42 給与管理ロール: 給与管理者
給与計算管理者UX Oneロールについて
給与計算管理者ロールと関連のUX Oneページおよびコンポーネントでは、ユーザーが次のことを実行できます。
給与計算関連アクティビティに関する重要な警告を受け取ります。
税および休職に関連した情報を分析します。
給与照会プログラムに簡単にアクセスします。
給与計算管理者のページでは、ユーザーが重要な警告を受け取り、データを分析し、表示された情報に基づいて行動できます。
このドキュメントに記載されている情報は、提供されている特定のUX Oneロールと関連のページおよびコンポーネントについて説明したものです。
これらのロール、ページ、コンポーネント、クエリー、グリッド・フォーマットおよびフォーム・レイアウトは提供されている状態のまま使用することも、組織の要件に厳密に合致するように変更することもできます。
「UX Oneロールについて」を参照してください。
前提条件
給与計算管理者ロール(PAYMGRJDE)と次に記載されたコンポーネントを使用する前に、システム管理者がユーザーIDをPAYMGRJDEロールに関連付ける手順を完了しておく必要があります。
この設定が完了した後、ユーザーがJD Edwards EnterpriseOneシステムに初めてログインすると、自分のロールのメイン・ページが自動的に表示されます。
『JD Edwards EnterpriseOne Tools Security Administration Guide』の「Setting Up a Role Relationship」を参照してください。
事前確認資料
給与計算管理者ロールを使用する前に、各ページからアクセス可能なコンポーネントおよびアプリケーションについて完全に理解しておく必要があります。追加の重要な情報が『JD Edwards EnterpriseOne Applications Payroll製品ガイド』に記載されています。「JD Edwards EnterpriseOne Payrollの概要」を参照してください。
給与計算管理者UX Oneロールの使用
給与計算管理者ロールを使用して、次のUX Oneページにアクセスします。
給与計算管理者(P07001X|W07001XA)
給与計算管理者の検討履歴(P07001X|W07001XB)
UX One: 「給与計算管理者」ページ
「給与計算管理者」ページ(P07001X|W07001XA)では、ユーザーが次のことを実行できます。
アクティブな給与計算、未処理の臨時支払ID、タイムカードおよび休職中の従業員に関する警告を受け取ります。
支払タイプ、福利厚生、超過勤務手当、休職傾向および未払給与を分析します。
給与計算管理プログラムに簡単にアクセスして、すばやく行動します。
UX One「給与計算管理者」ページにアクセスするには、給与計算管理者ロールを使用してEnterpriseOneシステムにログインします。
次の図は、「給与計算管理者」ページを表しています。

ウォッチリスト警告
これらの警告はEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、警告は提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。さらに、これらのウォッチリストは特定の警告のしきい値および重要なしきい値の値で設定されています。これらの値は要件に合せて変更できます。
次の表では、「給与計算管理者」ページで使用可能なウォッチリスト警告をリストして説明します。
ウォッチリスト警告 |
説明 |
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タイムカードのアップロード保留 |
この警告は、アップロードのために保留中のタイムカードの数についてユーザーに知らせます。 この警告は、時間入力バッチ・ファイル改訂の処理プログラム(P05116Z1)に基づいています。 警告をクリックすると、「時間入力バッチ・ファイル改訂の処理」フォームが表示されます。 |
アクティブな給与計算 |
この警告は、アクティブな給与計算の数についてユーザーに知らせます。 この警告は、支払サイクル・ワークベンチの処理プログラム(P07210)に基づいています。 警告をクリックすると、「従業員への給与支払検討の処理」フォームが表示されます。 次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
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最終準備完了の給与計算 |
この警告は、給与計算サイクルの最終更新ステップの準備ができている給与計算の数についてユーザーに知らせます。 この警告は、支払サイクル・ワークベンチの処理プログラム(P07210)に基づいています。 警告をクリックすると、「従業員への給与支払検討の処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
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未処理の臨時支払ID |
この警告は、未処理の臨時支払がある臨時支払IDの数についてユーザーに知らせます。 この警告は、臨時支払処理ワークベンチ・プログラム(P07210I)に基づいています。 警告をクリックすると、「臨時支払処理ワークベンチ」フォームが表示されます。 次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
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ロックされていないタイムカード |
この警告は、給与計算バージョンによってロックされていないタイムカードの数についてユーザーに知らせます。 この警告は、個別時間入力の処理プログラム(P051121)に基づいています。 警告をクリックすると、「個別時間入力の処理」フォームが表示されます。 次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
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標準を超える時間 |
この警告は、タイムカードに、そのタイムカードの標準を超える勤務時間が含まれる従業員についてユーザーに知らせます。 この警告は、個別時間入力の処理プログラム(P051121)に基づいています。 警告をクリックすると、「スピード時間入力」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
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未転記JEバッチ |
この警告は、未転記の給与計算仕訳入力バッチの数についてユーザーに知らせます。 この警告は、バッチの処理プログラム(P0011)に基づいています。 警告をクリックすると、「バッチの処理」フォームが表示されます。 次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
さらに、更新された作業オーダーがフォームの右側に表示されます。『JD Edwards EnterpriseOne Tools基本操作ガイド』の「ワークセンターCafeOneアプリケーション」を参照してください。 |
休職中の従業員 |
この警告は、有給休職中または無給休職中の従業員の数についてユーザーに知らせます。 この警告は、従業員情報プログラム(P0801)に基づいています。 警告をクリックすると、「従業員情報の処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
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これらのウォッチリスト警告に関連付けられたプログラムの詳細は、次を参照してください。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications Payroll製品ガイド』の「給与計算サイクル・ワークベンチ(P07210)の処理オプションの設定」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications Payroll製品ガイド』の「臨時支払処理ワークベンチ・プログラム(P07210I)の処理オプションの設定」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications勤務管理製品ガイド』の「スピード時間入力プログラム(P051121)の処理オプションの設定」
チャート
これらのチャートはEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、チャートは提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用して表示するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。
次の表では、「給与計算管理者」ページで使用可能なチャートをリストして説明します。
コンポーネント・タイトル |
説明 |
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年累計金額(基準別)(P07146X|W07146XA) |
このチャートを使用して、給与支払タイプ、控除、福利厚生および未払給与の年累計集計を検討します。 このチャートは、One View PDBA履歴照会プログラム(P07146)に基づいています。 さらに、チャート上部のドロップダウン・メニューを使用して、表示されるデータを変更できます。次のオプションのいずれかを選択できます。
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休職傾向(曜日別)(P071862X|W071862XB) |
このチャートを使用して、曜日別の従業員の休職傾向を検討します。 このチャートは、One View支払履歴詳細照会プログラム(P071862)に基づいています。 |
見越(会社別)(P071902X|W071902XA) |
このチャートを使用して、様々な会社の未払給与を確認します。 このチャートは、One View DBA履歴詳細照会プログラム(P071902)に基づいています。 |
超過勤務 - 通常および割増(P071862X|W071862XA) |
このチャートを使用して、支払総額と超過勤務の通常手当および割増手当の金額を確認します。 このチャートは、One View支払履歴詳細照会プログラム(P071862)に基づいています。 |
これらのチャートに関連付けられたプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Reportingユーザー・ガイド』の次のトピックを参照してください。
スプリングボード・タスク
タスクを使用して、EnterpriseOneプログラムおよびその他のUX Oneページにアクセスします。これらのタスクは、ページのスプリングボードにあります。
次の表では、「給与計算管理者」ページのタスクをリストして説明します。
タスク |
説明 |
---|---|
給与計算ワークベンチ |
このタスクを使用して、給与計算ワークベンチ - 給与サイクル・ワークベンチの処理プログラム(P07210)にアクセスします。 次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
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従業員情報 |
このタスクを使用して、従業員情報 - 従業員情報の処理プログラム(P0801)にアクセスします。 次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
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スピード時間入力 |
このタスクを使用して、スピード時間入力 - 個別時間入力の処理プログラム(P051121)にアクセスします。 次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
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休職管理 |
このタスクを使用して、休職管理 - 休職管理プログラム(P07640)にアクセスします。 |
組織図 |
このタスクを使用して、組織図にアクセスします。 『JD Edwards EnterpriseOne Applications Human Capital Managementの基礎製品ガイド』の「従業員組織図の使用」を参照してください。 |
給与計算管理者の検討履歴 |
このタスクを使用して、「給与計算管理者の検討履歴」ページ(P07001X|W07001XB)にアクセスします。 |
これらのタスクによってアクセスするプログラムの詳細は、次を参照してください。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications Payroll製品ガイド』の「給与計算サイクル・ワークベンチ(P07210)の処理オプションの設定」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications Human Capital Managementの基礎製品ガイド』の「従業員マスター(P0801)の処理オプションの設定」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications勤務管理製品ガイド』の「スピード時間入力プログラム(P051121)の処理オプションの設定」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications勤務管理製品ガイド』の「休職の照会および管理(P07640)の処理オプションの設定」
UX One: 「給与計算管理者の検討履歴」ページ
「給与計算管理者の検討履歴」ページ(P07001X|W07001XB)では、ユーザーが次のことを実行できます。
従業員および雇用主が支払った税を分析し、連邦税、州税および地方税の傾向を検討します。
給与計算管理プログラムに簡単にアクセスして、すばやく行動します。
「給与計算管理者の検討履歴」ページにアクセスするには、給与計算管理者ロールを使用してEnterpriseOneシステムにログインします。このロールでログインすると、「給与計算管理者」ページが自動的に表示されます。スプリングボードの「給与計算管理者の検討履歴」タスクをクリックし、「給与計算管理者の検討履歴」ページにアクセスします。
次の図は、「給与計算管理者の検討履歴」ページを表しています。

チャート
これらのチャートはEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、チャートは次に示すような提供されているクエリーを使用して表示されます。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。
次の表では、「給与計算管理者の検討履歴」ページで使用可能なチャートをリストして説明します。
コンポーネント・タイトル |
説明 |
---|---|
年累計税額(基準別)(P07136X|W07136XC) |
このチャートを使用して、支払済税の年累計集計を確認します。 このチャートは、One View PDBA履歴照会プログラム(P07136)に基づいています。 さらに、チャート上部のドロップダウン・メニューを使用して、表示されるデータを変更できます。次のオプションのいずれかを選択できます。
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連邦税の傾向(四半期別)(P07136X|W07136XA) |
このチャートを使用して、各四半期の連邦税の傾向を確認します。 このチャートは、One View税履歴照会プログラム(P07136)に基づいています。 |
州税の傾向(四半期別)(P07136X|W07136XB) |
このチャートを使用して、各四半期の州税の傾向を確認します。 このチャートは、One View税履歴照会プログラム(P07136)に基づいています。 |
これらのチャートに関連付けられたプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Reportingユーザー・ガイド』の「One View税履歴照会(P07136)」を参照してください。
スプリングボード・タスク
タスクを使用して、EnterpriseOneプログラムおよびその他のUX Oneページにアクセスします。これらのタスクは、ページのスプリングボードにあります。
次の表では、「給与計算管理者の検討履歴」ページのタスクをリストして説明します。
タスク |
説明 |
---|---|
給与計算履歴 |
このタスクを使用して、給与計算履歴 - 給与計算履歴の処理プログラム(P070601)にアクセスします。 次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
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福利厚生有休履歴 |
このタスクを使用して、福利厚生有休履歴 - 福利厚生/有休の処理プログラム(P070931)にアクセスします。 |
PDBA履歴 |
このタスクを使用して、PDBA履歴 - DBA履歴(給与計算月)の処理プログラム(P079951)にアクセスします。 次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
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税履歴 |
このタスクを使用して、税履歴 - 税履歴の処理プログラム(P070920)にアクセスします。 次のフォーム・レイアウトが使用可能です。
次のグリッド・フォーマットが使用可能です。
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税履歴(会社別) |
このタスクを使用して、バッチ・バージョンの処理 - 使用可能なバージョン・プログラム(P98305)にアクセスします。 |
これらのタスクによってアクセスするプログラムの詳細は、次を参照してください。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications Payroll製品ガイド』の「未払給与の照会(P070931)の処理オプションの設定」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications US Payroll製品ガイド』の「未払給与の照会(P070920)の処理オプションの設定」