Oracle Clinical One Analyticsでは、症例番号を無作為化番号に置き換えることがサポートされています

Oracle Clinical One Platform試験で症例番号を無作為化番号に置き換えることは、Oracle Clinical One Analyticsデータセットでサポートされるようになりました。

Oracle Clinical One Analyticsユーザーの詳細

以前のOracle Clinical One Platformリリースでは、設定「症例番号を無作為化番号で置換」が導入されました。有効にすると、症例を無作為化した後、試験全体の症例番号が無作為化番号に置き換えられます。

この設定の詳細は、スポンサおよびCROユーザー・ガイド「試験、登録およびビジット設定の指定」を参照してください。

この拡張は、このリリース以降、次のOracle Clinical One Analyticsデータセットに影響します:
  • 盲検キット・データセット
  • 盲検症例イベント・データセット
  • データセットの問合せ
  • 症例データセット
  • 症例フォーム・アイテム・データセット
  • 症例フォーム・データセット
  • 盲検解除キット・データセット
  • 盲検解除症例イベント・データセット

データセットへの影響

新しい列SCREENING_NUMBERは、各データセットの「件名」フォルダで使用できます。

新しいサブジェクトの場合、次の表に示すように、サブジェクトの作成後にSUBJECT_NUMBERおよびSCREENING_NUMBERの下に表示される値が一致します。

表2-3ランダム化前のデータセット出力の例

SUBJECT_NUMBER SUBJECT_STATE PREVIOUS_SUBJECT_NUMBER SCREENING_NUMBER
001-001 スクリーニング済 このセルは最初は空白です 001-001
「症例番号を無作為化番号で置換」設定が有効で、症例を無作為化する場合:
  • SUBJECT_NUMBERは、乱数を表示します。
  • PREVIOUS_SUBJECT_NUMBERは、元のサブジェクト番号を表示します。
  • SCREENING_NUMBERは、サブジェクトの元のスクリーニング番号を常に表示するため、変更されません。

表2-4ランダム化後のデータセット出力の例(123456はランダム化番号)

SUBJECT_NUMBER SUBJECT_STATE PREVIOUS_SUBJECT_NUMBER SCREENING_NUMBER
123456 有効 001-001 001-001
症例を再分類する場合:
  • SUBJECT_NUMBERは、新しい無作為化番号を表示します。
  • PREVIOUS_SUBJECT_NUMBERは、初期ランダム化番号を示します。
  • SCREENING_NUMBERは、サブジェクトの元のスクリーニング番号を常に表示するため、変更されません。

表2-5 re無作為化後のデータセット出力の例(789101は新しい無作為化番号)

SUBJECT_NUMBER SUBJECT_STATE PREVIOUS_SUBJECT_NUMBER SCREENING_NUMBER
789101 有効 123456 001-001

リリース・アセスメント環境(RAE)のアップグレード後、アナリティクス・ユーザー・ガイドで追加情報を確認できます。