ラボ・データ、繰返しフォーム・データおよびデータ検証に関する詳細

ラボ結果および繰返しフォーム・データをインポートする際のEHRデータ・インポートの仕組みと、精度の処理方法について学習します。

ラボ・データのインポートの詳細

ラボ結果をインポートする際は、次の2つのオプションがあります:
  • 白血球数やナトリウムなどの1つ以上のレコードを選択すると、収集日、結果、単位など、関連するデータ・ポイントすべてがインポートされます。
  • 列上部の日付の左側にあるチェックボックスを選択することで、列内のすべてのレコードをインポートできます。

データ・インポートでは、EHR値(たとえば、白血球数)をフォームのリストと比較して、データをインポートする行が決定されます。

EHRラボ・テスト名がフォームのいずれのラボ・テスト名とも一致しない場合、データ・インポートは失敗します。

ノート:

フォームレベル設定追加の行の追加が有効になっている場合は、フォームのいずれの値とも一致しないEHRラボ・テストがラボ・フォームの最後にインポートされます。

繰返しフォーム・データのインポートの詳細

ラボ・フォームと同様に、繰返しフォームのデータをインポートする場合は、特定のデータ・ポイントではなく、インポートするレコードを選択します。
  • データ・ポイントをクリアまたは更新した後に同じレコードをインポートすると、クリアまたは更新されたデータのみがインポートされます。「回答およびビジット履歴」サイド・パネルには、これが正確に反映されます。
  • インポート後に行全体を削除すると、データと行の両方が試験から削除されます。次に、同じレコードをインポートすると、次のようになります:
    • EHRデータが表示される際、削除された行データは「現在の値」列に表示されなくなります。
    • インポートはフォームの新しい行として挿入されます。これは標準機能です。行には「回答およびビジット履歴」サイド・パネルの新しい監査エントリがあり、削除された行との関連はありません。

データ検証および変換の詳細

データが変換されるタイミングと理由、およびこれを回答およびビジット・サイド・パネルで識別する方法について理解を深めるには、次の詳細をレビューしてください。
  • 単位の処理
    Oracle Clinical One Platform試験デザインを維持するために、試験に定義されている単位にあわせて一部のEHR単位が変換されます。これには、長さの単位(身長や頭囲)、体重の単位および体温の単位が含まれます。
    • たとえば、試験デザインで温度の入力が摂氏でのみ許可される場合、華氏で収集されたEHR値はインポート時に変換されます。
    • 「回答およびビジット履歴」サイド・パネルにアクションがキャプチャされ、日付と時間、ソースおよび変換された単位が表示されます。
  • 精度の処理
    数値の場合、インポートではEHRシステムに定義されている精度が維持されます。
    • 試験に定義されている精度が提示されたEHR値より低い場合—たとえば、EHR値が96.574で、質問の精度が0.00の場合—データがインポートされ、検証エラーがあることを示す赤いボックスが質問の周囲に表示されます。

      ノート:

      EHRインポート済データの手動更新権限を含む試験ロールに割り当てられているユーザーは、必要に応じてデータを更新できます。
    • 試験に定義されている精度がEHR値より大きい場合は、試験のデザインを維持するために末尾のゼロが追加されます。たとえば、試験デザインの精度が0.000で、EHR値が6.54の場合は、6.540に変換されます。
    • 「回答およびビジット履歴」サイド・パネルにこれらのアクションがキャプチャされ、日付と時間、ソースおよび変換された値が表示されます。
  • コード・リストの処理
    • EHR値がEHRコード・リストのいずれのオプションとも一致しない場合、その質問に対するデータはインポートされず、回答およびビジット・サイド・パネルでは何も追跡されません。
  • 日時の処理
    • EHRの日時値は、試験の質問に対して定義されている形式(たとえば、DD-MON-YYYY)と一致するように変換されます。
    • 質問設定「部分日付の許可」が有効になっている場合は、部分的な日付が許可されます。EHR日時値が部分的な値で、設定が有効になっていない場合、部分的な値はインポート選択に表示されません。