Oracle Clinical One Analyticsの新しい盲検キット・データセット

盲検ユーザーは、Oracle Clinical One Analyticsで新しい盲検キット・データセットを操作できるようになりました。

臨床サプライ・マネージャーにとって特に有用なBlinded Kitsデータセットを使用すると、ユーザーはOracle Clinical One Platform内で収集されたキット関連データに基づいて盲検カスタム・レポートを作成できます。このように、適切な権限を持つスポンサ・ユーザーは、リスクを明らかにすることなく、試験内の出荷、ロットおよびキット・ステータスを追跡できます。

ユーザー管理者およびグローバル・ユーザー・マネージャの詳細

盲検キット・データセットへのアクセス権を付与するための新しい権限「盲検キット・データセットの実行」が追加されました。ユーザー管理者またはグローバル・ユーザー・マネージャとして、この権限を、Oracle Clinical One Analyticsでこのデータセットを操作する権限が必要なスポンサ・ユーザーに割り当てることができます。この新しい権限は、デフォルトで次の事前定義済テンプレート・スタディ・ロールに含まれています。
  • 臨床用サプライ・マネージャ
  • 盲検サポート・ユーザーのみ表示
  • 研究マネージャ

臨床サプライ・マネージャおよびその他のスポンサ・ユーザーの詳細

「盲検キット」データセットには、サイト、デポおよびキットに関する追加の試験メタデータが含まれています。これにより、供給システムをより適切に制御できるだけでなく、盲検状態を維持しながら、試験内の供給要素に関連する多くの質問に回答する機会も提供されます。たとえば、盲検化されたカスタム・レポートおよびビジュアライゼーションを作成して、キットの在庫ステータス、出荷、キットの交付、ロットなどのインサイトを取得できます。

データセットを操作するときにデータを適切に視覚化するには、必要に応じてリストされたフォルダから少なくとも1つの要素を含める必要があります。盲検キット・データセットを操作する場合は、カスタム・レポートにキット(必須)フォルダのデータ要素を含めて、試験の供給システム・データの分析を開始します。

リリース評価環境(RAE)のアップグレード後、Analytics User Guideで、盲検キットデータセットとそのデータ要素に関する追加情報を見つけることができます。