー、および更新を実行したタイミングに関連するすべての詳細を表示できます。

カスタムJavaScriptルールへの影響

試験で実行されるラボの通常の更新がカスタムのJavaScriptルールに影響する場合は、次の点に注意してください。
  • ラボの標準範囲が更新されると、標準範囲値を参照するカスタム・ルールは、カスタム・ルールのロジックに基づいて再実行されます。たとえば、データ・マネージャがCreatinineテストのラボ標準範囲を更新し、ラボ・フォームのCreatinineテスト・フィールドを参照する計算ルールがある場合、その計算ルールは再実行されます。
  • ラボの標準範囲値に対するカスタム・ルールの再実行でエラーが発生した場合、ラボ・フォームでターゲット・フィールドが強調表示され、エラーがあることが示されます。