誤って交付されたキットまたは症例に交付されなかったキットをマーク

システムでキットが交付済として表示されるが、実際にはその症例に届いていない場合があります。たとえば、症例がそれを持たずに施設から移動した場合や、誤った症例がそれを受領した場合があります。このような場合は、CRAと協力して訂正ステップを決定し、システム内のキット・ステータスを更新します。

交付のエラーは通常、意図した受領者に届かない特定の交付済キットに関係します。一部のシナリオでは複数のキットまたは症例が関係します。例:
ケース 説明
症例が、システムで交付されたキットを持たずに施設から移動します。 これが発生し、症例が置き忘れたキットを取り戻せない場合、システムでキットを「症例に未交付」の理由で交換する必要があります。これにより、キット・ステータスが自動的に「症例に未交付」として更新されます。
キットが誤った症例に交付されます。 施設の誰かが誤った症例またはビジットに対してデータを入力し、ある症例に意図されたキットが別の症例に渡される場合があります。たとえば、症例002のデータが001のビジットに入力された場合、症例001に意図されてシステムで症例001に交付されているキットが、実際には誤って症例002に渡されます。

この場合、最初にシステムで症例001のキットを「症例に未交付」の理由で交換する必要があります。次に、正しい症例002の正しいデータでビジットを完了し、症例001のビジットから誤ったデータをクリアする必要があります。

ビジットを完了して「交付」ボタンをクリックすると、Oracle Clinical One Platformによって症例(002)に別のキットが割り当てられ、症例の交付履歴に追加されます。CRAは、症例が持っているキット(以前誤って交付されたもの)を新規キットと交換するか、症例に新規キットを受領させないかを判断する必要があります。その後、キット・ステータスを適切に更新する必要があります。

誤ったキットが症例に交付されます。 Oracle Clinical One Platformでキットを交付したが、別のキットが症例に渡される場合もあります。たとえば、Oracle Clinical One Platformでキット1100の交付が示されたが、症例がキット1001を受領した場合があります。CRAはケースを評価し、誤って交付されたキットを症例が保持できるか、またはかわりに新規キットを交付する必要があるかを決定する必要があります。その後、キット・ステータスが適切に更新されたことを確認する必要があります。
簡単に参照するために、各ステータスの使用方法を次に示します:
  • システムでキットが交付されているが症例が受領していない場合、それがエラーであったか、新規キットであったかに関係なく、「症例に未交付」としてマークします。
  • 誤ったキットまたは物理的に誤った症例に付与されたキットなど、渡されたがシステムで交付されていない場合は、キットを「誤割当」としてマークします。誤割当キットを正しい症例の番号に割り当てると、それらは交付履歴に追加されます。
各症例の特定のガイダンスは、施設ユーザーが誤ってキットを交付した場合はどうしますか?を参照してください

ノート:

CRAは、試験チームの他のメンバーとともに、各症例を常に個別に評価して次に従う正確なステップを決定する必要があります。この決定は、試験の盲検化、治療アーム、治験実施計画書、それが投与量調整投与、計算投与量または固定交付であるかどうか、および指定された試験に確立されている他のプロセスを考慮に入れます。

このタスクの実行方法を確認しますか? 次のビデオを視聴してください。

  1. 「ホーム」ページから、特定のモードで試験にアクセスします。作業する場所の決定の詳細は、「試験モードおよびページへのアクセス」を参照してください。
  2. 置換キットの交付が必要な場合、キットが誤って交付された症例のキットを交換します。「置換キットの交付(紛失、破損または未交付キットに対する)」を参照してください。
    たとえば、システムで症例001に交付されたキットが、誤って症例002に付与された場合、症例001のキットを交換します。

    このステップにより、新規キットが交付のためにその症例に割り当てられます。交付の確認が必要になる場合があります。

    また、このプロセスにより、キットが「症例に未交付」のステータスで自動的に更新されますキット・ステータスの手動更新を実行する必要がある場合のみ、次のステップを続行します。

    警告:

    • キットを交換するか、次のステップに従うかがわからない場合は、CRAに質問するか、Oracle担当者に連絡してください。
    • 置換キットの交付が必要な場合、施設在庫でそのステータスを更新する前に、キットを交換する必要があります。このステップを実行せずに、キットを交換する前に「誤割当」または「症例に未交付」とマークしてキット・ステータスを更新した場合、その症例に対して後で置換キットを交付できなくなります。
  3. 上部にある「治験薬」を選択します。
  4. 試験名の下にある「施設在庫」タブを選択します。
  5. キットを探して選択します。

    ヒント:

    • 試験内の複数の施設にアクセスできる場合は、右上隅の「施設」ドロップダウンから施設を選択します。
    • キットのリストをフィルタするには、「キット番号で検索」フィールドに、誤って交付されたキットの番号を入力し、[Enter]を押します。
  6. 右側の在庫管理の下で、「キットの更新」を選択します。
  7. 右側の「キット・ステータス」ドロップダウンから、キットの新規ステータスを選択します。

    ノート:

    特定のステータスのキットは、このタスクで説明されているステータスに直接更新することはできません。詳細は、在庫ステータスに許可された更新を参照してください。
    • 誤割当: キットが誤って症例に渡された場合です。誤ったキットが症例に渡されたか、キットが誤った症例に渡されたかは関係ありません。

      次に、「症例番号」ドロップダウンおよびビジット(該当する場合)から、キットを受け取った症例を選択します。たとえば、キットがシステムで症例001に交付されたが、実際には誤って症例002に渡された場合があります。そのキットを「誤割当」としてマークし、症例番号002を選択します。

    • 症例に未交付: 最終的にキットが交付されなかったか、どの症例によっても使用されなかった場合です。
  8. 変更の理由を入力し、「キットの更新」を選択します。
  • キットが「誤割当」の場合、選択した症例の交付履歴に追加されます。
  • キットが「症例に未交付」としてマークされている場合、症例に関連付けられなくなり、交付履歴に表示されません。