14詳細契約請求契約の請求書処理について
詳細契約請求契約の請求書の処理
詳細契約請求契約の請求書処理では、JD Edwards EnterpriseOne契約請求システムとJD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求システム内のプログラムが組み合せて使用されます。請求書処理の手順の大部分では、JD Edwards EnterpriseOne契約請求システムの既存のプログラムを使用し、詳細契約請求契約用の追加タスクがシステムによって実行されます。
次のフローチャートは、詳細契約請求契約の請求書処理全体を示しています。

前のフローチャートでハイライトされているボックスは、詳細契約請求契約用の追加タスクが実行される、またはJD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求システムで別のプログラムを使用する、請求書処理のプログラムと手順を表します。この機能については次の各トピックで説明しています。
請求書の生成
請求書レコードは、自動または手動で生成できます。請求書レコードを自動的に生成するには、請求書の生成プログラム(R52121)を実行します。詳細契約請求契約の場合、R52121プログラムを実行すると次の追加タスクが実行されます。
同じ請求書レベル契約に関連付けられている資金調達レベル契約のレコードを1つの請求書に集計します。
資金調達レベル契約のパフォーマンス期間(POP)日付をR52121プログラムの「請求期間開始日」および「請求期間終了日」処理オプションの値と比較して、処理に含める取引を決定します。
請求書集計ワークファイル・テーブル(F4822)で次の日付フィールドを更新します。
請求書印刷開始(請求書レベル)
請求書印刷終了(請求書レベル)
Invoice Print From (Fnd Lvl)(請求書印刷開始資金調達レベル)
Invoice Print Thru (Fnd Lvl)(請求書印刷終了資金調達レベル)
原価、手数料および報酬請求行を処理し、これらの請求行の金額が限度額より大きい場合は、請求明細ワークファイル・テーブル(F4812)に超過請求行およびレコードを作成します。
請求書レベルと資金調達レベル両方の契約にバッチ番号を書き込みます。
請求書を手動で生成するには、請求書の作成プログラム(P52121)を使用します。資金調達レベル契約番号を入力すると、最大9つの追加資金調達レベルを入力できる追加のタブが有効になります。請求書レベル契約番号を入力することもでき、その請求書レベルに添付されているすべての資金調達レベルの請求書が処理されます。請求書を手動で生成すると、R52121プログラムの実行時と同じアクションが実行されます。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications契約/サービス請求管理製品ガイド』の「JD Edwards EnterpriseOne契約請求管理の請求書の自動生成」を参照してください。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications契約/サービス請求管理製品ガイド』の「請求書情報の追加」を参照してください。
詳細契約請求契約の留保金のリリース
通常の契約(伝票タイプR2)では、留保金をリリースする別の請求書を作成する必要があります。詳細契約請求契約では、既存の請求書で留保金をリリースできます。現在の留保金金額が計算されていない既存の請求書の任意の請求行について留保金をリリースできます。
詳細契約請求契約の留保金をリリースするには、詳細契約請求留保金リリース・プログラム(P52GRR)を使用します。このプログラムでは、請求書レベルまたは資金調達レベルで留保金をリリースできます。請求書レベルと資金調達レベルの両方で、すべての請求行または特定の留保金規則がない請求行の留保金をリリースできます。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications契約/サービス請求管理製品ガイド』の「JD Edwards EnterpriseOne契約請求管理の留保金の処理」を参照してください。
請求書バッチの検討と改訂
請求行の照会プログラム(P5222)では、請求書に関連付けられている請求行を検討できます。詳細契約請求契約の請求書の請求行を検討する際に、次の追加アクションが実行されます。
限度額超過請求行(請求行タイプX)が表示されます。
これらの行は改訂できません。検討するだけです。
各資金調達レベルの合計行を表示します。
資金調達レベルの合計行を選択すると、「ロー」メニューで「資金調達レベル」オプションが有効になります。「資金調達レベル」オプションを選択すると、次のオプションがサブメニューに表示されます。
留保金のリリース
このオプションは、選択した資金調達レベルの留保金をリリースする場合に選択します。
手数料計算
このオプションは、請求書金額を改訂し、選択した資金調達レベルの手数料金額を再計算する必要がある場合に選択します。
分割融資の実行再計算
このオプションは、請求書金額を改訂し、選択した資金調達レベルの分割融資金額を再計算する必要がある場合に選択します。
留保金再計算
このオプションは、請求書金額を改訂し、選択した資金調達レベルの留保金額を再計算する必要がある場合に選択します。
限度再計算
このオプションは、請求書金額を改訂し、選択した資金調達レベルの限度額を再計算する必要がある場合に選択します。
ACRN再計算
このオプションは、請求書金額を改訂し、選択した資金調達レベルのACRN金額を再計算する必要がある場合に選択します。
ACRN改訂
このオプションは、「ACRN詳細の改訂」フォームにアクセスする場合に選択します。
すべて再計算
このオプションは、請求書金額を改訂し、選択した資金調達レベルの手数料、分割融資、留保金、限度およびACRNの金額を再計算する必要がある場合に選択します。
資金調達レベル削除
このオプションは、請求書から資金調達レベルの請求金額を削除する場合に選択します。
バッチ検討プログラム(P48221)を使用してアクセスする請求書入力の検討プログラム(P48222)には、請求書番号、顧客番号、請求書総額などの集計請求書情報が表示されます。詳細契約請求契約の請求書では、「請求書印刷開始(請求書レベル)」フィールドと「請求書印刷終了(請求書レベル)」フィールドに日付も表示されます。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications契約/サービス請求管理製品ガイド』の「請求書情報の改訂」を参照してください。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications契約/サービス請求管理製品ガイド』の「請求書バッチの検討」を参照してください。
仕訳編集レジスタ
仕訳の生成プログラム(R48131)を実行して、売掛金および総勘定元帳の仮仕訳を作成します。R48131プログラムを実行すると、仕訳を検討する仕訳編集レジスタ・プログラム(R48300)が印刷されます。R48300プログラムには、売掛金元帳テーブル(F03B11)にレコードを作成する前にF4822テーブルを集計できる処理オプションがあります。「ビジネスユニット」、「会社」、「相手勘定」、「税率/税域」、「税目コード」、「支払期日」、「支払条件コード」、「支払状況コード」、「銀行勘定」および「割引期日」フィールドが同じ場合は、F4822レコードが集計されます。F03B11テーブルの請求書の支払項目の制限は999であるため、このレベルの集計は、詳細契約請求契約に重要です。詳細契約請求契約の請求書には複数の資金調達レベルを含めることができるため、一部の請求書の支払項目は999を超えることがあります。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications契約/サービス請求管理製品ガイド』の「請求書仕訳の作成」を参照してください。
売掛仕訳の作成
売掛仕訳の作成プログラム(R48199)は、F4822テーブルの情報を使用して、売掛金元帳テーブル(F03B11)および取引明細テーブル(F0911)に取引を作成します。JD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求システムの契約に対してR48199プログラムを実行すると、次の追加タスクが実行されます。
詳細契約限度集計テーブル(F52G200)が請求書情報で更新されます。
請求書レベル契約および資金調達レベル契約の契約マスターから請求書バッチ番号が消去されます。
『JD Edwards EnterpriseOne Applications契約/サービス請求管理製品ガイド』の「請求書仕訳の作成」を参照してください。
請求書の印刷
JD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求システムの複数のセットアップ・プログラムを使用して、JD Edwards EnterpriseOneレポート設計ツールを使用せずに独自の請求書フォーマットを作成できます。請求書印刷プログラム(R48504)を実行すると、米国公共事業1035請求書印刷(R52G507)プログラムが呼び出され、設定したフォーマットを使用してJD Edwards EnterpriseOne詳細契約請求契約の請求書が印刷されます。R52G507プログラムを使用して印刷する請求書は、米国連邦政府で要求される標準フォーム1035として使用できますが、商業契約にも使用できます。
「詳細契約請求契約の請求書印刷スタイルの設定」を参照してください。
請求書履歴の処理
売掛仕訳を作成すると、請求処理を完了したワークファイル取引が請求ワークファイル履歴テーブル(F4812H)に移動されます。契約状況照会の処理(P52200)および契約請求書の履歴照会(P52250)プログラムを使用して、請求処理のこの段階で請求書を検討します。P52200プログラムを使用して詳細契約請求契約の請求書履歴を検討すると、資金調達レベルおよび請求書レベルの合計行が追加で表示されます。P52250プログラムを使用すると、指定した請求書レベルのすべての資金調達レベルの「予定値」フィールドの金額が累計されます。