製造ロール: 生産高スケジュール担当者（リリース9.2更新）

製造スケジュール作成者UX Oneロールについて

製造スケジュール作成者ロールと関連するUX Oneページおよびコンポーネントでは、ユーザーが次のことを実行できます。

所要量計画メッセージの集計を確認します。
基準生産日程計画を容易に検証します。
例外状況に迅速に対応します。

「製造スケジュール作成者」ページでは、ユーザーが重要な警告を受け取り、データを分析し、表示された情報に基づいて行動できます。

注意:

このドキュメントに記載されている情報は、提供されている特定のUX Oneロールと関連のページおよびコンポーネントについて説明したものです。

これらのロール、ページ、コンポーネント、クエリー、グリッド・フォーマットおよびフォーム・レイアウトは提供されている状態のまま使用することも、組織の要件に厳密に合致するように変更することもできます。

「UX Oneロールについて」を参照してください。

前提条件

製造スケジュール作成者ロール（PRODSCHJDE）とこのドキュメントに記載されたコンポーネントを使用する前に、システム管理者がユーザーIDをPRODSCHJDEロールに関連付ける手順を完了しておく必要があります。

この設定が完了した後、このロールでログインするユーザーがJD Edwards EnterpriseOneシステムにログインすると、自分のロールのページが自動的に表示されます。

『JD Edwards EnterpriseOne Tools Security Administration Guide』の「Setting Up a Role Relationship」を参照してください。

事前確認資料

製造スケジュール作成者ロールを使用する前に、各ページからアクセス可能なコンポーネントおよびアプリケーションについて完全に理解しておく必要があります。追加の重要な情報が次のJD Edwards EnterpriseOne Applicationガイドに記載されています。

製造スケジュール作成者UX Oneロールの使用

製造スケジュール作成者ロールを使用して、「製造スケジュール作成者」（P34001X|W34001XA）UX Oneページにアクセスします。

UX One: 「製造スケジュール作成者」ページ

「製造スケジュール作成者」ページ（P34001X|W34001XA）では、ユーザーが次のことを実行できます。

不合格材料を監視して、修正措置を取ります。
MRPメッセージのサマリーを確認して、適宜対応します。
任意の作業場の予定作業および残りの能力を確認して、能力を超えている状況を修正するための措置を取ります。

UX One「製造スケジュール作成者」ページにアクセスするには、製造スケジュール作成者ロールを使用してEnterpriseOneシステムにログインします。

次の図は、「製造スケジュール作成者」ページを表しています。

ウォッチリスト警告

これらの警告はEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、警告は提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。さらに、これらのウォッチリストは特定の警告のしきい値および重要なしきい値の値で設定されています。これらの値は要件に合せて変更できます。

次の表では、「製造スケジュール作成者」ページで使用可能なウォッチリスト警告をリストして説明します。

ウォッチリスト警告	説明
不合格材料	この警告は、処分待ちになっている試験不合格の数をユーザーに知らせます。この警告は、不合格試験結果の処理プログラム（P3703）に基づいています。この警告をクリックすると、「不合格試験結果の処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。需要/供給照会
オーダーと前倒し	この警告は、処理されていないオーダーおよび前倒しタイプのメッセージの数をユーザーに知らせます。この警告は、詳細メッセージの処理プログラム（P3411）に基づいています。この警告をクリックすると、「詳細メッセージの処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。タイム・フェーズ付きのメッセージ
前倒し	この警告は、処理されていない前倒しタイプのメッセージの数をユーザーに知らせます。この警告は、詳細メッセージの処理プログラム（P3411）に基づいています。この警告をクリックすると、「詳細メッセージの処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。タイム・フェーズ付きのメッセージ
増加	この警告は、処理されていないレート数量およびオーダー数量増加タイプのメッセージの数をユーザーに知らせます。この警告は、詳細メッセージの処理プログラム（P3411）に基づいています。この警告をクリックすると、「詳細メッセージの処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。タイム・フェーズ付きのメッセージ
取消	この警告は、処理されていない取消タイプのメッセージの数をユーザーに知らせます。この警告は、詳細メッセージの処理プログラム（P3411）に基づいています。この警告をクリックすると、「詳細メッセージの処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。タイム・フェーズ付きのメッセージ
期限超過	この警告は、処理されていない期限経過オーダー・タイプのメッセージの数をユーザーに知らせます。この警告は、詳細メッセージの処理プログラム（P3411）に基づいています。この警告をクリックすると、「詳細メッセージの処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。タイム・フェーズ付きのメッセージ
オーダー	この警告は、処理されていないオーダー・タイプのメッセージの数をユーザーに知らせます。この警告は、詳細メッセージの処理プログラム（P3411）に基づいています。この警告をクリックすると、「詳細メッセージの処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。タイム・フェーズ付きのメッセージ
減少	この警告は、処理されていないレート数量およびオーダー数量減少タイプのメッセージの数をユーザーに知らせます。この警告は、詳細メッセージの処理プログラム（P3411）に基づいています。この警告をクリックすると、「詳細メッセージの処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。タイム・フェーズ付きのメッセージ
延期	この警告は、処理されていない延期タイプのメッセージの数をユーザーに知らせます。この警告は、詳細メッセージの処理プログラム（P3411）に基づいています。この警告をクリックすると、「詳細メッセージの処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。タイム・フェーズ付きのメッセージ

作業場負荷の検討

作業場負荷の検討カレンダは、スケジュール担当者に作業場の予定作業オーダー負荷および使用可能能力に関する可視性を提供します。

次の表では、「製造スケジュール作成者」ページで使用可能なチャートをリストして説明します。

コンポーネント・タイトル	説明
作業場負荷の検討カレンダ（E313000）	このコンポーネントは、作業場負荷の検討（E313000）を表示します。『JD Edwards EnterpriseOne Applications製造現場管理製品ガイド』の「作業オーダーおよびレート・スケジュール情報の管理」を参照してください。

コンポーネント・タイトル

説明

作業場負荷の検討カレンダ（E313000）

このコンポーネントは、作業場負荷の検討（E313000）を表示します。

『JD Edwards EnterpriseOne Applications製造現場管理製品ガイド』の「作業オーダーおよびレート・スケジュール情報の管理」を参照してください。

スプリングボード・タスク

タスクを使用して、EnterpriseOneプログラムおよびその他のUX Oneページにアクセスします。これらのタスクは、ページのスプリングボードにあります。

次の表では、「製造スケジュール作成者」ページのタスクをリストして説明します。

タスク	説明
資材計画	このタスクを使用して、資材計画 - 詳細メッセージの処理プログラム（P3411）にアクセスします。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。タイム・フェーズ付きのメッセージ
需要/供給照会	このタスクを使用して、需要/供給照会 - 需要/供給の処理プログラム（P4021）にアクセスします。
製造現場ワークベンチ	このタスクを使用して、製造現場ワークベンチ - オーダー・スケジュールの処理プログラム（P31225）にアクセスします。
使用場所ダイアグラム	このタスクを使用して、使用場所ダイアグラム（P30002X）にアクセスします。『JD Edwards EnterpriseOne Applications製造データ管理製品ガイド』の「使用場所ダイアグラムの使用（リリース9.2更新）」を参照してください。
事業所品目照会	このタスクを使用して、事業所品目照会 - 事業所品目の処理プログラム（P41026）にアクセスします。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。計画パラメータ次のグリッド・フォーマットが使用可能です。基本
ビジュアル部品表	このタスクを使用して、ビジュアル部品表（P30001X）にアクセスします。『JD Edwards EnterpriseOne Applications製造データ管理製品ガイド』の「ビジュアル部品表の使用（リリース9.2更新）」を参照してください。
作業場負荷の検討	このタスクを使用して、作業場負荷の検討（E313000）にアクセスします。『JD Edwards EnterpriseOne Applications製造現場管理製品ガイド』の「作業オーダーおよびレート・スケジュール情報の管理」を参照してください。
能力所要量計画	このタスクを使用して、能力所要量計画 - 能力メッセージ集計の処理プログラム（P3301）にアクセスします。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。能力所要量計画
不足分レポート	このタスクを使用して、構成品不足リスト・レポート（R3148）にアクセスします。

これらのタスクによってアクセスするプログラムの詳細は、次のトピックを参照してください。

『JD Edwards EnterpriseOne Applications製造現場管理製品ガイド』の「作業オーダーおよびレート・スケジュール情報の管理」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications製造現場管理製品ガイド』の「作業オーダー・スケジューリングとレート・スケジュールの使用」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications製造原価計算および製造会計製品ガイド』の「製造原価計算の処理」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications製造原価計算および製造会計製品ガイド』の「製造会計システムの処理」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications所要量計画製品ガイド』の「生産能力の計画」
『JD Edwards EnterpriseOne Applications在庫管理製品ガイド』の「品目情報の入力」