繰返しフォーム間の関係を定義して、カスタム・ルールを最適化します

2つの単純な繰返しフォーム(子と親)間の関係を定義できるようになりました。これにより、集計関数(他のフォーム・インスタンスからデータを取得するために使用される)の使用時に実行されるルール・スレッドの量が削減され、システム・パフォーマンスが向上します。

繰返しフォーム・アイテムにカスタム・ルールを作成する場合、ルール・エディタで新しい「リレーション・マッピング定義」フィールドを使用できます。このフィールドは「変数」セクションの下に表示され、以前に定義した変数の1つをリレーション・アイテムとして選択できます。このリレーション・アイテムは、子表とみなされるターゲット繰返しフォームと親繰返しフォーム表の間のリンクとして機能します。

リレーション・マッピング定義では、更新後にターゲット表のすべてのフォーム・インスタンスに対してルールが実行されなくなります。これにより、次の2つの方法でルール処理時間が短縮されます。
  • ユーザーが親フォームのルール変数アイテムを更新すると、ルール実行ロジックによってリレーション・アイテムのデータがロードされ、評価および更新が必要なインスタンスのリストが子表に生成されます。その結果、子フォームの対応するインスタンスのみが評価および更新されます。
  • ユーザーが子フォームのルール変数項目を更新した場合、ルールは現在のインスタンスでのみ実行されます。

リリース・アセスメント環境(RAE)のアップグレード後に、ルール開発者ガイドで追加情報を確認できます。