16詳細契約請求契約の請求書印刷スタイルの設定

詳細契約請求契約の請求書印刷スタイルの設定について

JD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求システムのいくつかの設定プログラムを使用して、ビジネス・ニーズを満たす請求書のスタイルを複数作成できます。JD Edwards EnterpriseOne契約請求システムでの請求書印刷設定とは対照的に、これらの設定プログラムではJD Edwards EnterpriseOneレポート設計ツールを使用せずに独自の請求書スタイルを作成できます。

詳細契約請求契約の請求書を印刷する場合、請求書印刷プログラム(R48504)は、作成したスタイルを使用して請求書を印刷する米国公共事業1035請求書印刷プログラム(R52G507)を呼び出します。R52G507プログラムで作成される請求書は、米国連邦政府から要求される標準フォーム1035として使用できます。

R52G507プログラムの処理オプションを使用して、米国公共事業1034請求書印刷プログラム(R52G508)も実行できます。このプログラムでは、米国連邦政府から要求される標準フォーム1034が印刷されます。R52G508プログラムでは、事前印刷フォームに印刷されるため、このレポートに独自のスタイルを作成することはできません。

JD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求システムの設定プログラムを使用して、次のような請求書スタイルを作成できます。

  • 請求書の異なるセクションに異なる請求対象取引を表示します。

  • 請求書のセクションごとに異なる方法で請求対象取引を集計および順序付けします。

  • 様々な形式で間接費取引を表示します。

  • 請求書レベルまたは資金調達レベルで、あるいはビジネスユニットまたはビジネスユニットと子会社ごとに、請求書全体を集計します。

請求書スタイルを作成するには、最初に勘定科目範囲グループ、間接費および追加料金規則、テキスト行コードを設定してから、請求書スタイル内の個々のセクションにそれらを添付します。勘定科目範囲グループ、間接費および追加料金規則、テキスト行コードは、複数のスタイルで再利用できます。次の各トピックでは、請求書スタイルの様々な構成要素について説明します。

勘定科目範囲グループ

勘定科目範囲グループでは、請求書セクションに含める取引を決定します。各勘定科目範囲グループには、無制限の数のユーザー定義オブジェクト勘定科目範囲を含めることができます。請求書セクションを設定する場合は、セクションで印刷する必要のある取引を識別する勘定科目範囲グループを入力します。たとえば、従業員の出張に関連するすべての勘定科目を含む勘定科目範囲グループを設定し、グループを「出張」という請求書セクションに添付できます。

請求書勘定科目範囲グループ・プログラム(P52G80)を使用して勘定科目範囲グループを設定すると、範囲が勘定科目範囲グループ・テーブル(F52G80)に格納されます。

間接費/追加料金規則

間接費および追加料金規則では、請求書セクションの間接費および追加料金取引がどのように印刷されるかを指定できます。各規則について、1つ以上の間接費カテゴリまたは追加料金コードを入力できます。規則の各間接費カテゴリまたは追加料金コードに集計規則を割り当ててから、順序番号を指定します。順序番号によって、請求書の間接費カテゴリまたは追加料金コードの印刷順序が決定されます。各規則に対して無制限の数の間接費および追加料金を設定できます。

請求書間接費/追加料金規則プログラム(P52G86)を使用して、間接費および追加料金規則を設定すると、それらが請求書印刷間接費規則テーブル(F52G86)に格納されます。

テキスト行コード

テキスト行コードでは、請求書に印刷するテキストの行を設定し、それらをコードに関連付けることができます。テキスト行コードを使用して、ブランク行を作成してセクション間にスペースを作成することもできます。

請求書テキスト行コード(P52G88)プログラムを使用してテキスト行コードを設定すると、それらが請求書印刷テキスト行コード・テーブル(F52G88)に格納されます。

請求書スタイル割当

請求書スタイルを設定した後で、それらを請求書レベル契約に割り当てます。ブランクの請求書レベル契約番号を使用して請求書スタイルを割り当てることもできます。このスタイルは、請求書スタイルが割り当てられていないすべての請求書レベル契約について印刷されます。

請求書スタイルの割当プログラム(P52G84)を使用してスタイルと契約の割当を設定すると、それらが契約/請求書印刷スタイル・テーブル(F52G84)に格納されます。

請求書スタイル

請求書スタイルは、複数の請求書セクションから構成されます。各請求書セクションには、設定した勘定科目範囲コード、間接費および追加料金規則、テキスト行コードを含めることができます。請求書スタイルを設定する場合は、最初に見出しレベルで次の情報を指定します。

  • 表示レベル

    金額が集計されるレベルを決定します。4つの集計レベルから選択できます。最も詳細なレベルはビジネスユニットと子会社で、最も詳細でないレベルは請求書レベルです。

  • パフォーマンス期間(POP)日付の印刷

    請求書のPOP日付が請求書の見出し領域に印刷されるかどうかを決定します。

  • 報酬金額の印刷

    請求書レベル契約の報酬金額が請求書見出しに印刷されるかどうかを決定します。

  • 資金調達金額の印刷

    請求書レベル契約の資金調達金額が請求書見出しに印刷されるかどうかを決定します。

  • 累計金額の印刷

    請求書に累計金額を印刷できるかどうかを決定します。セクションごとに、累計金額を印刷しないオプションを選択できます。ただし、請求書スタイルの見出しレベルでこのオプションを選択しない場合は、スタイルのどのセクションの累計金額も印刷できません。

請求書スタイルの表示レベルおよび見出し情報を設定した後で、スタイルのセクションを設定します。様々なセクション・タイプに異なるタイプの取引が含まれるため、各セクション・タイプには固有のガイドラインがあります。次の表で、各セクション・タイプのガイドラインについて説明します。

セクション・タイプ

ガイドライン

T(タイム・アンド・マテリアル)およびS(原価加算)

TおよびSセクションには、次のガイドラインが適用されます。

  • セクションに勘定科目範囲グループを関連付ける必要があります。

  • 間接費/追加料金規則をセクションに関連付けることができますが、1、2または3の集計規則で設定された間接費/追加料金規則を選択する必要があります。

  • 現行金額に対する13の集計オプションのいずれかを使用できます。

  • 現行金額に対して選択する集計オプションに応じて、累計金額に複数の集計オプションの1つを使用できます。

  • 請求書スタイルの見出しで「Print Cum Amounts」チェックボックスを選択した場合は、印刷単位の任意のオプションを選択できます。このチェックボックスを選択しなかった場合は、次のオプションのみ選択できます。

    • 印刷しない

    • 現在のみ印刷

  • レートの印刷にはいずれかのオプションを選択できます。

  • セクション合計を印刷できます。

A(報酬)、B(間接労務費)、D(分割融資)、F(手数料)、L(総額)、M(マイルストーン)、P(進捗状況)、R(率による分割融資)、U(単価)、TAX(税)、OTH(その他)

A、B、D、F、L、M、P、R、U、TAXおよびOTHセクションには、次のガイドラインが適用されます。

  • 現行金額と累計金額の両方に対する次の2つの集計オプションのいずれかを選択できます。

    • 詳細(すべての取引)

    • 1行

  • セクション合計を印刷できます。

AおよびFセクションには、報酬および手数料超過額も含まれます。

TAXセクションには次の追加のガイドラインがあります。

  • このセクション・タイプに「詳細(すべての取引)」集計オプションを選択した場合は、税率/税域ごとに金額が集計されます。

  • TAXセクションを設定しない場合は、適用先のセクションの税額が加算されます。

OTHセクションには、スタイル内の他のセクション・タイプで定義されていないすべての請求書金額(割引以外)が含まれます。作成する各請求書スタイルにOTHセクションを含める必要がありますが、請求書スタイルを正しく設定した場合は、このセクションに金額が含まれません。OTHセクションは、請求書スタイルの設定時に使用するトラブルシューティング・ツールです。

DSC(割引)、EXC(限度超過)およびRET(留保金)

DSC、EXCおよびRETセクションには、次のガイドラインが適用されます。

  • 「1行」集計オプションのみ選択できます。

  • 割引は、合計請求書金額に含まれません。

  • EXCセクションには、原価および合計超過額のみ含まれます。

  • 留保金額は請求書集計ワークファイル・テーブル(F4822)から取得されます。

BRD(適用済間接費/追加料金)

BRDセクションには、次のガイドラインが適用されます。

  • 間接費/追加料金規則をBRDセクションに関連付ける必要がありますが、4または5の集計規則で設定された間接費/追加料金規則を選択する必要があります。

  • セクション合計を印刷できます。

SBT(小計)

SBTセクションの開始および終了順序番号を指定する必要があり、印刷単位のオプションを選択する必要があります。

TXT(テキスト)

TXTセクションではテキスト行コードを指定する必要があります。

各契約について、複数のスタイルを定義できます。たとえば、顧客の要求を満たす1つのスタイルを設定し、請求書のより詳細なバージョンである別のスタイルを設定してレコードを保持できます。同じ契約に添付されている異なる請求書レベル契約に異なる請求書スタイルを設定することもできます。

請求書印刷スタイルプ・ログラムを使用してスタイルを設定すると、請求書印刷スタイル見出し(F52G81)および請求書印刷スタイル(F52G82)テーブルにそれらが格納されます。

詳細契約請求契約の請求書処理の追加設定

請求書スタイルを設定して契約に割り当てた後で、システムで実行する必要のある請求書印刷プログラムおよび対応するバージョンを指定する必要もあります。これを実行するには、請求書印刷作業の複雑さに応じて、請求書フォーマット・コード、R48504プログラムの処理オプションまたはその2つの組合せを使用できます。

次の例では、実行する請求書印刷プログラムおよびバージョンを指定する様々な方法について説明します。

  • すべての請求書に同じ印刷プログラムとバージョンを使用する場合は、R52G507プログラムのXJDE0001バージョンの請求書印刷バージョン相互参照プログラム(P48S58)で請求書フォーマット・コードを設定し、請求書フォーマット・コードをすべての契約に添付できます。

  • 商業契約と米国連邦政府との契約の両方がある場合は、R52G508プログラムを実行するように処理オプションが設定されているR52G507プログラムの1つのバージョンを設定し、このバージョンのR52G507プログラムの請求書フォーマット・コードを作成し、それを詳細契約請求契約に添付します。R52G508プログラムを実行するように処理オプションが設定されていない別のバージョンのR52G507プログラムを作成し、このバージョンの請求書フォーマット・コードを作成して、それを商業契約に添付します。

  • 特定の請求書について印刷プログラム、バージョンまたは印刷スタイルを一時変更する必要がある場合は、R48504プログラムの「詳細契約」タブで次の処理オプションを使用して、一時変更情報を入力できます。

    • 1: 請求書印刷UBEの一時変更

    • 2: 請求書印刷バージョンの一時変更

    • 3: 請求書印刷スタイルの一時変更

      これらの処理オプションは、P48S58プログラムでの請求書フォーマット・コードおよびその他の設定を一時変更します。

使用する請求書印刷バージョンの決定方法の階層は、『JD Edwards EnterpriseOne 契約/サービス請求管理 9.0 製品ガイド』で詳細に説明しています。詳細契約請求契約での違いは、「印刷」タブではなく「詳細契約」タブの処理オプションが使用されることだけです。

『JD Edwards EnterpriseOne Applications契約/サービス請求管理製品ガイド』の「使用する請求書印刷バージョンの決定方法」を参照してください。

詳細契約請求契約の請求書印刷スタイルの設定

この項では、次の方法について説明します。

  • 請求書勘定科目範囲グループの追加。

  • 請求書間接費/追加料金規則の追加。

  • 請求書テキスト行コードの追加。

  • 請求書印刷スタイルの追加。

  • 請求書スタイルの割当。

請求書印刷スタイルの設定に使用するフォーム

フォーム名

フォームID

ナビゲーション

用途

Work With Account Range Groups

W52G80A

「詳細契約請求書印刷の設定」(G5223)、「請求書勘定科目範囲グループ」を選択します。

既存の勘定科目範囲グループを検討します。

Account Range Group Revisions

W52G80B

「Work With Account Range Groups」フォームで「追加」をクリックします。

勘定科目範囲グループを追加します。

Account Range Group Search & Select

W52G80C

「Account Range Group Revisions」フォームの「Account Range Group」フィールドで「検索」ボタンをクリックします。

有効な勘定科目範囲グループを検索および選択します。

Work With Invoice Printing Burden/Component Rules

W52G86A

「詳細契約請求書印刷の設定」(G5223)、「請求書間接費/追加料金規則」を選択します。

既存の間接費/追加料金規則を検討します。

Invoice Printing Burden/Component Rule Revisions

W52G86C

「Invoice Printing Burden/Component Rules」フォームで「追加」をクリックします。

間接費/追加料金規則を追加します。

Invoice Printing Burden/Component Rule Search & Select

W52G86D

「Invoice Printing Burden/Component Rule Revisions」フォームの「Burden/Component Rule」フィールドで「検索」ボタンをクリックします。

有効な間接費/追加料金規則を検索します。

Invoice Printing Text Line Code Revisions

W52G88A

「詳細契約請求書印刷の設定」(G5223)、「請求書テキスト行コード」を選択します。

テキスト・コードを追加します。

Text Line Code Search & Select

W52G88B

「Invoice Printing Text Line Code Revisions」フォームの「Text Line Code」フィールドで「検索」ボタンをクリックします。

テキスト行に割り当てる有効なコードを検索します。

Work With Invoice Printing Styles

W52G82A

「詳細契約請求書印刷の設定」(G5223)、「請求書印刷スタイル詳細」を選択します。

既存の請求書印刷スタイル詳細を検討および検索します。

Invoice Printing Style Revisions

W52G82D

「Work With Invoice Printing Styles」フォームで「追加」をクリックします。

請求書印刷スタイルの追加。

Invoice Printing Style Search & Select

W52G82C

「Invoice Printing Style Revisions」フォームの「Invoice Style」フィールドで「検索」ボタンをクリックします。

有効な請求書スタイルを選択します。

Assign Invoice Styles

W52G84B

「詳細契約請求書印刷の設定」(G5223)、「請求書スタイルの割当て」を選択します。

請求書スタイルの割当。

勘定科目範囲グループの追加

「Account Range Group Revisions」フォームにアクセスします。

Account Range Group

勘定科目範囲グループのコードを入力します。

説明

勘定科目範囲グループの説明を入力します。

「Beginning Object Account」および「Ending Object Account」

主科目の範囲を入力します。開始主科目が終了主科目以上の場合はエラーが生成されますが、既存の範囲の重複は検証されません。

請求書間接費/追加料金規則の追加

「Invoice Printing Burden/Component Rule Revisions」フォームにアクセスします。

Burden/Component Rule

間接費または追加料金規則のコードを入力します。間接費と追加料金コードはいずれか1つのみ入力できます。

Sequence Number

規則の順序番号を入力します。この番号を使用して、間接費または追加料金が請求書に印刷される順序を決定します。

「間接費カテゴリ」または「追加料金コード」

規則を適用する間接費カテゴリまたは追加料金のコードを入力します。

Summarization Rule

請求書セクション内の特定の間接費カテゴリまたは追加料金の金額を集計および印刷する方法を指定するコードを選択します。値は次のとおりです。

1:基本行に追加

間接費または追加料金の金額を基本取引金額に加算します。

2: 基本行の後に詳細

基本取引行の後に間接費カテゴリまたは追加料金コード別に間接費または追加料金の金額を印刷します。

3: セクションの最後に間接費別

セクションの最後に間接費カテゴリまたは追加料金コード別に間接費または追加料金の金額を印刷します。

4: 適用済間接費セクションの間接費別

別々の「適用済間接費」または「追加料金」セクションの間接費カテゴリまたは追加料金コード別に間接費または追加料金の金額を印刷します。

5: 適用済間接費セクションに1行

「適用済間接費」または「追加料金」セクションの間接費または追加料金金額について集計行を1つ印刷します。

有効な集計規則はユーザー定義コード(UDC)テーブル52G/SRに格納されます。これらの値はハードコード化されています。

テキスト行の追加

「Invoice Printing Text Line Code Revisions」フォームにアクセスします。

Text Line Code

テキスト行を識別するコードを入力します。

Text Line

請求書に印刷するテキストを入力します。

注意: ブランク行を作成するには、「Text Line Code」フィールドにBLNKと入力し、「Text Line」フィールドをブランクのままにします。

請求書印刷スタイルの追加

「Invoice Printing Style Revisions」フォームにアクセスします。

Presentation Level

請求書金額を分離するレベルを指定します。値は次のとおりです。

1: 請求書レベル契約

請求書レベル契約のすべての資金調達レベル契約の金額を結合します。たとえば、請求書スタイルにLaborセクションが含まれる場合は、請求書のすべての資金調達レベル契約の労務費金額が1つのLaborセクションに結合されます。

2: 資金調達レベル契約

請求書レベル契約の各資金調達レベル契約の金額が別々のセクションに印刷されます。たとえば、請求書スタイルにLaborセクションが含まれる場合、各資金調達レベル契約の1つのLaborセクションが印刷されてから、最後に請求書レベル契約の集計が印刷されます。

3: ビジネスユニット

請求書レベル契約の各資金調達レベル内の各ビジネスユニットの小見出しが印刷されてから、そのビジネスユニットの請求書スタイル・セクションが印刷されます。請求書レベル契約の集計も最後に印刷されます。

4: ビジネスユニット+子会社

請求書レベル契約の各資金調達レベル内の各ビジネスユニットおよび子会社の小見出しが印刷されてから、そのビジネスユニットおよび子会社の請求書スタイル・セクションが印刷されます。請求書レベル契約の集計も最後に印刷されます。

有効な値はUDCテーブル52G/PLに格納されます。これらの値はハードコード化されています。

注意:

表示レベル2、3および4では、請求書レベル集計の金額がセクションごとに1行に集計されます。各資金調達レベル、ビジネスユニットまたはビジネスユニットと子会社に対して印刷された詳細は反復されません。たとえば、表示レベル「2」を選択し、現行金額集計規則が従業員名を表す「3:」であるLaborおよびTravelセクションを設定した場合は、金額が次のように集計されます。

各資金調達レベルでは、従業員名で集計された金額でLaborセクションが印刷され、従業員名で集計された金額でTravelセクションが印刷されます。

請求書レベル契約の最後の資金調達レベルの後、1行に集計されたすべての資金調達レベルの労務費金額でLaborセクションが印刷されてから、1行に集計されたすべての資金調達レベルの旅費金額でTravelセクションが印刷されます。

Print POP Dates(パフォーマンス期間日付の印刷)

請求書見出しの契約からPOP日付を印刷する場合に選択します。

Print Cum Amounts(累計金額の印刷)

請求書セクションの累計金額を印刷する場合に選択します。

Print Funded Amounts

請求書見出しの契約の資金調達金額を印刷する場合に選択します。

「Presentation Level」フィールドで「1」を選択した場合は、請求書レベルに添付されているすべての資金調達レベルの合計資金調達金額が印刷されます。「Presentation Level」フィールドで「2」「3」または「4」を選択した場合は、資金調達レベルの資金調達金額が印刷されます。

Print Awarded Amounts

請求書見出しの契約の報酬金額を印刷する場合に選択します。

「Presentation Level」フィールドで「1」を選択した場合は、請求書レベルに添付されているすべての資金調達レベルの合計資報酬金額が印刷されます。「Presentation Level」フィールドで「2」「3」または「4」を選択した場合は、資金調達レベルの報酬金額が印刷されます。

Sequence Number

請求書にセクションを印刷する順序を指定します。

Section Name

セクションの名前を入力します。この名前が請求書にセクション・タイトルとして印刷されます。

セクション・タイプ

セクションの取引のタイプを表すコードを選択します。値は次のとおりです。

A: 報酬

B: 間接労務費

BRD: 適用済間接費/追加料金

D: 直接分割融資

DSC: 割引

EXC: 上限超過調整

F: 手数料行

L: 総額

M: マイルストーン

OTH: その他

P: 進捗状況

R: 率による分割融資

RET: 留保金

S: 原価加算

SBT: 小計

T: タイム・アンド・マテリアル

TAX:

TXT: テキスト

U: 単価

選択したセクション・タイプに応じて、追加フィールドへの入力が要求されます。

「請求書スタイル」を参照してください。

有効なセクション・タイプはUDCテーブル52G/STに格納されます。これらの値はハードコード化されています。

注意: セクションに金額が含まれない場合は、請求書にセクションは印刷されません。
Account Range Group

セクションに適用される勘定科目の勘定科目範囲グループを選択します。

Burden/Component Rule

間接費/追加料金規則を選択して、間接費および追加料金取引がどのように印刷されるかを決定します。

Current Amt Summarization(現行金額の集計)

請求書セクションの現行金額の集計および順序付けの方法を指定します。値は次のとおりです。

1: 詳細(すべての取引)

2: 1行

3: 従業員名

4: 従業員名+日付

5: 職務タイプ(労働カテゴリ)

6: 職務タイプ+従業員名

7: 職務タイプ+従業員名+日付

8: 職務タイプ+職階

9: 職階

10: 主科目

11: 支払タイプ(PDBA)

12: 摘要(EXA)

13: 備考(EXR)

このフィールドの有効な値は、UDCテーブル52G/CRに格納されます。これらの値はハードコード化されています。

Cum Amt Summarization(累計金額の集計)

請求書セクションの累計金額の集計および順序付けの方法を指定します。このフィールドは、請求書スタイルの見出しで「Print Cum Amounts」チェックボックスを選択した場合にのみ使用できます。このフィールドの有効な値は、UDCテーブル52G/CMに格納されます。これらの値はUDCテーブル52G/CRの値と同じであり、ハードコード化されています。「Current Amt Summarization」フィールドで選択した値に応じて、特定の値のみ有効になります。有効な組合せは次のとおりです。

Current Amount Summarization: 01、およびCumulative Amount Summarization: 01または02

Current Amount Summarization: 02、およびCumulative Amount Summarization: 02

Current Amount Summarization: 03、およびCumulative Amount Summarization: 02または03

Current Amount Summarization: 04、およびCumulative Amount Summarization: 0203または04

Current Amount Summarization: 05、およびCumulative Amount Summarization: 02または05

Current Amount Summarization: 06、およびCumulative Amount Summarization: 0205または 06

Current Amount Summarization: 07、およびCumulative Amount Summarization: 020506または07

Current Amount Summarization: 08、およびCumulative Amount Summarization: 0205または08

Current Amount Summarization: 09、およびCumulative Amount Summarization: 02または09

Current Amount Summarization: 10、およびCumulative Amount Summarization: 02または10

Current Amount Summarization: 11、およびCumulative Amount Summarization: 02または11

Current Amount Summarization: 12、およびCumulative Amount Summarization: 02または12

Current Amount Summarization: 13、およびCumulative Amount Summarization: 02または13

Print Units

請求書セクションへの単位の印刷方法を指定します。値は次のとおりです。

ブランク: 単位を印刷しません。

1: 現行金額の単位のみ印刷します。

2: 累計金額の単位のみ印刷します。

3: 現行金額と累計金額の単位を印刷します。

このフィールドの有効な値は、UDCテーブル52G/PUに格納されます。これらの値はハードコード化されています。

Print Rate

請求書セクションへのレートの印刷方法を指定します。値は次のとおりです。

ブランク: 請求書セクションにレートを印刷しません。

1: 現行金額のレートのみ印刷します。

このフィールドの有効な値は、UDCテーブル52G/PRに格納されます。これらの値はハードコード化されています。

Beginning Sequence およびEnding Sequence

小計に含める請求書セクションの順序番号の範囲を入力します。指定した範囲に他のSBTセクションが含まれる場合、それらは小計金額から除外されます。

Text Line Code

請求書セクションに使用するテキスト行のコードを選択します。

Print Section Total

セクションの最後に合計を印刷するかどうかを指定します。単位を印刷するように設定されているセクションに対してこのチェックボックスを選択した場合は、セクションの「Print Units」フィールドの値を使用して、セクションの合計に単位を印刷する方法が決定されます。

請求書スタイルの割当

「Assign Invoice Styles」フォームにアクセスします。

請求書スタイルを割り当てるには、請求書レベルの契約番号を入力してから、請求書スタイルと、契約の請求書スタイルの印刷順序を決定する順序番号を入力します。

例: 請求書スタイル

ここでは、請求書スタイルの例を示します。

例: STYLE001

新たに作成する請求書スタイルSTYLE001で使用する勘定科目範囲グループ、間接費/追加料金規則およびテキスト行コードを使用するとします。

最初に請求書勘定科目範囲グループ・プログラム(P52G80)で勘定科目範囲グループを設定します。たとえば、4つの勘定科目範囲グループを設定できます。これらの例は、勘定科目範囲グループの設定方法を示します。

次に、セクションの最後に間接費カテゴリの間接費金額を印刷するために請求書間接費/追加料金規則プログラム(P52G86)で次の2つの間接費/追加料金規則を設定します。

  • FR(諸手当)

    この金額が各セクションの最後に印刷されます。

  • GA(一般管理費)

    この規則が各基本行の後に印刷されます。

次に、請求書の最後に連絡先情報を印刷するためにテキスト行コードを1つ設定します。たとえば、閲覧者をWebサイトに誘導するテキストを入力できます。

最後に、印刷スタイルの詳細プログラム(P52G82)で請求書スタイルSTYLE001を設定します。

STYLE001に割り当てられている各請求書レベル契約について、請求書の見出しに次の情報が印刷されます。

  • POP日付。

  • 資金調達金額

  • 報酬金額

STYLE001では資金調達レベル契約を表示レベルとして使用するため、すべてのセクションの金額が資金調達レベルで集計されてから、請求書レベルのすべての資金調達レベルの集計が印刷されます。次のサブトピックでは、STYLE001の各セクションの設定の結果について説明します。

順序番号1: Laborセクション

Laborセクションが最初に印刷されます。次の表では、STYLE001のLaborセクションのフィールドと値をリストし、セクションの結果の外観を説明します。

フィールドと値

結果

Account Range Group: ARG1

このセクションの勘定科目範囲グループARG1内の勘定科目コードに関連付けられている金額が印刷されます。

Burden/Component Rule: BRD1(諸手当セクションの最後)

間接費カテゴリFR(諸手当)のすべての金額の合計がLaborセクションの最後の1行に印刷されます。

Current Amount Summarization: 05(労務カテゴリ)

現行金額を労務カテゴリ別に順序付け、従業員名と日付の組合せごとに別々の行が生成されます。

Cumulative Amount Summarization: 05(労務カテゴリ)

累計金額を労務カテゴリ別に順序付け、従業員名と日付ごとに別々の行が生成されます。

Print Units: 1(現行のみ印刷)

現時間数が印刷されます。

Print Rate: 1(現行のみ印刷)

現行レートが印刷されます。

Print Section Total: 選択

すべての金額の合計がLaborセクションに印刷されます。

STYLE001のLaborセクションの例を次に示します。

Laborセクションの例

順序番号2: Materialセクション

Materialセクションが次に印刷されます。次の表では、STYLE001のMaterialセクションのフィールドと値をリストし、セクションの結果の外観を説明します。

フィールドと値

結果

Account Range Group: ARG2

このセクションの勘定科目範囲グループARG2内の勘定科目コードに関連付けられている金額が印刷されます。

Current Amount Summarization: 12(摘要)

「備考」(EXA)フィールドの値によって現行金額が順序付けされます。

Current Amount Summarization: 12(摘要)

「備考」(EXA)フィールドの値によって現行金額が順序付けされます。

Print Section Total: 選択

Materialセクションの小計行が印刷されます。

STYLE001のMaterialセクションの例を次に示します。

Materialセクションの例

順序番号3: Travelセクション

Travelセクションが次に印刷されます。次の表では、STYLE001のTravelセクションのフィールドと値をリストし、セクションの結果の外観を説明します。

フィールドと値

結果

Account Range Group: ARG3

このセクションの勘定科目範囲グループARG3内の勘定科目コードに関連付けられている金額が印刷されます。

Burden/Component Rule: BRD2(基本行の後にG & A)

間接費カテゴリGAの適用済間接費金額を含む一般管理費(G & A)の行が各基本行の後に印刷されます。

Current Amount Summarization: 04(従業員名+日付)

現行金額を従業員名と日付別に順序付け、従業員名と日付の組合せごとに別々の行が生成されます。

Cumulative Amount Summarization: 04(従業員名+日付)

累計金額を従業員名と日付別に順序付け、従業員名と日付の組合せごとに別々の行が生成されます。

Print Section Total: 選択

Travelセクションの小計行が印刷されます。

STYLE001のTravelセクションの例を次に示します。

Travelセクションの例

順序番号4: Postage and Freight

Postage and Freightセクションが次に印刷されます。次の表では、Postage and Freightセクションのフィールドと値をリストし、セクションの結果の外観を説明します。

フィールドと値

結果

Account Range Group: ARG4

このセクションの勘定科目範囲グループARG4内の勘定科目コードに関連付けられている金額が印刷されます。

Burden/Component Rule: BRD2(基本行の後にG & A)

間接費カテゴリGAの適用済間接費金額を含む一般管理費(G & A)の行が各基本行の後に印刷されます。

Current Amount Summarization: 01(詳細(すべての取引))

取引ごとに別々の行が印刷されます。

Cumulative Amount Summarization: 01(詳細(すべての取引))

取引ごとに別々の行が印刷されます。

Print Section Total: 選択

Postage and Freightセクションの小計行が印刷されます。

STYLE001のPostage and Freightセクションの例を次に示します。

Postage and Freightセクションの例

順序番号5: Cost Subtotalセクション

Cost Subtotalセクションが次に印刷されます。次の表では、Cost Subtotalセクションのフィールドと値をリストし、セクションの結果の外観を説明します。

フィールドと値

結果

Beginning Sequence: 1.0およびEnding Sequence: 4.0

Labor(順序番号1.0)、Material(順序番号2.0)、Travel(順序番号3.0)およびEquipment(順序番号4.0)セクションの小計が印刷されます。

STYLE001のCost Subtotalセクションの例を次に示します。

Cost Subtotalセクションの例

順序番号6: Feesセクション

Feesセクションが次に印刷されます。次の表では、Feesセクションのフィールドと値をリストし、セクションの結果の外観を説明します。

フィールドと値

結果

Current Amount Summarization: 02(1行)

現在の手数料金額が1行に集計されます。

Cumulative Amount Summarization: 02(1行)

累計手数料金額が1行に集計されます。

STYLE001のFeeセクションの例を次に示します。

Feeセクションの例

順序番号7: Retainageセクション

Retainageセクションが次に印刷されます。次の表では、Retainageセクションのフィールドと値をリストし、セクションの結果の外観を説明します。

フィールドと値

結果

Current Amount Summarization: 02(1行)

現在の留保金額が1行に集計されます。

Cumulative Amount Summarization: 02(1行)

累計留保金額が1行に集計されます。

STYLE001のRetainageセクションの例を次に示します。

Retainageセクションの例

順序番号8: Otherセクション

Otherセクションが次に印刷されます。次の表では、Otherセクションのフィールドと値をリストし、セクションの結果の外観を説明します。

フィールドと値

結果

Current Amount Summarization: 01 詳細(すべての取引)

前のどのセクションにも含まれていない各取引の現行金額が印刷されます。

Cumulative Amount Summarization: 01 詳細(すべての取引)

前のどのセクションにも含まれていない各取引の累計金額が印刷されます。

請求書スタイルを正しく設定した場合は、このセクションに金額は含まれません。このセクションに金額が含まれない場合は、請求書に印刷されません。

順序番号9: Contact Information

Contact Informationセクションが次に印刷されます。次の表では、Contact Informationセクションのフィールドと値をリストし、セクションの結果の外観を説明します。

フィールドと値

結果

Text Line Code: CONT

テキスト行コードCONTに関連付けられているテキストが、資金調達レベルの請求書の最後に印刷されます。

STYLE001のContact Informationセクションの例を次に示します。

Contact Informationセクションの例