20レンタル管理用のOne View Reporting

One Viewレンタル契約の照会(P54R200)

「日次処理」(G54R10)メニューからOne Viewレンタル契約の照会アプリケーション(P54R200)にアクセスします。One Viewレンタル契約の照会を使用して、顧客別の契約、ビジネスユニット別の契約、資産別の契約、在庫品目別の契約、および失効した/失効が近い契約などの基準で契約を分析します。One Viewレンタル契約の照会では、レンタル契約見出し/明細結合ビジネス・ビュー(V54R200A)を使用し、このビューにはレンタル契約見出しテーブル(F54R10)、レンタル契約明細テーブル(F54R11)および設備マスター拡張テーブル(F1217)のカラムが含まれます。このアプリケーションを使用して、様々な方法でレンタル契約を分析できます。ビジネス・ビューのカラム、および契約の分析に役立つその他のレンタル契約分析情報に関連するグリッドの計算カラム(合計金額、仮定合計金額、請求日数、日次レートおよび合計契約金額)から選択します。これらの計算カラムの情報は、アプリケーションが導出するものであるため、JD Edwards EnterpriseOneの他の場所では参照できません。アプリケーションに付属している5つのレポートに加えて、このアプリケーションを使用して、多くのビジネス目的でレポートを作成できます。カスタム・レポートを作成する際は、グリッドの関連説明が役に立ちます。

処理オプション

処理オプションを使用して、プログラムおよびレポートのデフォルト処理を指定できます。

デフォルト

1. 仮定通貨コード

「One Viewレンタル契約の照会」フォームの見出しの「仮定通貨」フィールドでデフォルトとして使用される通貨コードを指定します。この値を使用して仮定合計金額が計算されます。この値は、「One Viewレンタル契約の照会」フォームで入力または一時変更できます。

仮定合計金額は、「仮定通貨」フィールド内の通貨コード、および「基準日」フィールドの値を使用して取り込まれた為替レートを使用して、計算および表示されます。

「仮定通貨コード」フィールドがブランクの場合、仮定金額は計算されず、仮定金額のグリッド・カラムは非表示になります。

2. 為替レート日付

仮定通貨と国内通貨の間の為替レートを取り込むのに使用する日付を指定します。この処理オプションをブランクにした場合、システム日付が使用されます。

特殊処理

One Viewレンタル契約の照会アプリケーションでは、見出しオプションとフィールド、およびグリッドの計算カラムで特殊処理が行われます。

見出しでの特殊処理

  • 過去日数、将来日数、分析日数

    最近失効した契約または間もなく失効する契約を表示する期間を定義できます。「過去日数」および「将来日数」の各オプションと「分析日数」フィールドを使用して、失効したカラムおよび失効が近いカラムへの自動入力を制御します。これらはグリッド・カラムのフィルタではありません。

    最近失効した契約を表示するには「過去日数」オプションを選択し、「分析日数」フィールドに分析対象の過去の日数を入力します。たとえば、過去30日間以内に失効したレンタル契約を表示するには、「過去日数」オプションを選択し、「分析日数」フィールドに30と入力します。過去30日間に失効したレンタル契約がグリッドに含められます。失効した契約には、グリッド・カラム「失効した契約」のオプションが選択されています。レンタル契約の失効日付と契約上の実際終了日付を比較します。

    間もなく失効するレンタル契約を表示するには、「将来日数」オプションを選択して、今日から分析する日までの日数を「分析日数」フィールドに入力します。今日の日付が、将来日数の最初の日とみなされます。失効が近いレンタル契約には、グリッド・カラム「失効が近い契約」のオプションが選択されています。レンタル契約の失効予定日付と契約上の予定終了日付を比較します。

    「過去日数」と「将来日数」オプションの両方を選択した場合、最近失効したレンタル契約と失効予定の契約がグリッドに表示されます。ゼロから366の範囲内の数値(ゼロと366を含む)を「分析日数」フィールドに入力できます。

  • 仮定通貨コードおよび為替レート基準日

    One Viewレンタル契約の照会アプリケーションでは、共通の通貨で契約金額についてのレポートを作成できます。「仮定通貨コード」フィールドと「為替レート基準日」フィールドを使用して、合計金額を国内通貨から共通通貨に換算できます。「仮定通貨コード」フィールドに有効な値がある場合にのみ、換算後にグリッドの「仮定合計金額」のカラムが自動入力されます。為替レートを取得して換算を実行する際には、「為替レート基準日」フィールドが使用されます。「仮定通貨」フィールドおよび「為替レート基準日」フィールドは、グリッド・カラムのフィルタではありません。これらのフィールドを使用しない場合、換算は実行されず、「仮定合計金額」のカラムはグリッドに表示されません。

計算済グリッド・カラムでの特殊処理

グリッド・カラムには、見出しでの特殊処理の考慮事項に関連する情報が記録されます。これらのカラムにより、データベースにないデータのレポートを、使用しやすいフォームで簡単に作成できます。これらのカラムがあるため、アプリケーションに付属しているレポートを使用することができます。カスタム・レポートを定義する際に、これらを使用することもできます。

One Viewレンタル契約の照会アプリケーションでは、グリッドの計算カラムで次の特殊処理が行われます。

  • 分析の開始日付

    これは、失効したレンタル契約の分析に使用される開始日付です。今日の日付、「分析日数」フィールドの値、および「過去日数」オプションが選択されているかどうかに基づいて、この日付が決定されます。たとえば、「過去日数」オプションを選択して過去10日間に失効したレンタル契約を分析する場合、このカラムの値は今日の日付から10を減算した値になります。

  • 分析の終了日付

    これは、失効が近いレンタル契約の分析に使用される終了日付です。今日の日付、「分析日数」フィールドの値、および「将来日数」オプションが選択されているかどうかに基づいて、この日付が決定されます。今日の日付が、将来日数の最初の日とみなされます。たとえば、「将来日数」オプションを選択して、10日間以内に失効するレンタル契約を分析する場合、この日付は、今日の日付に10を加算し1を減算した日付になります(または、今日の日付に9を加算した日付)。

  • 失効した契約

    「過去日数」オプションを選択し、見出しの「分析日数」フィールドの値を使用して、グリッド内の失効したレンタル契約の情報を絞り込みます。このカラムが選択されている場合、これが分析可能な失効した契約であることを示します。

  • 失効が近い契約

    「将来日数」オプションを選択し、見出しの「分析日数」フィールドの値を使用して、グリッド内の失効が近い契約の情報を絞り込みます。このカラムが選択されている場合、これが分析可能な失効が近い契約であることを示します。

  • 分析日数

    分析対象として失効した契約または失効が近い契約のいずれか、あるいはその両方を含める日付範囲を設定する際に使用される過去および将来の日数を表します。見出しの「分析日数」フィールドの値がこのカラムに自動入力されます。

  • 過去日数

    このカラムが選択されている場合、レンタル契約が失効したことを示します。「過去日数」オプションを選択し、見出しの「分析日数」フィールドを使用して、「分析日数」フィールドに入力された過去の日数の間に失効した契約の情報を絞り込めます。

  • 将来日数

    このカラムが選択されている場合、契約が失効予定であることを示します。「将来日数」オプションを選択し、見出しの「分析日数」フィールドを使用して、今日から「分析日数」フィールドに入力された将来の日数の間に失効する契約の情報を絞り込めます。今日の日付が、将来日数の最初の日とみなされます。たとえば、「将来日数」見出しオプションを選択し、「分析日数」を7に設定した場合、今日失効する契約および今後6日間で失効する契約がグリッドに含められます。

  • 合計金額

    これは、単価に数量を乗算した値です。

  • 仮定合計金額

    これは、共通通貨に換算される合計金額です。合計金額は単価に数量を乗算した値です。仮定合計金額は、「仮定通貨コード」フィールド内の通貨コード、および「為替レート基準日」フィールドの値を使用して取り込まれた為替レートを使用して計算されます。

  • 請求日数

    請求開始日付と請求終了日付に基づいた契約の日数。

  • 日次レート

    契約の日次レート。これは、合計契約金額を請求日数の合計で除算した値です。

  • 合計契約

    契約の合計契約金額。請求日数と請求単位(UOM)を使用して、合計契約金額の計算の基準が決定されます。

    たとえば請求単位が月次の場合、合計金額(数量 * 単価)を30日で除算し、その結果に請求日数を乗算して日次レートを算出します。請求単位が週次の場合は7日で計算します。日次レートを請求日数で除算して、合計契約金額が決定されます。

レポート

One Viewレンタル契約の照会アプリケーションに付属しているレポートは次のとおりです。

  • 契約(ビジネスユニット別)

  • 契約(資産別)

  • 契約(在庫別)

  • 失効した契約/失効が近い契約

  • 契約(顧客別)

これらのレポートの左上隅には3つのフィルタ(請求、オープン、終了)があります。各フィルタの値は、UDCテーブル(54R/CS)を使用する「契約状況」フィールドから取り込まれます。これらを使用すると、対話型モードでレポートを実行する際にレポート・データをフィルタできます。

契約(ビジネスユニット別)

このレポートを使用して、レンタル契約をビジネスユニット別に分析します。このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 契約数(ビジネスユニット別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 契約金額(ビジネスユニット別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 契約数(月次/年次)(縦棒グラフ)

  • 契約(ビジネスユニット別) - 集計(テーブル)

契約(ビジネスユニット別)テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

契約

ビジネスユニット

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

契約、タイプ、会社

ビジネスユニット

呼び出されるアプリケーション

レンタル契約の処理(P54R10)

ビジネスユニットの改訂(P0006)

呼び出されるフォーム

W54R10A

W0006A

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

ブランク

契約(資産別)

このレポートを使用して、レンタル契約を資産別に分析します。このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 契約数(製品ファミリ別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 契約数(製品モデル別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 契約数(資産別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 契約金額(製品ファミリ別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 契約金額(製品モデル別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 契約金額(資産別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 契約(設備別) - 集計(テーブル)

契約(資産別)テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

契約

資産番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

契約、タイプ、会社

資産品目番号

呼び出されるアプリケーション

レンタル契約の処理(P54R10)

設備マスターの処理(P1701)

呼び出されるフォーム

W54R10A

W1701A

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

ブランク

契約(在庫別)

このレポートを使用して、レンタル契約を在庫別に分析します。このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 契約数(在庫別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 契約金額(在庫品目別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • レンタル中の在庫品目(ビジネスユニット別)(縦棒グラフ)

  • 契約(在庫別)(テーブル)

契約(在庫別)テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

契約

品目番号

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

契約、タイプ、会社

略式品目番号

呼び出されるアプリケーション

レンタル契約の処理(P54R10)

品目マスターの処理(P4101)

呼び出されるフォーム

W54R10A

W4101E

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

ブランク

失効した契約/失効が近い契約

このレポートを使用して、失効した契約および失効が近い契約別に分析します。失効した契約に含まれるのは、「One Viewレンタル契約の照会」フォームで「失効した契約」のカラムが選択されているレコードのみです。失効が近い契約に含まれるのは、「One Viewレンタル契約の照会」フォームで「失効が近い契約」のカラムが選択されているレコードのみです。このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 失効した契約(顧客別) - 上位10(円グラフ)

  • 失効した契約(ビジネスユニット別) - 上位10(円グラフ)

  • 失効した契約の契約金額(顧客別)(水平棒グラフ)

  • 失効した契約の契約金額(ビジネスユニット別)(水平棒グラフ)

  • 失効した契約(テーブル)

  • 失効が近い契約(顧客別) - 上位10(円グラフ)

  • 失効が近い契約(ビジネスユニット別) - 上位10(円グラフ)

  • 失効が近い契約の契約金額(顧客別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 失効が近い契約の契約金額(ビジネスユニット別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 失効が近い契約(テーブル)

失効した契約/失効が近い契約テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

契約

顧客

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

契約、タイプ、会社

住所番号

呼び出されるアプリケーション

レンタル契約の処理(P54R10)

住所の処理(P01012)

呼び出されるフォーム

W54R10A

W01012A

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

ブランク

契約(顧客別)

このレポートを使用して、レンタル契約を顧客別にキー属性で分析します。このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • 契約数(レンタル先顧客別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 契約数(出荷先顧客別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 契約金額(レンタル先顧客別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 契約金額(サイト別) - 上位10(水平棒グラフ)

  • 契約数(月次/年次)(縦棒グラフ)

  • 顧客契約 - 集計(テーブル)

契約(顧客別)テーブル・コンポーネントには、次の表で説明するドリルバック機能が含まれます。

機能

ドリルバック・リンクを含むテーブル・カラム

契約

顧客

アプリケーションに渡されるテーブル・カラム

契約、タイプ、会社

住所番号

呼び出されるアプリケーション

レンタル契約の処理(P54R10)

住所の処理(P01012)

呼び出されるフォーム

W54R10A

W01012A

呼び出されるバージョン

ZJDE0001

ブランク

契約(顧客別)レポート 契約(顧客別)レポート 契約(顧客別)レポート 契約(顧客別)レポート 契約(顧客別)レポート 契約(顧客別)レポート 契約(顧客別)レポート

One Viewレンタル契約収益性照会(P54R210)

「日次処理」(G54R10)メニューからOne Viewレンタル契約収益性照会アプリケーション(P54R210)にアクセスします。One Viewレンタル契約の照会を使用して、レンタル契約の収益性を分析します。収益性とは、レンタル契約とレンタル契約関連オーダーに関連する収益および原価の分析です。これらは、サービス・オーダーでカバーされる設備の契約請求、受注オーダー請求および作業オーダー原価から取得されます。One Viewレンタル契約収益性照会では、レンタル契約見出し/明細結合ビジネス・ビュー(V54R210A)を使用し、このビューにはレンタル契約見出しテーブル(F54R10)、レンタル契約明細テーブル(F54R11)およびレンタル契約関連オーダー・テーブル(F54R20)のカラムが含まれます。このアプリケーションを使用して、契約の収益性を分析できます。ビジネス・ビューの20個のカラム、および契約収益性の分析に役立つ契約収益性分析情報に関連するグリッドの豊富な計算カラムから選択します。これらの計算カラムの情報は、アプリケーションが導出するものであるため、JD Edwards EnterpriseOneの他の場所では参照できません。アプリケーションに付属しているレポートに加えて、このアプリケーションを使用して、多くのビジネス目的でレポートを作成できます。カスタム・レポートを作成する際は、グリッドの関連説明が役に立ちます。

処理オプション

処理オプションを使用して、プログラムおよびレポートのデフォルト処理を指定できます。

デフォルト

1. 仮定通貨コード

「One Viewレンタル契約収益性照会」フォームの見出しの「仮定通貨」フィールドでデフォルトとして使用される通貨コードを指定します。この値を使用して仮定通貨金額が計算されます。この値は、「One Viewレンタル契約収益性照会」フォームで入力または一時変更できます。

仮定通貨金額は、「仮定通貨」フィールド内の通貨コード、および「為替レート日付」フィールドの値を使用して取り込まれた為替レートを使用して、計算および表示されます。

「仮定通貨コード」フィールドがブランクの場合、仮定金額は計算されず、仮定金額のグリッド・カラムは非表示になります。

2. 為替レート日付

仮定通貨と国内通貨の間の為替レートを取り込むのに使用する日付を指定します。この処理オプションをブランクにした場合、システム日付が使用されます。

特殊処理

One Viewレンタル契約収益性照会アプリケーションでは、見出しオプションとフィールド、およびグリッドの計算カラムで特殊処理が行われます。

見出しでの特殊処理

  • 終了した契約を表示

    終了した契約の情報をレポートに含めるには、「終了した契約を表示」オプションを選択します。契約行状況が900(終了した契約)の契約が、終了した契約です。

    終了した契約のオプションを選択すると、検索結果には終了した契約がその他の契約とともに表示されます。

  • 仮定通貨コードおよび為替レート基準日

    One Viewレンタル契約収益性照会アプリケーションでは、共通の通貨で契約金額についてのレポートを作成できます。「仮定通貨コード」フィールドと「為替レート基準日」フィールドを使用して、契約金額を国内通貨から共通通貨に換算できます。「仮定通貨コード」フィールドに有効な値がある場合にのみ、換算後にグリッドの「仮定」のカラムが自動入力されます。為替レートを取得して換算を実行する際には、「為替レート基準日」フィールドが使用されます。「仮定通貨」フィールドおよび「為替レート基準日」フィールドは、グリッド・カラムのフィルタではありません。これらのフィールドを使用しない場合、換算は実行されず、「仮定」のカラムはグリッドに表示されません。6つの契約金額を共通通貨に換算できます。具体的には、関連オーダー原価、関連オーダー収益、レンタル収益、合計収益金額、合計原価金額および利益金額です。

計算済グリッド・カラムでの特殊処理

受注オーダーまたは作業オーダーが入力された関連オーダー・レコードごとに1行ずつ表示されます。購買オーダー、および関連オーダー番号が含まれていない関連オーダー・レコードは表示されません。関連オーダー原価と収益が取り込まれ、金額のグリッド・カラムに自動入力されます。契約の関連オーダー行の下には、レンタル収益、および合計収益、原価および利益の計算カラムを含む行が追加されます。

グリッド・カラムには、見出しでの特殊処理の考慮事項に関連する情報が記録されます。これらのカラムにより、データベースにないデータのレポートを、使用しやすいフォームで簡単に作成できます。これらのカラムがあるため、アプリケーションに付属しているレポートを使用することができます。カスタム・レポートを定義する際に、これらを使用することもできます。

One Viewレンタル契約収益性照会アプリケーションでは、グリッドの計算カラムで次の特殊処理が行われます。

  • 関連オーダー原価

    契約関連オーダーの合計原価。作業オーダーの場合は、作業オーダー・マスター・ファイル(F4801)の「実績労務費」、「実績資材費」、「実績その他経費」の各フィールドから原価が取り込まれます。受注オーダーでは、請求方式が3(One-Off受注オーダー請求)の場合、受注オーダー明細テーブル(F4211)の数量と単価を使用して原価が取り込まれます。請求方式が1(定期契約請求)または2(One-Off契約請求)の場合、レンタル契約明細テーブル(F54R11)から受注オーダーの原価が取り込まれます。

  • 関連オーダー収益

    これは、受注オーダーまたはサービス・オーダー請求の契約の収益金額です。受注オーダーでは、請求方式が3(One-Off受注オーダー請求)の場合、受注オーダー明細テーブル(F4211)の「数量」、「単価2」および「合計金額」の各フィールドを使用して収益金額が取り込まれます。作業オーダーの場合、請求ワークファイル - 履歴テーブル(F4812H)から請求済作業オーダーの収益金額が取り込まれます。

  • レンタル収益

    これは、レンタル請求の収益金額です。請求ワークファイル - 履歴テーブル(F4812H)からレンタル請求収益が取り込まれます。

  • 合計収益金額

    これは、契約の関連オーダーとレンタル収益から生成された収益合計です。

  • 合計原価金額

    これは、すべての契約関連オーダー(作業オーダーと受注オーダー)の合計原価です。

  • 利益金額

    契約に対して生成された合計利益。収益合計から合計原価を減算して、合計利益金額が計算されます。

  • 仮定関連オーダー原価

    共通通貨に換算される関連オーダー原価。「仮定通貨コード」フィールドと「為替レート基準日」フィールドの値を使用して、関連オーダー原価が国内通貨から共通通貨に換算されます。

  • 仮定関連オーダー収益

    共通通貨に換算される関連オーダー収益。「仮定通貨コード」フィールドと「為替レート基準日」フィールドの値を使用して、関連オーダー収益が国内通貨から共通通貨に換算されます。

  • 仮定レンタル収益

    共通通貨に換算されるレンタル収益。「仮定通貨コード」フィールドと「為替レート基準日」フィールドの値を使用して、レンタル収益が国内通貨から共通通貨に換算されます。

  • 仮定合計収益金額

    共通通貨に換算される収益合計。「仮定通貨コード」フィールドと「為替レート基準日」フィールドの値を使用して、収益合計が国内通貨から共通通貨に換算されます。

  • 仮定合計原価金額

    これは、共通通貨に換算される合計原価です。「仮定通貨コード」フィールドと「為替レート基準日」フィールドの値を使用して、合計原価が国内通貨から共通通貨に換算されます。

  • 仮定利益金額

    これは、共通通貨に換算される合計利益金額です。「仮定通貨コード」フィールドと「為替レート基準日」フィールドの値を使用して、合計収益金額が国内通貨から共通通貨に換算されます。

レポート

レンタル契約収益性レポートはOne Viewレンタル契約収益性照会アプリケーションに付属しています。

レンタル契約収益性

このレポートを使用して、顧客の収益性をキー属性で分析します。このレポートには、次のコンポーネントが含まれます。

  • すべての契約の収益性合計(縦棒グラフ)

  • 平均契約収益性 - 上位10(ゲージ)

  • 収益と原価(契約別) - 上位5(水平棒グラフ)

  • 収益性(契約別) - 上位5(水平棒グラフ)

  • 契約利益(顧客、契約、品目別)ピボット・テーブル

レンタル契約収益性レポート レンタル契約収益性レポート レンタル契約収益性レポート レンタル契約収益性レポート レンタル契約収益性レポート レンタル契約収益性レポート

処理オプション

処理オプションを使用して、プログラムおよびレポートのデフォルト処理を指定できます。

デフォルト

1. 仮定通貨コード

「One View関連オーダー照会」フォームの見出しの「仮定通貨」フィールドでデフォルトとして使用される通貨コードを指定します。この値を使用して仮定通貨金額が計算されます。この値は、「One View関連オーダー照会」フォームで入力または一時変更できます。

仮定通貨金額は、「仮定通貨」フィールド内の通貨コード、および「為替レート日付」フィールドの値を使用して取り込まれた為替レートを使用して、計算および表示されます。

「仮定通貨コード」フィールドがブランクの場合、仮定金額は計算されず、仮定金額のグリッド・カラムは非表示になります。

2. 為替レート日付

仮定通貨と国内通貨の間の為替レートを取り込むのに使用する日付を指定します。この処理オプションをブランクにした場合、システム日付が使用されます。

特殊処理

One View関連オーダー照会アプリケーションでは、見出しオプションとフィールド、およびグリッドの計算カラムで特殊処理が行われます。

見出しでの特殊処理

  • 終了した契約を表示

    終了した契約の情報をレポートに含めるには、「終了した契約を表示」オプションを選択します。契約行状況が900(終了した契約)の契約が、終了した契約です。

    終了した契約のオプションを選択すると、検索結果には終了した契約がその他の契約とともに表示されます。

  • 仮定通貨コードおよび為替レート基準日

    One View関連オーダー照会アプリケーションでは、共通の通貨で契約金額についてのレポートを作成できます。「仮定通貨コード」フィールドと「為替レート基準日」フィールドを使用して、契約金額を国内通貨から共通通貨に換算できます。「仮定通貨コード」フィールドに有効な値がある場合にのみ、換算後にグリッドの「仮定」のカラムが自動入力されます。為替レートを取得して換算を実行する際には、「為替レート基準日」フィールドが使用されます。「仮定通貨」フィールドおよび「為替レート基準日」フィールドは、グリッド・カラムのフィルタではありません。これらのフィールドを使用しない場合、換算は実行されず、「仮定」のカラムはグリッドに表示されません。関連オーダー原価と関連オーダー収益は共通通貨に換算できます。

計算済グリッド・カラムでの特殊処理

受注オーダー、作業オーダーまたは購買オーダーが入力された関連オーダー・レコードごとに1行ずつ表示されます。関連オーダー番号が含まれていない関連オーダー・レコードは表示されません。受注オーダーと作業オーダーの関連オーダー原価および収益が取り込まれ、金額のグリッド・カラムに自動入力されます。レンタル契約の購買オーダーは追跡やレポート作成のみを目的として使用され、金額には関連付けられません。したがって、グリッド内の購買オーダー行には原価と収益の値が入力されていません。

グリッド・カラムには、見出しでの特殊処理の考慮事項に関連する情報が記録されます。これらのカラムにより、データベースにないデータのレポートを、使用しやすいフォームで簡単に作成できます。これらのカラムがあるため、アプリケーションに付属しているレポートを使用することができます。カスタム・レポートを定義する際に、これらを使用することもできます。

One View関連オーダー照会アプリケーションでは、グリッドの計算カラムで次の特殊処理が行われます。

  • 関連オーダー原価

    契約関連オーダーの合計原価。作業オーダーの場合は、作業オーダー・マスター・ファイル(F4801)の「実績労務費」、「実績資材費」、「実績その他経費」の各フィールドから原価が取り込まれます。受注オーダーでは、請求方式が3(One-Off受注オーダー請求)の場合、受注オーダー明細テーブル(F4211)の数量と単価を使用して原価が取り込まれます。請求方式が1(定期契約請求)または2(One-Off契約請求)の場合、レンタル契約明細テーブル(F54R11)から受注オーダーの原価が取り込まれます。

  • 関連オーダー収益

    これは、受注オーダーまたはサービス・オーダー請求の契約の収益金額です。受注オーダーでは、請求方式が3(One-Off受注オーダー請求)の場合、受注オーダー明細テーブル(F4211)の「数量」、「単価2」および「合計金額」の各フィールドを使用して収益金額が取り込まれます。作業オーダーの場合、請求ワークファイル - 履歴テーブル(F4812H)から請求済作業オーダーの収益金額が取り込まれます。

  • 仮定関連オーダー原価

    共通通貨に換算される関連オーダー原価。「仮定通貨コード」フィールドと「為替レート基準日」フィールドの値を使用して、関連オーダー原価が国内通貨から共通通貨に換算されます。

  • 仮定関連オーダー収益

    共通通貨に換算される関連オーダー収益。「仮定通貨コード」フィールドと「為替レート基準日」フィールドの値を使用して、関連オーダー収益が国内通貨から共通通貨に換算されます。

レポート

One View関連オーダー照会アプリケーションに付属しているレポートは次のとおりです。

  • 関連オーダー集計

  • 関連受注オーダー

  • 関連作業オーダー