レンタル契約の明細情報の入力および更新

「レンタル契約明細の改訂」フォームにアクセスします。契約を入力する際、見出しフォームで「OK」ボタンを2回クリックした後、明細フォームにアクセスします。

契約行状況

このフィールドには、レンタル契約行の状況を示すレンタル契約行状況UDCテーブル(54R/LS)の値が自動入力されます。このフィールドは編集できません。値は次のとおりです。

100: オープン

グリッドで契約行を追加する場合、およびその行の「転送」フィールドにR値がない場合に、この状況はレンタル契約行に割り当てられます。「レンタル契約明細」フォームでレンタル契約が保存されるまで、この状況は保持されます。

200: 送信

レンタル契約の関連オーダーを作成するときに、この状況はレンタル契約に割り当てられます。

300: 請求

定期契約請求に対して、レンタル契約請求ワークファイルの生成プログラム(R54R300)の定期請求を正常に実行した後で、この状況はレンタル契約行に割り当てられます。

400: 返品承認

返品受信購買オーダーを生成するときに、この状況はレンタル契約に割り当てられます。「返品承認生成日数」固定情報、および「アクション詳細」フォームの「返品承認デフォルト日数を使用」オプションを使用して、購買オーダーを作成するための日付が決定されるように設定できます。システムにより計算された日付はレンタル契約関連オーダーの生成プログラム(R54R100)で使用され、レンタル期間の失効時に、返品受信購買オーダーが生成されます。アクションを処理するプログラムがP4310であり、「返品承認デフォルト日数を使用」オプション(アクション詳細テーブル内)が選択されている場合、関連オーダーを返品受信購買オーダーとして識別します。

700: 転送オーダー

品目転送を実行した後、この状況はレンタル契約行に割り当てられて、その行の「転送オーダーあり」フィールドには「転送」値があります。

800: 取消

「レンタル契約の改訂」フォームの「ロー」メニューから「行の取消」を選択した後で、この状況は割り当てられます。

取り消す詳細行に関連オーダーがある場合、先に関連オーダーが取り消され、次に契約が取り消されます。関連オーダーの取消でエラーが検出されなかった場合のみ、明細行を取り消すことができます。

900: 終了

契約を終了した後に、この状況は割り当てられます。契約明細行を終了するには、「レンタル契約明細の改訂」フォームの「ロー」メニューで「行の終了」に移動します。

在庫引当

このフィールドには、レンタル契約行の引当のタイプを示す在庫引当UDCテーブル(54R/IC)の値が自動入力されます。このフィールドは編集できません。値は次のとおりです。

ブランク: 引当が存在しません。

「レンタル契約明細の改訂」フォームで「OK」ボタンをクリックする前は、このフィールドはブランクです。

100: 在庫引当あり。

レンタル契約明細行を保存すると、このフィールドの値は100に変わります。品目が在庫から契約に引き当てられますが、関連受注オーダーは作成されません。

200: 関連受注オーダー生成。

受注オーダーが生成された後、「在庫引当」値が200に変わります。

300: 転送あり。

会社内の他のビジネスユニットから在庫品目を移動する転送オーダーを作成すると、このフィールドの値は300に変わります。

品目番号

レンタルする品目の品目番号を入力します。品目番号は、品目マスター(F4101)に存在する必要があります。請求方式1(定期契約請求)のレンタル契約の場合、品目はレンタル品目テーブル(F54R41T)にも存在する必要があります。

ビジュアル・アシスト・アイコンを使用して品目の検索および選択ができます。「品目の検索/選択」フォームが起動され、これにはF4101テーブルおよびF54R41Tテーブルのカラムが含まれます。このフィールドに有効な品目番号を入力すると、「シリアル番号」、「レンタル請求単位」および「保管場所」フィールドがF54R41Tテーブルから自動入力されます。

シリアル番号

シリアル番号を手動入力します。もしくは、ビジュアル・アシスト・アイコンを使用してロット検索/選択プログラム(P54R04)からシリアル番号を検索し、それを「シリアル番号」フィールドに戻します。

ノート: 品目/事業所情報プログラム(P41026)の「ロット処理タイプ」フィールドの値が5(YYMMDD形式でシステム日付を使用してシリアル番号を割当て)、6(自動採番を使用してシリアル番号を割当て)、または7(手動でシリアル番号を割当て)に設定されている場合のみ、「シリアル番号」フィールドは有効になります。レンタル契約の場合は、「ロット処理タイプ」フィールドを7に設定することをお薦めします。
保管場所

シリアル番号付き品目については、レンタル品目テーブル(F54R41T)から品目の保管場所がこのフィールドに自動入力されます。デフォルト値は一時変更できます。

数量

顧客(または顧客グループ)に販売またはレンタルされた品目(または品目グループ)の数量を入力します。レンタルまたは販売された数量は、在庫状況テーブル(F41021)で使用可能な数量以下である必要があります。

このフィールドにはシリアル番号付き品目に対して値1が自動入力されます。請求方式2(One-Offレンタル契約請求)および3(One-Off受注オーダー請求)のレンタル契約の場合、このフィールドの数量に対して請求されます。

未処理数量

請求方式1(定期契約請求)のレンタル契約の場合、このフィールドには、顧客(または顧客グループ)にまだレンタルされている品目の数量が自動入力されます。契約の作成時、このフィールドの値は、「数量」フィールドの当初の値と同じです。このフィールドの値は、顧客が返却する品目の数量に基づいて減少します。すべての品目が返却されると、未処理数量はゼロになります。

請求方式1のレンタル契約の場合、このフィールドの数量に対してのみ請求されます。

入荷数量

このフィールドには、顧客(または顧客グループ)が返却する品目の数量が自動入力されます。契約を作成し品目をレンタルしたときのこのフィールドの値は0です。このフィールドの値は、顧客から返却される品目の数量に基づいて増加します。レンタルしていた品目をすべて入荷すると、入荷数量は、「数量」フィールドの当初の数量と同じになります。

在庫数量

このフィールドには、顧客(または顧客グループ)が品目を返却した後、在庫に移動される品目の数量が自動入力されます。品目が返却されると、品目は入荷工程プロセスを経てから、在庫に移動されます。このプロセスでは、品目を検査し、品目が良好な状態の場合在庫に移動し、再作業、破棄または却下するに場合は工程から削除します。入荷工程の移動/処分プログラム(P43250)の「作業工程の処分」フォームで、在庫管理の最後のステージ(在庫など)に移動する対象として入力した品目の数量は、このフィールドに自動入力される数量です。

再作業数量

このフィールドには、顧客(または顧客グループ)が品目を返却した後、補修された品目の数量が自動入力されます。品目が返却されると、品目は入荷工程プロセスを経てから、在庫に移動されます。このプロセスでは、品目を検査し、品目が良好な状態の場合在庫に移動し、再作業、破棄または却下するに場合は工程から削除します。入荷工程の移動/処分プログラム(P43250)の「作業工程の処分」フォームで、再作業の対象として入力した品目の数量は、このフィールドに自動入力される数量です。

却下数量

このフィールドには、顧客(または顧客グループ)が品目を返却した後、却下された品目の数量が自動入力されます。品目が返却されると、品目は入荷工程プロセスを経てから、在庫に移動されます。このプロセスでは、品目を検査し、品目が良好な状態の場合在庫に移動し、再作業、破棄または却下するに場合は工程から削除します。入荷工程の移動/処分プログラム(P43250)の「作業工程の処分」フォームで、却下の対象として入力した品目の数量は、このフィールドに自動入力される数量です。

仕損数量

このフィールドには、顧客(または顧客グループ)が品目を返却した後、破棄された品目の数量が自動入力されます。品目が返却されると、品目は入荷工程プロセスを経てから、在庫に移動されます。このプロセスでは、品目を検査し、品目が良好な状態の場合在庫に移動し、再作業、破棄または却下するに場合は工程から削除します。入荷工程の移動/処分プログラム(P43250)の「作業工程の処分」フォームで、破棄の対象として入力した品目の数量は、このフィールドに自動入力される数量です。

ノート: 「未処理数量」、「入荷数量」、「在庫数量」、「再作業数量」、「却下数量」および「仕損数量」フィールドは、請求方式が1(定期契約請求)の場合にのみ使用されます。
単価(国内通貨)

品目基本価格ファイル・テーブル(F4106)の品目に対する「単価」フィールドの値が、このフィールドに自動入力されます。これは、システムがこの品目の1単位に請求する基本価格です。このフィールドの値は一時変更できます。

価格一時変更コード

「単価(国内通貨)」または「単価(外貨)」フィールドで単価が上書きされる場合、このフィールドには値1が自動入力されます。デフォルトの単価(国内通貨)または単価(外貨)を使用する場合、このフィールドはブランクです。

レンタル請求単位

レンタル金額の計算に使用される、レンタル請求単位UDCテーブル(54R/UM)の値を入力します。明細行の「請求方式」フィールドに1(定期請求)の値がある場合、これは必須です。このフィールドは、請求方式が2(One-Off契約請求)または3(One-Off受注オーダー請求)の場合無効です。値は次のとおりです。

DY: 日ごと

WK: 週ごと

MO: 月ごと

価格設定単位

このフィールドには、品目マスター(F4101)からの品目の価格設定単位が自動入力されます。この値は、価格設定単位UDCテーブル(00/UM)にあります。この値が使用され、請求方式が2(One-Off契約請求)および3(One-Off受注オーダー請求)の品目の価格が計算されます。

行タイプ

このフィールドには、個々の行品目について行タイプが品目マスター(F4101)から自動入力されます。新規の行タイプを入力して、F4101テーブルから取得された行タイプを一時変更することができます。このフィールドに入力した行タイプに関連付けられたアクションが表示されます。

請求方式

行タイプ/アクション関連付け見出しテーブル(F54R03)の行タイプに対する「請求方式」フィールドの値が、このフィールドに自動入力されます。これは、システムで使用される請求方式を示します。このフィールドの値は一時変更できます。値は次のとおりです。

1: 定期契約請求

2: One-Off契約請求

3: One-Off受注オーダー請求

資産番号

資産マスター・ファイル・テーブル(F1201)の品目に対応する資産番号が自動入力されます。レンタル管理プロセスでは、資産の作業オーダーを生成するときに資産番号が一般的に使用されます。このフィールドは編集できません。

税率/税域

「レンタル契約見出し」フォームの税率/税域コードが、このフィールドに自動入力されます。デフォルト値は一時変更できます。

税目

「レンタル契約見出し」フォームの税目の値が、このフィールドに自動入力されます。デフォルト値は一時変更できます。

転送状況

このフィールドには、54R/TS UDCテーブルのレンタル品目の転送状況が自動入力されます。値は次のとおりです。

01: 転送済

02: 予約済

03: エラー

ノート: 「単位」、「価格設定単位」、「行タイプ」、「記述行2」、「第2品目番号」、「略式品目番号」、「参照1」および「参照2」のフィールドに、品目マスター(F4101)の関連フィールドの値が自動入力されます。「課税対象」、「商品クラス」、「商品補助クラス」、「リベート・コード」、「基準計画ファミリ」、「費用規則」および「販売コード1」から「販売コード5」のフィールドには、事業所品目テーブル(F4102)の関連フィールドの値が自動入力されます。『JD Edwards EnterpriseOne Applications在庫管理製品ガイド』「品目情報の設定」および「事業所情報の入力」を参照してください
ノート: 「取引通貨」、「基本通貨」、「請求終了日付」、「予定終了日付」、「予約日付」、「予約取消日付」、「運賃の適用」、「運送業者番号」、「配送指示1」、「配送指示2」、「貨物取扱」、「経路コード」、「輸送モード」、「中継点コード」、「区域番号」、「支払条件」、「支払手段」、「請求書参照1」、「請求書参照2」、「税目」、「税率/税域」、「証明書」、「保留コード」、「契約メッセージ」および「配送先」のフィールドに、「レンタル契約見出しの改訂」フォームの値が自動入力されます。明細グリッドの「開始日付」、「請求開始日付」、「要求納入日付」および「設置日付」フィールドには、「レンタル契約見出し」フォームの対応する日付とシステム日付のうち、いずれか後の方の日付が自動入力されます。「実際終了日付」フィールドには、(「レンタル契約明細の改訂」フォームの「ロー」メニューの「行の終了」または「行の取消」から)契約行を取消または終了した日付が自動入力されます。「レンタル契約の見出し情報の入力および更新」を参照してください