倉庫管理ロール: 倉庫管理者

倉庫管理者UX Oneロールについて

倉庫管理者ロールと関連のUX Oneページおよびコンポーネントでは、管理者が次のことを実行できます。

倉庫要求のタイプに関する重要な警告を受け取る。
倉庫移動の効率性を分析する。
様々な倉庫照会プログラムに簡単にアクセスする。

注意:

このドキュメントに記載されている情報は、提供されている特定のUX Oneロールと関連のページおよびコンポーネントについて説明したものです。

これらのロール、ページ、コンポーネント、クエリー、グリッド・フォーマットおよびフォーム・レイアウトは提供されている状態のまま使用することも、組織の要件に厳密に合致するように変更することもできます。

「UX Oneロールについて」を参照してください。

前提条件

倉庫管理者ロール（WMSMGRJDE）とこのドキュメントに記載されたコンポーネントを使用する前に、システム管理者がユーザーIDをWMSMGRJDEロールに関連付ける手順を完了しておく必要があります。

この設定が完了した後、ユーザーがJD Edwards EnterpriseOneシステムに初めてログインすると、自分のロールのメイン・ページが自動的に表示されます。

『JD Edwards EnterpriseOne Tools Security Administration Guide』の「Setting Up a Role Relationship」を参照してください。

事前確認資料

倉庫管理者ロールを使用する前に、各ページからアクセス可能なコンポーネントおよびアプリケーションについて完全に理解しておく必要があります。追加の重要な情報が『JD Edwards EnterpriseOne Applications倉庫管理製品ガイド』に記載されています。「JD Edwards EnterpriseOne倉庫管理の概要」を参照してください。

倉庫管理者UX Oneロールの使用

倉庫管理者ロールを使用して、「倉庫管理者」ページ（P46001X/W46001XA）にアクセスします。

UX One: 「倉庫管理者」ページ

「倉庫管理者」ページでは、ユーザーが次のことを実行できます。

未処理の要求の数に関連付けられた警告を受け取ります。
要求および消費容量の処理に必要な時間を分析し、倉庫で使用された保管場所を検討します。
倉庫管理プログラムに簡単にアクセスして、すばやく行動します。

UX One「倉庫管理者」ページにアクセスするには、倉庫管理者ロールを使用してEnterpriseOneシステムにログインします。

次の図は、「倉庫管理者」ページを表しています。

ウォッチリスト警告

これらの警告はEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、警告は提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。さらに、これらのウォッチリストは特定の警告のしきい値および重要なしきい値の値で設定されています。これらの値は要件に合せて変更できます。

次の表では、「倉庫管理者」ページで使用可能なウォッチリスト警告をリストして説明します。

ウォッチリスト警告	説明
ピッキング	この警告は、未処理のピッキング要求の数についてユーザーに知らせます。この警告は、One View倉庫要求照会プログラム（P46270、バージョンZJDE002）に基づいています。警告をクリックすると、「One View倉庫要求照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。要求状況次のグリッド・フォーマットが使用可能です。簡易
貯蔵	この警告は、未処理の貯蔵要求の数についてユーザーに知らせます。この警告は、One View倉庫要求照会プログラム（P46270、バージョンZJDE003）に基づいています。警告をクリックすると、「One View倉庫要求照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。要求状況次のグリッド・フォーマットが使用可能です。簡易
補充	この警告は、未処理の補充要求の数についてユーザーに知らせます。この警告は、One View倉庫要求照会プログラム（P46270、バージョンZJDE004）に基づいています。警告をクリックすると、「One View倉庫要求照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。要求状況次のグリッド・フォーマットが使用可能です。簡易

ウォッチリスト警告

説明

ピッキング

この警告は、未処理のピッキング要求の数についてユーザーに知らせます。

この警告は、One View倉庫要求照会プログラム（P46270、バージョンZJDE002）に基づいています。

警告をクリックすると、「One View倉庫要求照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

要求状況

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

簡易

貯蔵

この警告は、未処理の貯蔵要求の数についてユーザーに知らせます。

この警告は、One View倉庫要求照会プログラム（P46270、バージョンZJDE003）に基づいています。

警告をクリックすると、「One View倉庫要求照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

要求状況

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

簡易

補充

この警告は、未処理の補充要求の数についてユーザーに知らせます。

この警告は、One View倉庫要求照会プログラム（P46270、バージョンZJDE004）に基づいています。

警告をクリックすると、「One View倉庫要求照会」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

要求状況

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

簡易

これらのウォッチリスト警告に関連付けられたプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Reportingユーザー・ガイド』の「One View倉庫要求照会（P46270）」を参照してください。

チャート

これらのチャートはEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、チャートは次に示すような提供されているクエリーを使用して表示されます。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。

次の表では、「倉庫管理者」ページで使用可能なチャートをリストして説明します。

コンポーネント・タイトル	説明
要求の平均処理時間（月別）（P46270X/W46270XC）	このチャートを使用して、選択した事業所について、要求の処理にかかった月ごとの時間を比較します。要求は、未提示平均時間、提示から確認までの平均時間、および要求全体の平均処理時間に分類されます。このチャートは、One View倉庫要求照会プログラム（P46270）に基づいています。さらに、チャート上部のドロップダウン・メニューを使用して、表示されるデータを変更できます。次のオプションのいずれかを選択できます。ピッキング貯蔵補充
24時間以内に処理されなかったバックログ要求数（P46270X/W46270XB）	このチャートを使用して、選択した事業所について、24時間以内に処理されなかった要求の数を検討します。棒グラフには、月別に情報が表示され、24時間単位の期間が24から48時間、48から72時間および72時間以上に区切られます。チャート内の棒にカーソルを合せると、処理されなかった要求の数を、処理されなかった要求の合計数で割ったパーセンテージとして計算された値が表示されます。このチャートは、One View倉庫要求照会プログラム（P46270）に基づいています。さらに、チャート上部のドロップダウン・メニューを使用して、表示されるデータを変更できます。次のオプションのいずれかを選択できます。ピッキング貯蔵補充
最も要求された10品目（P46270X/W46270XA）	このチャートを使用して、特定の期間内に最も要求された10品目を確認します。このチャートは、One View倉庫要求照会プログラム（P46270）に基づいています。さらに、チャート上部のドロップダウン・メニューを使用して、表示されるデータを変更できます。次のオプションのいずれかを選択できます。ピッキング貯蔵補充
容量（区域別）（P46273X/W46273XA）	このチャートを使用して、倉庫の各区域で使用可能な容量と使用済の容量を検討、比較します。このチャートは、One View倉庫保管場所照会プログラム（P46273）に基づいています。注意: クエリーで使用する事業所は、デフォルト事業所およびプリンタの処理プログラム（P400951）で設定した事業所と同一である必要があります。さらに、チャート上部のドロップダウン・メニューを使用して、表示されるデータを変更できます。次のオプションのいずれかを選択できます。ピッキング貯蔵補充

これらのチャートに関連付けられたプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Reportingユーザー・ガイド』の次のトピックを参照してください。

スプリングボード・タスク

タスクを使用して、EnterpriseOneプログラムおよびその他のUX Oneページにアクセスします。これらのタスクは、ページのスプリングボードにあります。

次の表では、「倉庫管理者」ページのタスクをリストして説明します。

タスク	説明
保管場所使用状況	このタスクを使用して、保管場所使用状況 - 保管場所稼働率の処理プログラム（P46220）にアクセスします。
保管場所マスター	このタスクを使用して、保管場所マスター - 保管場所マスターの処理プログラム（P4100）にアクセスします。
貯蔵要求	このタスクを使用して、貯蔵要求の照会 - 貯蔵要求の照会プログラム（P4600、バージョンZJDE0002）にアクセスします。
ピッキング要求の照会	このタスクを使用して、ピッキング要求の照会 - ピッキング要求の照会プログラム（P4600、バージョンZJDE001）にアクセスします。
補充の照会	このタスクを使用して、補充要求の照会 - 補充要求の照会プログラム（P4600、バージョンZJDE0003）にアクセスします。
在庫状況	このタスクを使用して、在庫状況 - 在庫状況の処理プログラム（P41202）にアクセスします。

これらのタスクによってアクセスするプログラムの詳細は、次を参照してください。

『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Reportingユーザー・ガイド』の「One View倉庫提示照会（P46271）」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Reportingユーザー・ガイド』の「One View倉庫保管場所照会（P46273）」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications倉庫管理製品ガイド』の「貯蔵要求の処理」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications倉庫管理製品ガイド』の「ピッキングの処理」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications倉庫管理製品ガイド』の「補充の処理」