カスタム・ルールのデバッグ

ルール設計者は、編集時にログを使用し、カスタムJavaScriptルールをデバッグして、ルール動作の背後にあるロジックを理解できるようになりました。

どのようなメリットがありますか。

ルール・エディタで、ルールを同時に作成およびデバッグできるため、ルールの動作を理解し、テスト前に失敗を識別して修正できます。新しいデバッグ機能は、既存のサブジェクト・データのデバッグ・アジンでルールを実行する際に、logMsg()ヘルパー関数を呼び出すことによって使用されます。ルール式の様々なキー・ポイントにログ文を追加すると、ルール動作の背後にあるロジックを明らかにする定義済変数およびメッセージの値を表示することで、ルールのパフォーマンスに関連する情報を取得できます。さらに、例外が発生するたびにエラーの説明が表示されます。

ルール・デザイナの詳細

テスト・モードでルールを作成または編集する際の新機能は次のとおりです。
  • ルール・エディタでの作業中に、JavaScript式で必要に応じてログ文を配置して、ルールの実行時にコードの特定のポイントでデータがどのように処理されているかを確認できます。
  • ルール・エディタ画面に新しい「デバッグ」ボタンが導入されました。クリックすると、JavaScript式への変更が保存され、現在のサブジェクトの既存のデータに対して実行されます。
  • デバッグ・プロセスが開始すると、「ルール・エディタ」ダイアログの右側にログ・ウィンドウが表示され、ログ情報が出力されます。例外が発生した場合、スタック・トレースの詳細およびエラー・メッセージがログとともに表示され、ルールの失敗または予期しない動作に関する追加情報が提供されます。
  • ログ情報を確認した後、ルール式を変更し、ルールが期待どおりに機能するまで、さらにデバッグするためのプロセスを繰り返すことができます。

JavaScript式を保存する「デバッグ」をクリックする前に、すべてのルール保存要件を満たす必要があります。コンパイル・エラーや要件がないと、デバッグ・プロセスを完了できません。

この新機能を最大限に活用するには、logMsg()ヘルパー関数のドキュメントと使用上のヒントを忘れずに確認してください。

すでにライブ・スタディで作業していますか。

このリリースが使用可能になり次第、ルール設計者は、新規に作成されたカスタム・ルールまたは既存のカスタム・ルールをテスト・モードでデバッグできます。セキュリティ制約のため、本番モードのライブ・スタディでデバッグ機能を使用できません。

この機能の詳細は、「CROおよびスポンサ・ユーザー向けの情報」を参照してください。カスタム・ルールの作成および管理を参照してください。